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 今日では多くの旅客機の操縦系統がコンピュータで管理され(操縦かん及びペダル操作が一度コンピュータに入力され、その都度コンピュータが機体を動かす機種もある)、自動操縦も進化し続けているようです(これは旅客機のみならず、多くの航空機に言えることであるが)。
 けれどもそれは外部から操縦系統にサイバー攻撃され、乗っ取られる危険性も秘めていると私は感じています(極端な話、旅客機の操作系統が外部から乗っ取られてパイロットの操作が効かなくなり、ビルなどに突っ込まれる可能性もある)が、実際にこのようなことはおこりうるのでしょうか?

(話はそれるが、プリウス等のコンピュータに侵入して暴走させることに成功した事例もあるらしい)

A 回答 (2件)

>外部から操縦系統にサイバー攻撃され、乗っ取られる危険性も秘めていると私は感じています



その操縦系統が外部から無線通信によって制御されうるなら可能でしょうけど、各種制御システムを全て矛盾無く乗っ取れるかどうかと考えると懐疑的です。

精々できるのは、ACARSに偽情報を出力させるとか、SATCOMを妨害するとかそんなもんで、独立しているEICASやADIは乗っ取れませんし、ILSやFMC、ADC、IRS、FCU、HSIも乗っ取れません。

情報に矛盾が出ればADCは多数決で正解を決めてしまいますし、それ以上の矛盾が出ればATやAPが外れます。ATやAPが外れれば、手動操縦するだけです。

乗っ取るという観点ではなく、CPやFOの目を奪うという行為、例えば高度や速度の情報を混乱させれば高い確率で墜落がまっているでしょうが、それは複数系統ある電波高度計やピトーの破壊を意味しますので、リモートからというよりは離陸前の状態で検出されない手法で手を加えなければ無理です。

>今日では多くの旅客機の操縦系統がコンピュータで管理され(操縦かん及びペダル操作が一度コンピュータに入力され、その都度コンピュータが機体を動かす機種もある)、自動操縦も進化し続けているようです(これは旅客機のみならず、多くの航空機に言えることであるが)。

そりゃそうです。旅客機の範疇において人力飛行機はYS11が最後と言っても過言ではありません。大抵は可動部を油圧で動かしますが、その伝達は電線による電気信号、もしくは光ケーブルによって行われますし、機体の損傷を抑えるために過大な入力情報をそのまま伝えるのではなく、現在の姿勢と限界を考慮した範囲内に収まるように制御されます。
しかしながら、制御方法に因らずその入力は外部から行えるようにはなっていないので、人力だろうが油圧だろうが、電線だろうが光ファイバだろうが乗っ取ることはできません。
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>外部から操縦系統にサイバー攻撃され、乗っ取られる危険性


飛行機の操作プログラムが書き換えられれば、支障をきたす事に繋がります。しかしながら、航空機の操作支援プログラムはその機種に有ったものがテストされ、搭載されており、搭載された後ではコンピューターとして外部との情報交換はなされません(スタンドアローン)。
ですから、出発前の点検で問題ないものは、飛行中にサイバー攻撃でプログラムが書き換わる事は有りませんので、安全だと考えます。

当然ながら、全てのコンピューターは操縦支援であり、異常をきたした場合はすべて手動に切り替えられますので、パイロットの操作が効かなくなる事は有りません。

>(話はそれるが、プリウス等のコンピュータに侵入して暴走させることに成功した事例もあるらしい)
このケースでは地上(車内からPCで車のコンピューターにアクセス)及びWiFiを経由してのハッキングのようですから、飛行機内から飛行機のコンピュータにアクセスとコントロールは、同じレベルで発生しないでしょう。
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