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普通の病死等の場合、心臓が止まってから何時間経てば完全に脳が働かなくなるでしょうか?

前に聞いたことあるのは、24時間経ったら完全に脳の働きは無くなってると聞きました。
間違いないんでしょうか?
人によってとか、年齢とか、死因によって違うとかはないのでしょうか?

死後の火葬にされるときが恐いので質問しました。

A 回答 (5件)

こんにちは!



>『心臓が止まってから何時間で脳は・・・・・?』
>普通の病死等の場合、心臓が止まってから何時間経てば
>完全に脳が働かなくなるでしょうか?

『脳』と一言で言っても、『脳』を形態別に分けると
『脳幹』・『小脳』・『側頭葉』・『後脳葉』・『前頭葉』・『頭頂葉』の
六つに分割する事ができます。
それぞれに機能が分担されており、ご質問に関連する部位は後述します。

>前に聞いたことあるのは、24時間経ったら
>完全に脳の働きは無くなってると聞きました。
>間違いないんでしょうか?
>人によってとか、年齢とか、死因によって違うとかはないのでしょうか?

脳機能の完全停止に「24時間」との主張には特に合理的理由は考えられません。
根拠は後述します。

しかし死に関し「24時間」との話には、関連する法があります。
『墓地、埋葬等に関する法律』
(昭和二十三年五月三十一日法律第四十八号)
第二章 埋葬、火葬及び改葬
第三条  埋葬又は火葬は、“他の法令に別段の定があるものを除く”外
死亡又は死産後二十四時間を経過した後でなければ
これを行つてはならない。但し妊娠七箇月に満たない死産のときはこの限りでない。

このように日本では死亡後の24時間は
埋葬や火葬が法によって禁じられています。
その正確な理由は知りませんが推察すると
死者の死因に後で疑義が発生した場合に
証拠である遺体が無くなっていれば、
行政・警察に拠る遺体解剖が不可能となり後の死因調査が困難になります。

ゆえに『病死変死に限らず医師による解剖』が行われていれば
第三条の“埋葬又は火葬は、他の法令に別段の定があるものを除く”との
除外規定によって「法医学的所見が残る解剖」が済み次第
「埋葬や火葬を行う事ができる」のです。

(注意)以下の文は、回答者個人の認識とご理解ください。
この法が作られた当時の為政者が
本来の法の目的である「違法な死を迎えた死者を刑法で守る手段の一つ」として
日本の宗教的観念「遺族が死者と別れの為の寝食を過ごす」と絡めて得られたのが
すなわち法治目的の最低許容時間が、一日の24時間だったとも考えられます。

ちなみに、
三世紀の日本の状況を伝えている中国の史書『魏志和人伝』には
「倭人(日本人)は人が死ぬと十日あまり遺体を安置し
肉食をつつしんで喪主はその前で哭き
他の者は集まって歌舞飲食する。
そして葬送がすむと全員が禊(みそぎ)をして穢(けが)れを祓(はら)う」との
当時の葬送儀式の記述が残されています。

つまり、二千年もの昔のわが国では
「十日の間、遺族は死者と寝食を共に過ごす事で、その死を事実として受け入れていた」事が
この文献から理解されます。

>死後の火葬にされるときが恐いので質問しました。

このご質問の趣旨は、「心臓停止により死亡宣告を受けていても
遺体の脳は実は活動しており、周辺状況を認知している可能性の有無」と言う
「ご質問者さまの恐怖心を払拭する質問内容?」と認識しました。

そこで、「心配は不要だった」とご理解してもらうための
最低限必用な脳・心停止・脳死と関連して話を進めます。

脳機能を簡略に説明します。

人の脳には、大きく分けて下記のように作業が分担されています。
(1)生体維持活動:生命維持機能(心臓などの内臓の制御)
(2)身体活動:骨格筋の制御(手・指・足など全身の筋肉を動かす役割)
(3)精神活動:意識(目覚めている時の心の状態=感情・情緒・理性・記憶などの役割)

