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 韓国の日本語教材の出版社で働いているものです。「電話に出る」という単語なんですが、どうして日本は「電話に出る」という風に表現するのでしょうか?韓国人は「電話を受ける」は理解できるけど、どうして電話なのに「出る」って使うの?と聞かれました。どうして日本は電話に「出る」という単語を使うようになったのか、ご存じの方いらっしゃいますか。

A 回答 (7件)

電話が日本に入ってきたときの経緯は良くわかりませんが、日本語の「出る」には「登場する」の意味があります。


「舞台に出る。」「映画に出る。」などの使い方ですね。
今でも「テレビに出る」とかよく使われます。

きっと電話が珍しかった時代は、電話口に現れる、つまり登場することも舞台に出るくらいの感覚だったのではないでしょうか?そしてその言葉が残り、電話は「出る」ものとして続いているのだと思います。
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この回答へのお礼

あぁ、なるほど。ありがとうございます。

お礼日時:2004/03/18 17:46

私の感覚ですけど



電話を受ける→過去形で「受けた」で使う。
電話に出る→あて側が「電話に出る」
受けるも出るも使いますがニュアンスが違いと思います。
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「出る」にはいろんな意味があります。


その中には、人々が見たり聞いたりするものの中に登場するという意味もあります。
「試合に出る(=出場)」「芝居に出る(=出演)」「新聞に出る(=記事になる)」などですね。
「電話」も、人が「聞く」ものです。だから「出る」を使うようになったのだと思います。

No1さんとほとんど同じような回答になってしまいました。
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こんばんは。

そう言われてみると不思議ですね。

経緯はわかりませんが、日本人が「電話に出る」を使う感覚はわかるような気がします。

私が素人なりに考えたのは、家に相手が来たときと同じ感覚じゃないかなということです。

ピンポーンと家のチャイムが鳴ったら出ますよね。
そのときも「出る」を使うから、電話の場合も「電話を通して相手の前に出る」という意味で「出る」を使っているのではないかと。

つまり、「出る」は「相手の前に出る」ということだと解釈します。例えれば電話を受けた人の受話器が家のドアみたいな感覚です。
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そういわれると不思議に思えますね・・・??



ふと、「となりのトトロ」を思い出しました。
映画の中で、電話をかけに近所の電話を持っている家まで走って行って、折り返しかかってくるのを待つ、というシーンがありました。

あくまで推測ですが・・・
昔は、病院や学校はともかく、田舎では集落に一台位の割合でしか電話が無かったのではないでしょうか?
で、電話を使うには家から出かける必要があったので「電話に出る」と表現されて、そのまま定着してしまった、と考えました。

間に交換手の人をはさんだりして、目的の相手がなかなか「出て」来てくれない・・・用件によっては家まで届けに来てくれる『電報』の方が便利だったんじゃないかとも思います。

そういえば、「電話に出る」じゃないとあの駄洒落は成り立たないですね(^_^;)
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推測ですが…。



まず「出る」とはどういう意味か、ということで、広辞苑第5版をみると、

1.現れる、姿をだす
2.内から外に移る
3.源から起る
4.(東北地方で)出きる

という大分類が書いてあります。つまり東北地方以外では3つの大きな意味があるということになります。

さて、電話の場合ですが、「2.内から外に移る」に見られる

・行き着く。「この道を行けば駅に出る」

が該当するような気がします。
つまり、電話にでるとは、電話機のあるところまで行き着く、ということになるわけです。

みなさんは、今、携帯電話を持っていますから、電話のところまで「わざわざ」行き着くことはないわけです。「携帯している」から。

あと、家庭の中でもコードレスフォンですから、「取りに行く」ことはあっても、一箇所に行き着くことはあまりないわけです。

しかし、電話がはじめて各家庭につくことになったとき、「隣の人宛ての電話がかかってきたから、(隣の人を)呼びに行く」ということがあったのです。

電話をかけられたその人は、(電話のある隣の人に呼ばれて)電話機のある隣家まで行くわけで、つまりまさに「電話に行き着く」というわけですね。

電話機が普及した後も、コードレスフォンが出る前までは、電話というのは一家に一台、その電話のある一箇所にいったわけですから、電話に行き着かなくちゃ電話を受けることができない、という状況でした。

ということなのではないでしょうか?

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あと、別の解釈として、「出る」を「1.現れる、姿をだす」の一種、

・出席する。出場する。出勤する。出演する。「会議に出る」「テレビに出る」

ということもできます。
つまり、「相手の電話に登場する」、「相手との通話に参加する」という意味合いで「出る」を使っているのでは、ということです。

これは、新明解国語辞典第5版での用例をみるといいのですが、

庭に―
私などが―幕じゃない
会に―〔=出席する〕
会社に―〔=出勤する〕
テレビに―〔=出演する〕
選挙に―〔=立候補する〕

ということがあるところからも、想像できます。

たとえば、「ちょっと、あんた、電話に出なさいよ」と、田舎のばあちゃんと話している母親に呼ばれたこと、ありませんか?
この場合はあきらかに「ばあちゃんとの通話に参加せよ」という意味ですよね?

--------
いずれにしても、「出る」のは「自分」であって、どこにでるか、どこに到達するかというと、「電話機」であり「通話に参加する」わけですね。
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 電話機(細かくはその呼び出し音やベル)が鳴ると、A君が電話に出ようとします。

これにはまずその鳴っている電話機の受送話器をフックから外します。これは「電話を取る」でしょう。
 次ぎに「申し申し」「モシモシ」とこちらが先様に対し受けたという合図や言葉を返します。この「電話を受ける」ことも合わせて「電話に出る」ことになります。
 ここで更に、先様が望む話し相手が今「受けた」当人(=A)ではない場合は、「Bと代わります」と告げてから、「Bさん電話です」と呼び出します。代わった当の誰々が今度も改めてまた「電話に出る」ことになります。
 このように電話機としての電話は「取る」そして「受ける」でよいのでしょうが、会話をするというこちら側の能動性も加味すると「受ける」では一方的な意味合いが勝ってしまうので、敢えてここは「電話に出る」と表現することで、電話機に関わる一連の行為と、その後の会話・応接という話をする行為の、両方を一括して「電話に出る」という重宝な表現で済ませるという事ではないでしょうか。
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