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大変知識不足で申し訳ないのですが、調べて見つけることが出来なかったので、こちらで質問させていただきます。

くるみ割り人形全曲版での抜粋をオーケストラで演奏する場合はハープは2台必要なのでしょうか?
花のワルツは1台での演奏が可能だということですが、その曲以外の例えば、パドドゥ等はやはりハープは2台でないと演奏に支障が出るのでしょうか?

A 回答 (1件)

全曲版のオーケストラ・スコアに目を通してみました。

ハープが2台無いと支障が出るのは以下の曲です。

第1幕・第8番「情景・冬の松林」
第1幕・第9番「雪片のワルツ」
第2幕・第10番「情景・魔法の城」
第2幕・第11番「情景・クララと王子くるみ割り人形の登場」
第2幕・第14番「パ・ド・ドゥ」
第2幕・第15番「終幕のワルツとアポテオーズ」

最初の第8番以外は、もしハープ奏者の演奏技術が高く、なおかつ、そばに作曲の専門知識を有する人がいる場合は、なんとか1台で格好を付けられるようにアレンジすることが不可能というわけではありませんが、非常にプロフェッショナルな仕事になりますし、演奏効果としても決して推奨できることではありません。
第1幕・第8番は2台無いと演奏不可能です。もし質問者さん御自身がハープを弾かれるのでしたら御存じと思いますが、ハープは1オクターヴ内に弦が7本しかなく、半音の変化はペダルでやります。この曲では、半音的に変化する和音のアルペッジョを第1ハープと第2ハープが交互に演奏するようになっています。これを一人で演奏しようとすると、ペダルの踏み替えが多くなりすぎてしまうので不可能です(この部分の楽譜を画像で出します)。
そのほかの曲ですが、アルペッジョの音型で第1ハープと第2ハープがそれぞれ別の音を弾く個所が非常に多いです。どちらか一方を省略したり、交互に演奏するパッセージを一人で弾いたりすることで何とかなる部分も少しはありますが、全体的には非常に困難です。
「パ・ド・ドゥ」に関しては、ほかの曲と比べると、まだ1台で弾けるようにアレンジしやすいですが、できる人がいるでしょうか。この曲の冒頭では、第1ハープがゆったりとしたアルペッジョを弾き続け、第2ハープはそれとダブるように、各拍ごとにアルペッジョを弾くようになっているので、第2ハープを省略してしまうと響きが寂しくなります。一人でもある程度かっこうがつくようなアレンジは可能ですが、演奏は少し難しくなります。御希望であれば、2~3小節のアレンジ例を画像で送ることは可能です。
全曲版のスコアは、下のサイトで見ることができます。もしこれらの曲を演奏される場合は、やはりハープ2台をそろえるのが必須だと思います。

http://imslp.org/wiki/The_Nutcracker_(ballet),_O …
「くるみ割り人形のハープについて」の回答画像1
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