『心停止』とは、心臓の鼓動が停止し
全身の各器官に生体維持に絶対的に必用な血液の循環が
単に心臓が停止した状態を言っています。
心停止後の早い時期の救命処置で拍動が再開する可能性があります。

『心臓死』
一般的なこれまでの『死』とは?
「心肺停止と脳幹機能の不可逆的な停止」の三点が確認される事です。

では医師が行う一般的な『死亡宣告』までの流れをお話しますと

(一)【心肺停止】
『自発呼吸の停止確認』と、手首で『脈の有無を確認』し
さらに聴診器で『心臓の鼓動の有無』を重ねて確認します。

(二)【脳幹機能の確認】
心肺停止の確認後、瞼を開いて『瞳孔の散大の有無』を確認します。

以上の『肺の自発呼吸の停止』と『心臓の鼓動停止』
さらに『瞳孔が散大している』この三点の確認後に
医師は「死亡を確認いたしました」と、初めて『死亡宣告』を行います。

では、脳の機能としての(1)生体維持活動と(2)身体活動の説明を試みます。
(3)の精神(感情・情緒・理性)活動は
大雑把に言って脳の『前頭葉』と『側頭葉』が
その機能を分担していると考えられています。

この意識をつかさどる大脳の部位を含め、脳が正常に活動するためには
血液で多量の酸素を脳に間断なく送り続けないと正常に活動できないのです。
そのため、脳に送る血液が何らかの原因で滞ると直ちに意識を失うのです。
つまり、人が人として自己を理解認識する精神活動も当然停止します。

すなわち感情としての恐怖心や理性としての自己認識も消失するという事です。

ここで意識に関連する説明を試みます。

日本の刑法で『死刑』が存在し
実際にこれまでも法に基づき厳粛に執行されています。
その死刑執行方法は
『窒息死』の一つである『絞首刑』と、法で厳密に定められています。
『窒息死』の種類:『縊死:いし』『絞死』『扼死』『溺死』がありますが
絞首刑:縊死のみ説明します。

日本の法律では残酷な刑罰を禁じていますが
「死刑囚が死に至るまで最低限度の苦痛で済む確実な死刑執行方法」として
下記に示す法医学的な理由を根拠に実施されているのです。

絞首刑は、窒息死の中の『縊死:いし』に当たります。

縊死の最大の特徴は、「首をつった瞬間に意識を失う」ことです。
その理由は、心臓から頭に向かう動脈には、総頸動脈と椎骨動脈との二つがあり
首をつった瞬間に、身体落下時の体重が索縄(紐)にかかる事によって
首のまわりに巻いていた紐が、首を強く絞めることになります。
その際に、心臓から頚部を通る二つの動脈の血管を
急激に締め閉じる事になり同時に血流も瞬時に停止します。

そのため「正常に機能する為に酸素を最も必要する大脳」の意識までも
血流停止直後の瞬時に失ってしまうからです。

私も実際にその事を確認するために、現在大分県で開業している歯科医師の友人と
若く探究心旺盛な当時住んでいたアパートの外にあった
鉄骨階段でロープを使って、首吊り体験を実際に試してみました。

その貴重な体験をお話します。

落下と同時に、瞬間的に気を失ってぶら下がってしまいました。
その時の友人の歯科医の説明では
当初冗談と思っていたそうですが
動かずぶら下がったままの私に驚き、直ぐさま私の腰のところを抱きあげ
半信半疑から本当に気を失っているか試すために、睾丸を強く握り締めたが
それでも私がまったく反応しないことから慌ててロープを外し
床に降ろして介抱したそうです。
友人のお陰で貴重な体験をする事ができ、尚且つ現在まで生きています。

その時の意識は、首をつるまでの経緯もはっきり記憶していましたが
首をつった瞬間に、痛みを感じる余裕もなく瞬時に意識を失っていました。
意識が回復した時は
友人が私の横で声をかけ “ほっぺた”を叩いていました。

では脳死の説明に入ります。
(1)の生体維持活動の機能を持つ
『脳幹部が不可逆的な機能停止』の状態になった場合を言います。

脳幹の機能は生物としての重要な生体維持を分担しています。
この機能が働かなくなると、基本的には生命維持はできません。
この機能を補う医療機器の開発で問題提起されたのです。

