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お世話になります。

脳はブドウ糖をエネルギーとしていて、カロリーが少なくなると筋肉のたんぱく質からブドウ糖を作ると知りました。

炭水化物を食べるとブドウ糖になって余分にあると体脂肪になるということですが、体脂肪からはブドウ糖にはならないのでしょうか?

つまり、ダイエットをしていてカロリー不足だと脳はブドウ糖を確保するために体脂肪を使わずに筋肉を使うのでしょうか?

そうなると、いったん体脂肪になってしまうと脂肪を直接燃焼させるような有酸素運動しか脂肪は減らせないのでしょうか?

だんだん知識が混乱してきました。

そのあたりのことを教えてください。

A 回答 (3件)

簡単に分かりやすく書きます。



脳のエネルギー源は、原則としてはグルコース(ブドウ糖)のみです。
まあ、例外はいくつかありますけど・・・。

次に、脂肪(中性脂肪など)は余剰なエネルギーを保管する手段の一つです。
これは、それになると、その状態でそのまま体が使うことは出来ず、保存用の容器にある程度に何にでも使える形の原料をフリーズドライのような処理をして、保管していると思ってください。

そして、カロリーについてですが、カロリーとは1gの水の温度を1度あげるための熱量のことです。
カロリーが少なくなるから、筋肉から糖を生成するのではなく、糖が慢性的に不足すれば、それを補うために、最も簡単に取り出せる場所の保管庫から、糖質を取り出します。一般には、肝臓などの内臓に蓄えられているグリコーゲンと呼ばれる糖の保管物質(多糖)を使いグルコースを生成します。

それでも足りなければ、次は・・・といった順番で使っていきます。


その前提で答えます。

Q/炭水化物を食べるとブドウ糖になって余分にあると体脂肪になるということですが、体脂肪からはブドウ糖にはならないのでしょうか?ダイエットをしていてカロリー不足だと脳はブドウ糖を確保するために体脂肪を使わずに筋肉を使うのでしょうか?


A/中性脂肪からなら、グルコースへの変化もある程度できます。ただし、それをそのまま使うことはできません。また、グルコースにする過程で、別分解される脂肪酸が出てくるため、それは筋肉で代謝燃焼させる必要があります。

それに対して、一般に内臓などに貯蓄されるグリコーゲンは、他の生成物が少なく、少ないエネルギーで合成できるため、先に消費される傾向があります。

尚、筋肉まで使われ始めるのは、内臓や皮下などにあるグリコーゲンが枯渇してからです。
その状態になると、明らかな飢餓症状が見られます。

そして次の回答です。

Q/いったん体脂肪になってしまうと脂肪を直接燃焼させるような有酸素運動しか脂肪は減らせないのでしょうか?

A/脂肪は基本的に、原油のようなものです。

原油とは、ガソリンや灯油などの元となる燃料の源ですが、これを精油所で処理し、いくつかの行程で分離することで、あるものをガソリンに、あるものを灯油に、あるものを重油に、あるものを軽油にといった形で分けていきます。
しかし、それには分けるための装置が必要であり、その装置を動かすのに、一定のエネルギーと熱量を必要とします。

その一番効率的な手段が、筋肉で副産物を燃焼させつつ、それぞれの必要物質を取り出す手法です。体脂肪(中性脂肪)からは、タンパク質は取り出すことができません。しかし、少量の糖質は生成できます。それを使うには、大半の脂肪酸を筋肉で燃焼させる必要があります。

だから、有酸素による継続的な運動が最もダイエットに必要な方法となります。


混乱するほどの問題ではありません。元々、脂肪は筋肉で代謝により消費するものです。
それに対して、脳は炭水化物の糖質を使って、最も効率的に活動できます。
筋肉の生成は基本的には、タンパク質以外では行えません。

そういうものなのです。
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この回答へのお礼

とても分かりやすく説明してくださり本当に感謝です。
かなりイメージが出来ました。
ありがとうございました。

お礼日時:2013/10/15 01:06

>脳はブドウ糖をエネルギーとしていて、カロリーが少なくなると筋肉のたんぱく質からブドウ糖を作ると知りました。



 糖新生ですね。その通りです。糖質(炭水化物)の過度な制限を長く続けると、筋肉量が減って筋力不足を招き、階段を上るのにも苦労する、何でもないところで転倒するといったことが起こってきます。

>炭水化物を食べるとブドウ糖になって余分にあると体脂肪になるということですが、体脂肪からはブドウ糖にはならないのでしょうか?

