
No.3ベストアンサー
- 回答日時:
私の個人的な意見ですみませんが…
廣瀬裕子(ひろせ ゆうこ)さんのサヨナラっていう本が大好きです。
ちなみに恋の詩です。
泣くって言うか心に染みます…
私はこの人を好きで良かったんだなぁって思える詩ですね。
ベタですが銀色夏男さんもすきですね。でも、こっちはあんまり泣けなさそうですが^^
最近は本屋の店頭に詩集が並んでいたりしますので、足を運んで見るのもいいんじゃないでしょうか?
回答ありがとうございます。
恋の詩いいですね~!そういうの好きです^^
チェックしてみます。
並んでますよね。私もたまに見に行くのですが、全ての本に出合えるわけじゃないんですよね~。
でもちょくちょく違う本屋にも行ったり、足を運んで見ます☆
No.5
- 回答日時:
ちょっと古い人ですが、八木重吉という方がいます。
クリスチャンで、昭和のはじめに、30歳で亡くなった人。光
ひかりとあそびたい
わらったり
哭いたり
つきとばしあったりしてあそびたい
悲しみ
かなしみと
わたしと
足をからませて たどたどとゆく
素朴な琴
この明るさのなかへ
ひとつの素朴な琴をおけば
秋の美くしさに耐えかねて
琴はしずかに鳴りいだすだろう
白い枝
白い 枝
ほそく 痛い 枝
わたしのこころに
白い えだ
いかがでしょう。
色々な文庫から出ていますし、思潮社の『現代詩文庫』にも入っています。もし、彼の詩がお好きになられたら、『定本 八木重吉詩集』『花と空と祈り 八木重吉詩稿』(彌生書房)をお薦めします。この詩人にふさわしい、美しい本です。
次に、高村光太郎『智恵子抄』。精神を病んで、やがて亡くなってしまう奥さまへのレクイエム。こんな哀切な本はそうないと思います。これも各種文庫に入ってます。
最後に外国から。スペインの詩人ヒメネスの『プラテーロとぼく』(岩波少年文庫)。散文詩です。ヒメネスの散歩のお相手は、ロバのプラテーロ。ヒメネスは、散歩の途中で見たこと聞いたこと感じたことを、プラテーロに話しながら歩きます、スペインの南端、アンダルシアの田園のなかを。そんな詩です。
まだまだ紹介したい人は多いけど、長くなったのでこの辺で。ご参考になれば嬉しいです。
No.4
- 回答日時:
高見順さんの詩集「死の淵より」なんかはどうなんでしょうね。
泣けるかどうかはわかりませんが、ひどく胸を打たれると思います。
高見順さんは食道ガンのため、五十八歳で亡くなられたのですが、
その前年に発表されたのが、この「死の淵より」です。
目の前に突きつけられた現実に怒り、拒否し、やがてはそれを受容していく
姿が、詩のひとつひとつに描かれているように思います。
黒 板
病室の窓の
白いカーテンに
午後の日がさして
教室のようだ
中学生の時分
私の好きだった若い英語の教師が
黒板消しでチョークの字を
きれいに消して
リーダーを小脇に
午後の日を肩さきに受けて
じゃ諸君と教室を出て行った
ちょうどあのように
私も人生を去りたい
すべてをさっと消して
じゃ諸君と言って
なかでもいつまでも記憶に残っているのが「帰る旅」と題された詩の一節です。
帰れるから
旅は楽しいのであり
旅の寂しさを楽しめるのも
わが家にいつかは戻れるからである
だから駅前のしょっからいラーメンがうまかったり
どこにもあるコケシの店をのぞいて
おみやげを探したりする
現実の旅行にしても、戻ってこれる家があるからこそ、思い出深い旅となるのでしょうね。
人生というながい旅を終えた高見順さんは、そっと家に帰られたのでしょうか。
胸にズシンとくる言葉だと思いました。
高見順 「死の淵より」 講談社文芸文庫
回答ありがとうございます。
「帰る旅」はそうかーと納得でした^^
深い意味があるような・・・。
わざわざ詩を掲載してくださりありがとうございます。
No.1
- 回答日時:
・長編詩「炎える母」 宗左近 弥生書房刊(1968年初版)
戦火の中、焼死する母を目の前で見てしまった詩人の、贖罪と自己処罰に満ちた連作詩です。
手と手をにぎりあって炎の海の中を走っていたはずなのに、掌がずり落ち「わたしは母を置き去りにした」。
母よ
あなたは
炎の一本道の上
つっぷして倒れている
夏蜜柑のような顔を
もちあげてくる
枯れた夏蜜柑の枝のような右手を
かざしてくる
ひとはこんな体験をするとどうなるのでしょう。
母の焼けてしまった身体を
焦げた丸ごとの鰹みたいになってしまった身体を
なぜ人々はもう一度焼かなければ気がすまないのだろうか
そうしないと仏が浮かばれないからなのだそうですが、
母よゆるして下さい誰でもが一度焼かれればすむものを
二度も焼かれる目にあなたをあわすこの息子をいいえ
母よゆるさないで下さい人間であるあなたを生きながら
焦げた鰹にしてしまったそのことのために母よ
燃えやすい紙で作ったこれは墓、母への魂鎮めであり、自分への墓碑銘である。
けれども、びっしりと300ページを超す連祷をささげてなお癒されることのない呵責の念。
わたしの骨は母の焼け残った骨によってできている
母の焼けおちた肉がわたしの骨をとりまいて
炎える肉となっていぶっている
わたしの生きるための炎のすべては
炎え落ちない母を炎え落とすために炎えている
そして、あるいは、冒頭に戻って、
こころのなかに
肉体がない
ように
わたしのなかに
こころがない
そうして
ないこころのために
わたしが立っている
回答ありがとうございます。
戦争の時のことなんですね。
うーん、私にはちょっと難しく感じてしまいます。。
もう少し現代っぽいものが好きみたいです。
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