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フォーレの室内楽全集CDのジャケットデザイン絵ですが
誰の絵かお分かりの方、教えてください。

「フォーレの室内楽全集CDのジャケットデザ」の質問画像

A 回答 (1件)

今質問を見ました。


割と有名な作品だと思うのですが、4日前から回答がありませんね。
これは、イタリアの画家、ジョヴァンニ・セガンティーニの、
『悪しき母たち(嬰児殺し)』(1894年)という作品です。
https://de.wikipedia.org/wiki/Die_b%C3%B6sen_M%C …

ウィーンにあるベルヴェデーレ宮殿上宮のギャラリーの所蔵で、私は何度も見ています。
初めて見たセガンティーニの作品がこれで、それ以来機会があるごとにほかの作品も見ています。
ミラノへ行ったときは、『生命の天使』という作品を見る目的で、近代美術館へ行きました。
日本ではまだ知名度が高くないのだと思いますが、十年以上前のNHK『世界美術館紀行』や、
テレビ東京の『美の巨人たち』でも作品が紹介されています。
数年前に損保ジャパンでセガンティーニ展があり、『悪しき母たち』は来日しませんでしたが、
作品はみな素晴らしかったです。

絵のテーマになっているのは、イタリアのオペラ台本作家、ルイジ・イルカの『涅槃』という詩です。
イルカは、プッチーニのオペラ『マノン・レスコー』『ラ・ボエーム』『トスカ』『蝶々夫人』の台本を書いた人です。
この『涅槃』という詩は、以前は、12世紀にサンスクリットで書かれた詩の翻訳だといわれていたのですが、
詩文の内容はいかにも西洋詩で、最新の研究によって、イルカのオリジナルの作品であることがわかっています。
部分的な訳は下のサイトに出ています。
http://suesue201.blog64.fc2.com/blog-entry-225.h …

セガンティーニは、『木の中の女』というテーマで象徴主義的な4枚の連作を書いており、
『悪しき母たち』は、そのうちの一番最後に描かれた作品です。
日本語でまとめられているサイトがないのでドイツ語ですが、ウィキペディアに、
『愛の果実』(1889年、ライプツィヒ造形美術館蔵)
『逸楽の懲罰』(1891年、リヴァプール・ウォーカー・アート・ギャラリー蔵)
『悪しき母たち』(1894年、ウィーン・ベルヴェデーレ・オーストリア・ギャラリー蔵)
『生命の天使』(1894年、ミラノ近代美術館蔵)
という順番で出ています。
https://de.wikipedia.org/wiki/Die_b%C3%B6sen_M%C …

フォーレの室内楽と一見イメージが合わないように思いますが、
フォーレが『レクイエム』を作曲した時のエピソードや、
手紙に残されている「仏教の涅槃」という言葉から、
フォーレの死生観には、仏教の涅槃に通ずるところがあると考えられており、
晩年の室内楽の枯淡の境地にはふさわしいかもしれません。

なお、セガンティーニには、このような象徴主義的な作品だけでなく、
農民の生活を点描的な手法で描いた明るい作品もたくさんあります。
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この回答へのお礼

レコード会社も問い合わせましたが、資料が無いとの事で分かりませんでした。
何故この絵を使ったのか室内楽曲全集の内容との関連を知りたいのでした。フォーレに関する本を読んでみたいと思います。
胸のつかえが下りた心持です。ありがとうございました。

お礼日時:2018/03/10 13:47

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