
以前、YAMAHA YP-1000を知人から譲り受け一時期使っていたことがありました。
マニアの方はご存じかと思いますが、このレコードプレーヤーにはテクニクスOEM製20極60スロットのDDモーター、アームにはスタックスUA-7、そして付属カートリッジはシュアーV-15Ⅲといった名品ばかりがコンポートされていてアルミシルバーと白木の外観からもリッチで上品さが伺えました。
特にアルミ板から削り出した重量級ターンテーブル(個人的にはプラッターよりこの呼び名が好きです)にうめこまれた波型の細いシートが特徴的でB&Oのようなハイセンスに思わず魅了されました。
ただ、この波型ターンテーブルシートがプラスチックのように固くてちょっとびっくりしました。(実際に使う前まではきっと柔らかいゴム製とばかり思っていましたので)
実際、レコードを載せても盤面にキズがつくようなことはなかったのですが、どうもこの固さに違和感?を感じ、やがて手放してしまいました。今思えば、元々は柔らかかったのが経年劣化で固くなってしまった?・・貴重なモデルだっただけに惜しいことしたなとちょっぴり後悔も。
そこで質問なのですが、このモデルを実際に所有されている(いた)方、もしくは過去に店頭等でまじかに見たり触れたりの経験がある方、このシートの感じが分かれば教えて頂きたく存じます。
No.1ベストアンサー
- 回答日時:
YP-1000は使用したことがありませんが、レコード(LP)を聴くのが好きな60代の男です。
グレースのF8Lで聴いています。主に学生時代までに集めたクラシックのLPを聴いていますが、当時のアイドルのLPも聴きます。なお、私もプラッターという表現には違和感があります。あれはターンテーブルですよね。
さて、ターンテーブルのゴムシートですが、柔らかいのが当たり前で、固いのは経年劣化(材料中の可塑剤が抜けていって硬化した)だと思います。
固いと、ミクロ的に3点支持すれば「当たり」は決まってしまいます。だったら、アルミ板の上に乗せたって同じです。
ゴムシートには、点当たりにならないようにレコード盤をやさしく「面当たり」で受け止め、再生中に外部から伝わる振動を「制振」する役割があると思います。
当時は、卓球のラケットに使用する、少々粘着性のあるラバーに交換したという記事もありました。
真空にしてキャッチするという機器もあったかと思います。つまり、なるべく「面当たり」で盤を保持したいということです。
私は、今のプレーヤのゴムシートとは別に、ジャンクで手に入れたプレーヤのゴムシートを、そんな時のために保管しています。
スピンドルの径は規格で決まっており、外径も30cmだから、他社製品でも十分流用が可能なのです。
いやあ、それにしても、聞けば羨ましいくらいの機器ですね。手放されたのは本当に惜しいです。ハードオフとか探せば、壊れたプレーヤが安く手に入り、ゴムシートを交換できたかもしれませね。もったいないです。最近は生産コストが掛かるダイレクトドライブのプレーヤは発売されませんよね。私もダイレクトドライブなので、大切にしようと思います。
ご回答ありがとうございます。
先ず、「ターンテーブル」派と伺い嬉しく思いました。W
あと、F-8Lを所有されてるとのこと。私も持っています。無駄な色付けのない素直な音の良いカートリッジです。当時、マニアなら誰もが必ず一つは持ってましたね。
ターンテーブルのゴムシートは本来、柔らかくレコード盤と面接触であること、そしてそれが外部からの振動防止や音質に影響を与える旨を伺い、とても参考になりました。
固くなったシートを剥がし、汎用シートを被せるというアイデアが思い浮かばなかったのはきっとあのデザインを崩したくなかったからでしょう。最悪、レコードが聴けなくても飾って姿を見るだけでも満足な製品でしたから。
そういえばあの固いシートで聴くレコードの音はどれも硬質だったなぁとあらためて思い出しました。
付属のV-15Ⅲは以前から持っていましたが(これも素晴らしい)、何と言ってもUA-7の美しさ・トレース性能には惚れ惚れしましたね。SME3009とデザインも含め対等に勝負できる国産のトーンアームはたぶんUA-7だけでしょう。
肝心なDDモーターは昔、本家テクニクスからSP-10が発売され大いに話題になった頃、欲しくても到底手の出ない領域でしたからOEMでもいいから一度使ってみたいと思っていました。ラックス、マイクロ、ティアックなどの製品にもOEMでこの20極60スロットDDモーターを搭載していたと後で知りました。トルクが強く滑らかな回転です。今思えば貴重で状態の良い個体でしたので本当に惜しいことしました・・
No.4
- 回答日時:
YP-1000の実物を見たことは無いのですが、あれはやはりターンテーブルを見せたいがための苦肉の策のようなものだったのでしょうね。
ネットをあさると硬化した話がいくつか出てくるので、やはり元はやわらかかったのだろうなと。なにせ売り文句が『レコードとの接触面にフィットする材質や形状に設計されたゴムリング』ですからね、カチカチだとフッットどころの話じゃなくなります。1製品で無くなった仕様ですから、まー失敗だったのでしょうw
ご回答ありがとうございます。
やはり、硬化ですか。これまでの皆さんのご回答からほぼ納得しました。
宣伝文句からはあの経年劣化など微塵にも伺えませんね。まあ当然でしょうが・・W
その結果、YP-1000Ⅱで普通のゴムシートになったってことでしょうね。

No.3
- 回答日時:
ターンテーブルの上に乗せるゴムマットが音に悪影響を与える、
そんな意見が出たのがいつ頃だったのか忘れてしまいました。
アルミターンテーブル上に直にレコード盤を乗せるマニアが一流派として存在しました。
また妙なアイデアを試したい技術者がメーカー内には居るもので
点や線で支えたほうがモーターの振動がレコード盤に伝わらない等と変な理屈を持ち出す始末です。
YP-1000は75年発売でしたがそのどちらの意見に振った製品なのか今となっては分かりません。
どちらにせよYP-1000の三周円弧のゴムは柔らかくないとダメです。
あのゴムが硬かった場合には
二周目のゴム(17㎝盤用)がLP盤再生時にビビり音を出す
レコード盤がスリップして音が甘くなる
ターンテーブルの振動を抑えきれない
など音への悪影響が出ていたはずです。
ご回答ありがとうございます。
はたしてYP-1000の細いターンテーブルシートがどれほど音質に影響を与えたかは分かりませんが、その後発売されたYP-1000Ⅱでは普通の全面タイプに変わったのには少々驚きました。デザインを優先したために肝心な音が二の次になった?からでしょうか。
本体もブラックになりはっきり言って魅力は半減・・YP-1000の最大のウリは各パーツを名品でコンポートしたことと、何と言ってもアルミ削り出しのターンテーブルにうめこまれたゴムシートであり、アルミシルバーと白木の筐体はあの薄型でエレガントなB&Oにはかなわないまでも十分に魅力的でした。
やはりテーブルシートのゴムは柔らかいというのが必須条件なのですね。プラスチックのように固くなったものの上にレコードを載せたのでは決してターンテーブルとは一体化出来ず、かつ振動をセーブすることなど到底不可能でしょうから。仰る様にビビリ音やスリップこそしませんでしたが、再生音がどことなく硬質といったようなマイナス面は確かにありました。
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(誤)コンポート→(正)コンポーネント
失礼!2文字抜けていました(汗)