初めまして。
私はハンドメイド作家として収入があり、
今年の2月に開業届を提出して、個人事業主となりました。
そこで、日々会計ソフトを使用して帳簿をつけているのですが、
わからない部分があるので、ご質問させていただきます。
私が帳簿につける売上金額は、店舗から振り込まれる金額(売上から委託手数料と販売手数料を引いたもの)にしてはいけないのでしょうか?
例えば、1万円の商品が売れて、委託料が50%の場合は、
売上1万-(委託手数料5千+振込手数料315円)=4685
私の売上 5000円
経費 振込手数料315
としてはいけないのでしょうか?
売上を1万円にしないといけないのでしょうか?
なお、お店からの支払い方法は必ず銀行振込。
委託手数料は、売れた商品の値段に対してのみ、50%かかります。
売る商品の値段は、私が決めています。
会計や簿記の知識が少なく、気になったので教えてください。
No.4ベストアンサー
- 回答日時:
10-1-12 委託販売その他業務代行等(以下10-1-12において「委託販売等」という。
)に係る資産の譲渡等を行った場合の取扱いは、次による。(平23課消1-35により改正)(1) 委託販売等に係る委託者については、受託者が委託商品を譲渡等したことに伴い収受した又は収受すべき金額が委託者における資産の譲渡等の金額となるのであるが、その課税期間中に行った委託販売等の全てについて、当該資産の譲渡等の金額から当該受託者に支払う委託販売手数料を控除した残額を委託者における資産の譲渡等の金額としているときは、これを認める。
上記が通達ですから、これを分かりやすく読み替えます。
AとBに分かれますが、ご質問者の場合にはBは無視します。
A委託者については、受託者が委託商品を販売し受理した金額が委託者における資産の譲渡の金額となる。
Bその課税期間中に行った委託販売等の全てについて、当該資産の譲渡等の金額から当該受託者に支払う委託販売手数料を控除した残額を委託者における資産の譲渡等の金額としているときは、これを認める。
すると「委託販売し受理した額が譲渡の金額」となる、となります。
つまり、実際に通帳に入金された額が売り上げになると言う話です。
4,685円が「売上額」です。
ここで、5,000円を売り上げにして、相手が振込手数料として控除してる額315円を売上値引きとする経理も間違いではないです。1万円を売り上げにして5千円を支払手数料とし、315円を売り上げ値引きにする経理も間違いではないです。
ここで消費税について考える必要があります。
課税売り上げが1千万円をこえると、消費税課税事業者になるので、商売をされてる人は、売上金額が1戦万円を超えるか超えないかで「消費税申告書を提出すべき者」になるかならないかの境目になるわけですから、このあたりの知識もいるわけです。
そこで「売上金額をなるべく少なくする」方法を考えるわけです。
売上金額を少なくするってのは「売上をごまかす」という脱税ではありません。
売上を1万円として、手数料を5千円払う経理をするか、売上を5千円とする経理をするか、という選択です。
委託販売の場合には、相手に支払う委託販売手数料を引いた数字で「売上金額にしてもいいよ」と通達されてるので、「じゃ売上額が少ない方が有利だ」として選択できるのです。
「お国のために、少しでも役立ちたいので、私は積極的に課税事業者になろうと思う。売上金額を1万円として計上する方法だと、年間課税売り上げが1千万円を超えるので、そういう経理をする」という選択も「それはそれで良い」わけです。
振込手数料についてのお話。
実は、相手がその金額を実際に振込手数料として金融機関に支払ってるかどうかの確認はしないはずです。
仮に「実は、インターネット支店からの振込だから、無料で振込できてる」ような場合でも、振込手数料は324円として、これを控除して振り込むこともあり得ます。
相手がずるしてるとか、そういう事を突っ込みたいのではありません。
少なくとも「お金の振り込みを受けた者」は実際の振込手数料がいくらかは「わからん」という話です。
そこで実際にいくらかかってるかわからない額を「控除」されて振込された場合には、控除された金額をあえて「振込額が足りません」と請求をしないわけですから、売上金額からおまけしたと考えるのです。
売上値引きで経理してもよし、とにかく「入金額が売上金額であります」と処理しても良いです。
酷く会計的に細かく難しいことを言い出す専門家は「売上値引はおかしい(※)」あるいは「振込手数料とするのはおかしい」とどちらの立場をも「変ではないか」と言い出します。
この辺りは専門家の主義主張がぶつかるだけでして、勝手にやっていてもらえばよいのです。
会計で飯を食ってるわけではない人にとっては「どうでも良い話」です。
とにかく「入金額を売り上げにするのだ」で委託販売をされてる方はオッケーです。
※
売上金とセットになって売掛金が上がります。
その売掛金を売上値引きで減額させるのは、会計上のなんたらかんたらに引っかかるから、間違いだと言う意見があります。このなんたらかんたらが、実は「なにを言ってるのかがわからない」点で、どうでも良いので無視しておりますが、この意見を述べる人は、どうしても「なんたらかんたらの部分」が最重要ポイントのようで、この主張を繰り返します。
