「心理学」のカテゴリーで聞くべき質問かどうかはわかりませんが。
怖い話とか心霊とか大好きなんですよ。もちろん信じてもいます。
「あんなのデタラメだ」って否定する人たちのなかには「自分の目に見えるものしか信じない」って人もいますよね?
でも、そんな人でも「幽霊と同じく、人間の「心」も目には見えない。だから人間には「心」なんて存在しない。そんなものは妄想だ。」って主張する人など聞いたことないです。
実際、心は目には見えません。見えないけど誰も存在を否定はしません。
「心霊写真?ああ、あれは二重露出で再現できるよ。ハイ論破。」と言うなら
「悲しい時に流す涙?ああ、あれは目薬で再現できるよ。ハイ論破。」とも言えるはずなのに、なぜだかそうはなりません。
これは心の存在を誰も疑ってないからだと思います。
実際、心の存在って科学的に証明されてるんですかね?
それともかつてのエーテルのように「あるものとして考える」ってことがベースなのでしょうかね?
No.3
- 回答日時:
鏡をのぞきこんだ場合、自分の顔が見えますが、鏡(の枠)を意識するかしないかで顔の実在性が大きく変化します。
鏡(の枠を)意識することが、いわゆる科学的に、ということに相当するように思います。No.4ベストアンサー
- 回答日時:
たとえば「楽しい」とか「悲しい」などを感じることは、人間は誰でも出来ます。
脳波のお話が出ていますが、楽しいと感じたときの脳波、悲しいと感じたときの脳波など、それぞれを解析することは出来ます。
もちろん今の技術的に完全にとは行きませんが、一応理論的には可能です。
また、一般に「心」と呼ばれるものを司るのは、脳の前頭前野と呼ばれる場所であることはわかっています。
前頭前野を事故のケガや手術によって損傷するなどすると、一般に「心」と呼ばれるものが失われたようになることからわかってきたことです。
脳の機能は、事故などの損傷や、昔の誤った認識による脳手術などで、行動がどう変わったかなどの統計を取ってわかってきたことが多大にあります。
そうして大体の機能がこの辺りにあるらしいとわかった後で、機械を使って脳血流や脳波を測り実証する、という感じです。
ですが、脳というのはあまりに複雑かつ不明なことが多すぎるのも事実。
わかっていないことの方が断然多いです。
心の働きも然り。完全にはわかっていませんから「科学的に~」といってもたかが知れているわけです。
それでも誰も信じて疑わないのは、実際に自分が感じているから。
例えば幽霊は、実際にいるかいないかは別として、普通の人は見ることは出来ません。
ですが一部の人は見たり感じたりできるわけです(本当かどうかはとりあえず置いておきます)。
しかし見ることが出来る人は極少数、見られない一般人が大多数を占めているので、「幽霊なんているわけないだろ」「本当にいるの?」となるわけです。
実際にどうやっても幽霊を見たりできないからこそ、疑うわけですね。
あとは、死んで物理的にいないはずの人がいて動くとか変な力を使うとか、生物学や物理学的にどうやっても説明できないというのもあるでしょう。
ですが、もし誰もが見られるのであれば、否定もせず、五感や感情と同じように当たり前のことと捉えるでしょう。
そしてそれを解明するために1つ学問が出来ているかもしれませんね。
ちなみにですが、個人的な見解では、一部の人はどこぞの脳機能が活発だから霊と呼ばれるものが見られるが、脳なんてまだまだわかっていないことが多く、さらに実験や実証等も困難ゆえに全く手付かずの脳科学の分野と思っています。
ご回答、ありがとうございました。
自分でもなにが疑問なのかはっきりしないためボンヤリとした質問になってしまいましたが、私が知りたいこと感じていることを的確に読み取り、分かりやすい解説をして頂きました。
私が知りたい答えそのものでしたので、こちらをベストアンサーとさせて頂きます。
No.5
- 回答日時:
心とは何か、ってとこから始めるのが必要ですね。
存在するかどうかを問う前に、何を我々は心と呼んでいるのかを。
私は生物・人間機械論が好きなので、そのような観点から心というものを解釈すると、心というのは身体制御プログラムのうち、各制御プログラムを統括するモニタリング機能で、生存上特に必要なものをモニタリングする上位プログラムのこと、ってイメージですね。ウィンドウズでいうステータス機能のような、メモリ使用量やCPU負荷や動作中のプログラムを示してるやつですね。
生物や人間の場合、意識に上らないが重要な制御をしてる機能があって、例えば走ったりするとき心拍数を上げるとか、糖分を筋肉に供給してあげるとか、体のバランスを把握してバランス中枢に報告したりとか、ただ走るだけでもそのために必要な動作を指示するプログラムが起動してるんですよね。これらが破壊や損傷を受けると、走ることができなくなる。ただこういう細かいプログラムは意識には上がってこない。一々必要ないからですね。生物の生存上、行動決定の判断に必要のないデータは見ない、と考えることができると思います。
それに対して、天敵がどこにいるか、あるいは獲物がどこにいるかなどランダムな動きをする外部環境の存在は生存上重要ですね。自分がコントロールできない部分だからでしょうか。また生存上もこれらランダムな存在を捉えないと、淘汰を受けて存在し続けれません。
これらを踏まえて、上記のような機械論的な心の定義、理解を自分はしています。このような見方から心が存在するかというのはどう解釈できるかというと、実在物・実体としての心は存在はしないでしょうね。あるのはプログラムであって、いわば自然がつくった知的財産の一種となりますかね。ウィンドウズにもスリープってありますよね、動かすとすぐ起動する機能。人間にも睡眠がありますが、意識はなくなるが他の生命維持プログラムはずっと休まず動いてるっていうのと同じですね。すぐ動作できるように画面が落ちてるだけで、変化を感知すれば起動するっていうスリープ機能はまさに睡眠。脳はマザーボードやハードディスクってとこでしょうか。心はその中にある特殊なプログラム。
まぁだからこの解釈に立った心の存在を証明するってのは至難ですね。脳神経がコンピュータと違って、どんな演算処理方法をとってるのかもわかってないでしょうしね。脳神経系の処理方式が解明されて、この解釈での心プログラムの場所(フォルダ)が特定されて、それを失ったらどんな意識障害、機能障害が生じるかを実験検証できれば、この意味解釈での心の存在が科学的に解明されたといわれるかもしれないですね。そしたら、そのような神経系を移植などして心を回復させることができるかもしれないですね。大体こんな仮定のもと、解明が進んでいくんじゃないでしょうか。このような段階に至るまでは科学的に証明はされず、仮定や仮説のままってとこだと個人的には思ってます。
ご回答、ありがとうございました。
難しい単語が多かったですが、分かりやすく説明して頂き、ありがとうございました。
人間の機能をPCの機能に例えるなど、興味深く読ませて頂きました。
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