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ピアノで間奏、前奏、伴奏などを弾く際にボイシングの都合でオープンボイシングとクローズドボイシングが混在するカタチになっても良いのでしょうか?(Fadd9オープンボイシング→Gsusクローズドボイシング....のように)

ベース、旋律全てピアノが担当する場合です。


編曲をする際での質問です。よろしくお願いします。

A 回答 (2件)

>Popsに使用される対位法(疑似対位法?)と真性対位法の違いを詳しく教えていただけたらと思います。



たとえばピアノで言えば、右手&左手に各々ひとつの声部を割り当てることにより、一人で対位法的な演奏ができます。またフルート奏者が二人いれば、一人ずつ各声部を担当することで二声対位法による楽曲を演奏することができます。これに対し、フルート奏者が一人であるのに、対位法的に二声部に聞こえさせるという作曲技法が擬似対位法と呼ばれるものです。単旋律しか演奏できない楽器で、一人二役を演じるのですから、高度な演奏技術が必要です。この技法は、作曲者のロジカルな楽しみであったり、あるいは、一人で複旋律を演奏する面白さや、演奏者のソリストとしての腕前を誇示するために使われたものです。バロック時代には無伴奏独奏曲として結構な数の曲が作られており、中には名曲といわれているものも多いです。
ポップスの場合、単旋律の楽器で二声部を無理に演奏する必要はないので、普通は擬似対位法が用いられることはありません。対位法的な作曲がしたいのであれば、二人の奏者を起用して2パートに書き分けられます。

>(疑似対位法では許されて、真性対位法では禁則になる事があるのか?)
禁則については、擬似対位法は単旋律で動くので、二つの音が同時に鳴ることはなく、連続する平行進行などは起こりようがありません。バイオリンで二本の弦をまとめて鳴らすことはできますが、二本の音が出た時点で、擬似対位法とは言えないことになります。

以下のサイトに詳しい説明があります。

4. メロディの知覚
http://www.human.niigata-u.ac.jp/~psy/miyazaki/P …

この譜面のテレマンのファンタジーの演奏は下記のyoutubeで聞くことができます。

3分29秒からが譜面に紹介されている部分です。

*以前にも書いたかもしれませんが、別途の質問であれば、いったん締め切って新たな質問としてアップされたほうが、多様な人の回答が得られますし、また、同様の疑問を持つ人の検索にも便利なので、今後はそのようにされるほうがよいと思います。
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この回答へのお礼

有り難うございました!

すみません、また新しくたてさせていただきます!

お礼日時:2013/02/24 11:43

>都合でオープンボイシングとクローズドボイシングが混在するカタチになっても良いのでしょうか?


別に問題はありません。
実際の演奏では問題はありませんが、譜面にアレンジとして書き残すのであれば、きちんと声部を整えて書くほうがよいです。つながる2つのコードに共通する音は同じ声部にとどめるという原則を守ると、密集と開離が混在することはありません。
例えば、開離の場合Fadd9を上からソ(ド)ラファドとすると((ド)はドロップされた音)、続くGsusはソ(レ)ソレドにするとトップボイスのソと4thボイスのドは各々同じ声部に保つことができます。続くコードGは4thボイスのドを半音下のシにつなげて解決させます。この場合、終止のGは2ndと3rdがドロップした姿となりますが、これでよいのです。次のフレーズからは再びドロップツーの姿に戻します。
つなげようとする二つのコードの構成音の数が違う場合は省略したり重複させたりして調整します。

この回答への補足

遅くなって申し訳ありません。
毎回、ご回答有り難うございます!とても助かっています。

話がそれていますのですが、対位法についてもお聞きしてよろしいでしょうか?

Popsに使用される対位法(疑似対位法?)と真性対位法の違いを詳しく教えていただけたらと思います。

(疑似対位法では許されて、真性対位法では禁則になる事があるのか?)

よろしくお願いします。

補足日時:2013/02/22 00:07
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