専門家は役に立つのですか、ここまで「なんたらかんたら」を主張されると、実務的にはいい迷惑です。
No.5
- 回答日時:
ご質問は、三つの立場で検討する必要があります。
A。会計の立場:
会計の考え方によれば、売上高は商品代1万円を計上しなくてはなりません。そして、費用として委託手数料5,000円と支払手数料315円を計上して、売上と費用を両建てにします。これが正しい会計です。
B。所得税法の立場:
三つの方法が考えられます。
①売上高は商品代1万円をそのまま計上します。そして、費用として委託手数料5,000円と支払手数料315円を計上します。
②商品代1万円から委託手数料5千円を差引いた残額5,000円を売上高に計上します。費用としては、委託手数料5,000円を計上せず、支払手数料315円のみを計上します。
③委託先店舗から振り込まれる金額(売上から委託手数料と販売手数料を引いたもの)4,685円を売上金額に計上します。委託手数料5,000円と支払手数料315円は計上しません。
以上、三つの方法のうち、どれでもOKです。どの方法であっても、事業所得の金額が同じになるからです。
C。消費税法の立場:
消費税法基本通達10-1-12(1):
委託販売その他業務代行等(略)に係る資産の譲渡等を行った場合の取扱いは、次による。
「 委託販売等に係る委託者については、"受託者"が委託商品を譲渡等したことに伴い収受した又は収受すべき金額が委託者における資産の譲渡等の金額となるのであるが、その課税期間中に行った委託販売等の全てについて、当該資産の譲渡等の金額から当該受託者に支払う委託販売手数料を控除した残額を委託者における資産の譲渡等の金額としているときは、これを認める。」
通達は難しい書き方になっているので、あなたの質問文に当てはめて、通達を易しく書き変えると、
「委託販売の場合、委託者のあなたは、"受託者"が委託商品を譲渡等したことに伴い収受した金額、つまり商品代1万円を課税売上高に計上しなくてはならない。委託手数料5,000円も支払手数料315円も差し引いてはならない。これが原則である。ただし、あなたがその年の商品代の全部について、委託手数料を差引いた残額を課税売上高に計上するのであれば、その方法は認められる。」と書いてあります。
ですから、『あなたが、その年の商品代の全部について、委託手数料を差引いた残額を売上高に計上する』という前提ならば、商品代1万円から委託手数料5千円を差引いた残額5,000円を売上高に計上して構いません。ただし、支払手数料315円を差し引くことはできないので、4,685円を売上高に計上するのは誤りです。
〔参考〕同じ1万円の商品を、8月に売れたら委託手数料を差引いて売上5千円、9月に売れたら委託手数料を差引かないで売上1万円、というようなバラバラのやり方はダメなのです。その年1年間は、ぜんぶ、例外なく、委託手数料を差引いた残額を売上にしなくてはいけないのです。
=============
ですから、
>私の売上 5000円
経費 振込手数料315円
OKですよ。会計には反しますが、個人事業なのだから会計の考え方は無視して良いでしょう。
No.3
- 回答日時:
(委託販売等に係る手数料)
10-1-12(1) https://www.nta.go.jp/shiraberu/zeiho-kaishaku/t …
の通り、
売上=4,685円が正しい帳簿処理です。
No.2
- 回答日時:
下記の通達により
(委託販売等に係る手数料)10-1-12
https://www.nta.go.jp/shiraberu/zeiho-kaishaku/t …
委託手数料を売上として、かまわないです。
国税庁お墨付きです。A^^;)
ご回答ありがとうございます!!
自分で何回もリンクを読んでみたのですが、
いまいちまだ理解できていません><
もしよければ、10-1-1など、
どの項目が該当しているか教えていただけないでしょうか?
また、委託手数料を売上として構わないというのは、
上の例でいうと、
私の売上は4685円で良いということなのでしょうか?
No.1
- 回答日時:
>私の売上 5000円…
あなたにとっての売上とは、あなたがその店に卸す値段のことです。
したがってご質問の事例では 5,000円で良いです。
先のご質問でそのように回答したでしょう。
というか、卸した (出荷した) 段階で
【売掛金 5,000円/売上 5,000円】
入金されたとき
【普通預金 4,685円/売掛金 4,685円】
だと、これも先のご質問で回答しました。
>経費 振込手数料315…
これは違います。
あなたが銀行に 315円を支払ったわけではないでしょう。
先方で引いてきたのは、鞄を提げて集金に行ったら「少し負けてよ」と、値切られたのと同じ扱いなのです。
【売上値引 315円/売掛金 315円】
>会計や簿記の知識が少なく、気になったので…
それは良いですけど、同じことを何回も聞かないで 1回で覚えましょう。
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