プロが教える店舗&オフィスのセキュリティ対策術

上司に勧められたのが発端ですが、

私も少し発達障害を疑っているのと、単にIQが知りたいというのがあり、

WAIS-IIIを受けることにしました。(特に○○症候群等のカテゴライズは必要としていません。)

自分でも調べてみたのですが、ちゃんと書面で結果報告をくれるカウンセリングルームがあったり、口頭だけの医師がいたりと、目的により受診する場所も重要なのかなと思いました。

近くのメンタルクリニックか、近隣県のカウンセリングルームで受診しようと思うのですが、

(1)通常は「臨床心理士」と1対1だと思うのですが、カウンセリングルームは心理学修士、心理学博士の時もあると。ちゃんと書面で書いてくれるそうですが、WAIS-IIIの信用度(正確性)は変わらないのでしょうか?

(2)仮にメンタルクリニックを受診して口頭だけの時は、カウンセリングルームで再度受診しようと思っていますが、そもそも問題内容は同じなのでしょうか?(同じなら、受ける意味がないような・・・。)

優しい方教えて下さいm(_ _)m

A 回答 (1件)

臨床心理士です。



単にIQが知りたいという理由ですと、WAIS-IIIを実施してもらえる機関はあまりないかも知れません。
というのは、興味本位と誤解され、断られる(私ならば、お断りすると思います)可能性が高いからです。
発達障害を疑っていらっしゃるということであれば、カウンセリングルームなど臨床心理士だけがいるところよりも、精神科などの医療機関を受診されることをお勧めします。

というのは、「(医学的)診断」は医師にしかできないからです。
また、診断に際しては、WAIS-IIIなどの心理検査の結果ももちいられますが、心理検査の結果だけでは、発達障害の診断はできません。
発達障害の診断は、生育歴を踏まえた上で、心理・行動上の特徴に基づいて行われるもので、心理検査は、あくまでも診断の際の参考資料あるいは、補助データという位置づけになります。

ただし、受診する際に、その医療機関で、「大人の発達障害の診療、診断が可能であるか」をあらかじめご確認ください。

また、心療内科を標榜しているところは、精神科専門医が開業している場合と、心療内科専門医が開業しているところとがありますので、ご注意ください。
「心療内科」は、身体疾患(主に内科的疾患ですが)でその発症や、増悪に心理的要因が大きく関わっている病気(心身症)を扱うのが、本来の趣旨だからです。
そして、発達障害は、もともと心療内科の専門の範囲外です。

WAIS-IIIなどの心理検査の結果は、基本的には書面にした上で、口頭で説明してくれる医療機関が多いとは思いますが、受検前に確認なさるのが、無難だと思います。
書面には、検査結果などの基本的な情報が書かれているのは普通ですが、それ以上の解釈や説明については、それぞれの医療機関や、担当する心理士の考え、力量で内容が異なるかも知れません。
もしお知りになりたいことや、日常生活及び仕事の上で困っていらっしゃることに関連したことが書かれていない、あるいは、説明されないということでしたら、主治医または心理士にお聞きになってください。
前もって、質問や、相談したいことがら、お困りのことなどを箇条書きで構いませんので、メモにして渡しておくというのも、一つの方法でしょう。

精神科専門の医師であっても、WAIS-IIIの詳細な解釈まで、よくご存じという先生は少ない現状です。
したがって、できれば、検査を担当した心理士に直接説明してもらった方が、詳しく、正確な所見を知ることができると思います。

臨床心理士の資格は、大学院修士課程(博士前期課程)修了でないと受験できませんので、基本的には修士号取得者です(ただし、資格認定初期には、修士修了でなくとも認定された方があります)。
「資格」は、どれも同じで、「最低条件をクリアしたことの証明」に過ぎませんので、臨床心理士の場合も、ある程度の期間にわたって経験を積み、熟練した心理士に心理検査を実施してもらった方が、アセスメントや、検査所見の解釈という点では、信頼性、妥当性はやや高いかも知れません。
しかし、検査には、マニュアルが定められ、それにしたがって実施されますから、IQなどの結果については、よほどの新米の心理士でなければ、客観的で、妥当な結果は得られるはずです。

ちなみに心理検査は、専用の検査室で、心理士と一対一で、個別に実施されます。

なお、博士号は、心理学博士に限らず、その分野で、「学問的な研究を独力で進めていける基礎条件クリアしたことの証明」という位置づけになっていますので、心理士としての技量などとは関係はありません。

最後のご質問については、WAIS-IIIなどの心理検査の問題、課題は同一といいますか、一定のものが定められ、決められた手順にしたがって実施されますので、「説明が口頭だけだったから」という理由で、短期間のうちに別の期間で再度受験する意味はありません。
むしろ、「学習効果」が現れ、正確な結果(2度目の受検において)が得られなくなりますからおやめください。
最初に受診されたところで、納得のいくまで説明を求められることが、ベストの選択です。
もし万一、きちんとした説明が得られないということでしたら、IQ値、群指数など、少なくとも数値的結果が記された「報告書」をもらって、発達障害者支援センターなど公的機関へ相談される方がよろしいかと思います。

以上、ご参考まで。
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この回答へのお礼

臨床心理士様ありがとうございますm(_ _)m

確かに、ここまで誠実にお答えいただける心理士様がいるのに、興味本位というのは失礼な話だと感じました。

ただ、やはり周りからもよく言われ、私自身もうすうすバランスが悪いことに気づいているので、1度思い切って精神科にいってみて、はっきりさせてこようと思います。

発達障害で生きづらいのか、他の理由で生きづらいのか確かめて、それなりに前向きに対応していきたいと決心できました。

本当に私の人生を1歩前進させて頂き、ありがとうございましたm(_ _)m

お礼日時:2013/12/04 16:58

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