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No.1
- 回答日時:
出身は東北の山間の寒村です。
隣町は昔外様の城下町、つまり徳川の敵でした。
反対側の隣は天領だった町、つまり徳川方。
その敵対関係のせいで、互いを交易させない目的がうまれ、言葉を意図して違わせるという世界が生じました。
高校では私の町とは反対側の町の学校に行きましたが、そこの友達との会話では『今言った言葉、xxっていう意味で言った?』『ちがう、zzっていう意味』みたいなことが起きたのを覚えてます。
今でも昔の名残が残ってました。
私はプロファイルのような年寄で、これまで全米いくつかの田舎に暮らしましたが、似たような経験は何度もありました。
ただ、背景は違います。
アメリカは人種のるつぼと言われるほどの移民の国です。
しかし、その人たちはてんでんばらばらに住んでるわけではありません。
多くの場合、同郷の人達が固まって暮らしています。
日本人街や中華街のようにです。
それが田舎になると、様子は少し違います。
宗教や出自の集団が単位になったりするんです。
南部の黒人地域の場合、奴隷制の時代にある荘園(プランテーション)に働いていた人たちの集団だったりしますし、北東部では、欧州のいろいろな土地で生活が出来なくなった清教徒などの人達の集団だったりします。
また、イギリス各地、アイルランド、北欧、ドイツなどからと出身地ごとの入植地を出自とする集落が町に発展したというところも多数あります。
そう言った人達はそれぞれが独特の狭い世界でまとまっていて、そこで使われる言葉も結構他と違った単語やイントネーション、発音だったりします。
ちなみに、南部では黒人だけでなく、インディアンやヒスパニックも居て、言葉のバリエーションはとても豊富ですが、日本からの方々は、どんなに英語が堪能でもたぶん識別どころか、何を言っているかもわからないと思います。
ここで生まれ育ったウチの子は少しわかるようですが、都会から北アメリカ人はまったくわからないと言っています。
ちょうど鹿児島弁や津軽弁みたいなもんと思います。
ウチでは晩秋に暖炉用の薪を当地の森で暮らしている地元の人から買います。
いつも黒人の物静かなおじいちゃんがロングのピックアップトラックに山盛りいっぱいに積んできてくれてドライブウェイにおろしてくれます。
降ろし終わると冷たい飲み物を振舞って雑談しますが、はっきり言って、私は彼が言うことは一割ぐらいしかわかりません。
わたしは当地で英語を覚えたので南部なまりですが、それでもこれです。
そんな語学に興味があれば、コロナ禍が治まってから、南部に暮らしてみるのもいいと思います。
ただ、そう言った地域は暮らしやすくありませんし、簡単によそ者は受け入れてくれませんから、勉強になるには時間をかけたガマンが必要と思います。
ちなみに、アメリカ英語の標準は中部オハイオ州のコロンバス当たりのものと聞いたことがあります。
その地域も、あっちの町はドイツ移民の町、こっちはアイルランド、なんて言う具合で、ちょっとイントネーションが違ってました。
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