この脳幹部分が機能した状態で
他の脳の部位が何らかの原因で損傷し機能が停止し
意識の回復が医学的に見込まれないのが『植物状態』と認識しています。

つまり、ご質問の「普通の病死の場合」
その死が医師のもとで確認され、死亡宣告がなされた場合を想定すると
科学的認識をもつ社会人であれば
死者の脳は、既に物理的にも化学的にも
既に機能を完全停止の状態になるわけですから
肉体に付随する生命活動の一つである
「精神活動も当然起こりえない」と理解し認識するのを
「当然の事」として受け入れる。
これが現在を生きる人の常識としての認識であり、良識であると私は信じます。

駄文ご理解いただけたでしょうか?
仕事の合間に何度にも分けて記述しました。
ゆえに文章構成が整っていないと思いますが
回答者のお伝えしたい事が上手く伝わるかと不安です。

最後に『お願い』です。
貴重な時間を割いて回答をしています。
この回答でご質問に対する問題が解消できましたら
速やかにここのルールに従って
「回答への補足」「回答へのお礼」などと共にポイントを付けて
次回の質問でも多くの回答をいただけるように
回答いただいた方々にも感謝を配慮して対処してください。
さらに読後のご意見など感想をいただけるとありがたいですね。

冗長な回答になりました。
誤字脱字などある場合は、機知にてご判断いただきご笑納ください。

なお、ここに記述した個々の用語については
詳細に説明を加える余裕がありません。
今後の知識として関連文献を手に学ばれさらに習得する事を望みます。

なお、回答後の「お礼」「補足」での再質問には、お答えいたしておりません。
ご質問は、再度の新規質問でおねがいします。
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基本的には10分って答えでいいのでしょうが、例外的に長時間持ちこたえる(蘇生できる)ケースがあります。


それは凍死のケースです。
基本的には脳が酸欠になると細胞が死にさらに壊れた細胞から出てきた酵素がまわりの細胞を破壊するという流れで連鎖的に脳の損傷が続き機能が完全に失われますが、低温状態になるとこの酵素の活性が落ち、また細胞の酸素の消費量も落ちるので、数時間後でも蘇生に至る可能性が極めてレアケースですがあります。
ごくごくまれに氷結した湖に転落したり北海道などで凍死したと思われたのに数時間後蘇生するケースがあるのはそのためです。
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この回答へのお礼

なるほどそんなケースもあるんですね。
ご回答ありがとうございました。

お礼日時:2012/01/18 19:06

心停止からどのくらいで…と言う質問ですよね。



心肺停止から、およそ5分で蘇生率は25%に下がります。
その状態から組成しても脳の細胞が一部死んでいるので障害が残ります。
10分経過すると、蘇生率は限りなく0%に近づきます。
この状態から心配蘇生しても、ほぼ100%脳死状態になると言われています。

そんなわけで、よほど特殊な環境でない限り10分と考えてよいと思います。
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この回答へのお礼

10分程度といい話しなら、24時間経ってればまったく心配することはないですね。
ご回答ありがとうございました。

お礼日時:2012/01/18 19:02

普通の病死でも事故死でも自然に心停止となっているならすでに脳死です。



心臓が動いている状態で先に脳のほうが機能停止となり、信号が途切れた30~40分後には心停止となります。ただ、違う場合もあります。

低体温症でショック状態となれば心停止が先になりますし、事故などで胸や腹部を強打すれば呼吸停止が先で意識が無くなり、酸欠で脳機能が停止、のちに心停止となる場合もあります。この場合は蘇生する(出来る)状態でもあるので、緊急時には人工呼吸などで助かる事もありますよ。
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この回答へのお礼

なるほど、脳の働きがなくなることによって、心臓の鼓動が止まるということなんですね。
ご回答ありがとうございました。

お礼日時:2012/01/18 19:00

完全に首を絞められたら1分で死にますよね。


多分、心臓が止まると30秒くらいで脳が死ぬと思います。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございました。

お礼日時:2012/01/18 18:54

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