 体脂肪からブドウ糖は作れません。ブドウ糖の代りにできるケトン体という酸性物質は作れて、炭水化物が不足し、糖新生でも間に合わなくなると(たいてい間に合わない)、ケトン体を大量に作り始めます。糖質の過度な制限でダイエット臭と呼ばれる体臭がするようになりますが、それがケトン体の臭いです。

 腎機能が正常ならケトン体による血液の酸性化起こりませんが、腎機能がある程度以上に低下していいるとケトン体による酸毒症を起こすことがあります。非常に危険な状態となります。

>つまり、ダイエットをしていてカロリー不足だと脳はブドウ糖を確保するために体脂肪を使わずに筋肉を使うのでしょうか?

 以上で説明したように、筋肉を消費してブドウ糖を作り、さらに体脂肪を分解してブドウ糖の代用になるケトン体を作ります。

>そうなると、いったん体脂肪になってしまうと脂肪を直接燃焼させるような有酸素運動しか脂肪は減らせないのでしょうか?

 有酸素運動をしなければならないということはありません。エネルギーは安静に横になっていても消費します。基礎代謝ですね。

 糖質が不足していないとして、安静時では糖質と体脂肪の消費割合は「1:2」くらいで、歩行~ジョギング程度では「1:1」の消費になります。身体活動の強度が上がるほど、エネルギー消費に糖質の占める割合が多くなっていきます。

 ただし、ある強度までは(次第に息が切れ、辛くなって長くは続けられない強度、無酸素運動的になるまで)、エネルギー消費の総量が増えるため、効率が下がっても体脂肪の消費量は増えて行きます。ある強度を超えると、運動中に着目すれば、体脂肪を使う総量が減ってきます。

 すると、ある強度以下のほうがいいのか、ということになりますが、そうでもありません。無酸素運動は、運動後に長い時間、代謝が亢進します。そのときは、身体活動の強度は低いですから、代謝の向上分は体脂肪が大いに消費されます。

 また、強度の高い運動ほど、減量していく過程で筋肉が失われにくくなります(タンパク質摂取が充分ある場合のみ)。筋肉は使われる負荷が高いほど、温存される性質があるのです(逆に使われなければ栄養過多でも細る)。
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この回答へのお礼

分かりやすくて理解がすすみました。
とても上手なご説明をありがとうございました。

お礼日時:2013/10/15 01:10

脳のエネルギーはブトウ糖ですが、脳にはブトウ糖を貯蔵をする場所がなく、肝臓に貯蔵されています。

肝臓は脳のエネルギーを13時間分貯蔵できます。肝臓のエネルギーが残り少なくなると、肝臓は血液中のアミノ酸2gからブトウ糖1gを作り、血糖を維持します。脳に供給します。このことを糖新生といいます。 糖新生は、脳のエネルギーの確保するためのものです。
http://hp.vector.co.jp/authors/VA002384/rosenwip …

糖新生によって筋肉が失われるのは、炭水化物抜きのダイエットをしたときだけです。
1日に144gの炭水化物を摂ると、糖新生が行われず、筋肉が失われることはありません。
また、糖新生は、最初は血液中のアミノ酸からブトウ糖が合成されます。
ところが、炭水化物抜きダイエットのように、炭水化物の不足が長く続くような場合には、血液中のアミノ酸がなくなってしまします。
そうなるど、身体が筋肉をアミノ酸に分解して血液中に放出し、肝臓がブトウ糖に合成します。
http://www6.plala.or.jp/yamaski/manual/genesis.htm

1日の摂取糖質を20g以下にしていても、筋肉量は落ちません
http://ktkky.blog94.fc2.com/blog-entry-645.html
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この回答へのお礼

糖新生というのはよく分かりました。
添付のページも拝見しました。
少し別な混乱が出ましたが、なんとか糖新生がイメージできました。
脂肪については別の質問をさせていただきたく思います。
ありがとうございました。

お礼日時:2013/10/15 01:13

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