1/3倍のシャアです（悲）

Question

すみません。
ファーストガンダムを見たのですが、最終回でシャアが「同士になれ。」って、アムロを勧誘してましたが、何をしようとしてたのでしょう？
ジオンが滅んだ後、地球連邦軍も自分1人で滅ぼそうと考えてたんでしょうか？
だから、後々邪魔になりそうな連邦軍にいるＭＳに乗った（簡単に倒せそうにない）アムロを、ＭＳ無しの今のうちに殺してしまおうということなんでしょうか？
それで、アムロに連邦軍から出て自分を手伝ってもらえそうならば、そうしてもらおうと考えたんでしょうか？

？ばかり3倍ですみません。
私の解釈は合っているんでしょうか？
誰か、教えて下さい。

alidon · Accepted Answer

『人類が戦争を続けて無意味な悲劇を繰り返す事を止める為にニュータイプへと進化する』とシャアは考えていました。
　これは『ニュータイプとなり人の心を感じ取れるようになれば疑心暗鬼や猜疑心と言った戦争の主な原因は排除される』という考えに基づいた論旨です。
　ところが『連邦政府の腐敗した支配体制や、ザビ家による非道等』の他、一年戦争を通じてシャアが導き出した結論は、『全ての人類がニュータイプになる前に、先行して覚醒したニュータイプはオールドタイプによって戦争の道具にされる』という物でした。
　このままでは『人類は覚醒進化する前に、自らの手でその芽を摘み取ってしまう』と考えたシャアは、オールドタイプの既得権益を守る為にのみ奔走する人々の支配を打ち破り、新しい世の中を作ろうと考えたのだと思います。アムロに対して「同士になれ」と言ったのは、その為の同士になり、『共に新しい世の中を作る為に働こう』という意味だったと。また、この思想が受け入れられずに敵対する場合、能力の高いニュータイプは厄介な存在です。だから公国も連邦も無く、ただ敵対する存在としてアムロを倒そうとしたのです。…というのがシャアの理屈ですが、本音は自らがニュータイプとして及ばないアムロに嫉妬し、また、受け入れられないララアの死をアムロに責任を押し付ける事で精神の均衡を保とうとしていた事が影響してアムロ憎し！　となったのでしょう。しかし理論家で理想家、そして潔さも持ち合わせたシャアは、引き際を見極め、愛する妹、セイラをアムロに託して身を引きます。恐らくアムロの生き方から、『自分の考えが絶対では無いかも知れない、人類は何時か自らの力で進化を遂げられる』かもしれないと考えたのかもしれません。しかし数年の潜伏期間を置いて再び地球圏に帰還したシャアは、以前と何も変わらない人類の姿を垣間見て、『やはり力ずくで進化を促さなければ人類に未来は無い』と考えます。『人が宇宙に進出する事によってニュータイプへと目覚めたのならば、また、オールドタイプが悪戯に地球にしがみつくのならば、人を無理やり地球から追い立てる事が進化を促す力となる』と考えたシャアは…これ以降はファーストガンダム、ファーストキャラストーリーのラストを飾る劇場版『復活のシャア』を観ていただければ判ると思います。

char1977 · Answer

回答のお礼を見ていると劇場三部作をごらんになっていないようですね。
映画版は、単なる短縮ではないです。
特に「めぐりあい宇宙編」は、ＴＶ版後期は安彦氏が降板して最悪なクオリティでしたが、かなりの新作撮り直しになっているので、最高峰の傑作とされていますよ。
ザクレロとかその辺りのとんでもメカが削除されているし、マ・クベも突然いなくなるけど必見ですね。
ただ、ＤＶＤではなくビデオの方をごらんになる事をお勧めします。
５．１ＣＨのＤＶＤは、音声を撮り直しているのでオールドファンからしたら萎えます。

アニメの中では、連邦の支配が強調されている所はかなり少ないです。
それは、ジオンがある程度地球圏を支配している所から始まるからです。
ですから、地球からジオンの拠点を排除していく内容になっていたはずです。
詳しくは、マニアックな本が多数ありますのでそういうのを読まれると良いかと思います。
個人的には、マニアックにならずにアニメをみたまま楽しめるのならその方が良いと思いますけどね。

「機動戦士ガンダム」は、アムロとシャアの物語ですよ。
だから一度、「逆襲のシャア」で終わっているのです。


一度締め切ってまた何か質問があったら、質問されたらどうですか？
おそらくこのまま置いておいても質問内容の事は出揃っているように思います。
いらないおせっかいですけど、最後に書き添えておきます。

ps405 · Answer

ファースト世代です。

劇中の描写から、キシリア＝ザビとの会談にて
・ザビ家への復習に虚しくなった。
・ニュータイプの世界を見てみたい。

・・・のような発言をしています。
また、「同士になれ」の後に、
「その方がララァも喜ぶ」みたいな事も言っていますよね？（自信なし）

当時のシャアも充分に若いですが、アムロは少年です。
政治的な思想も何も無く、シャアから見れば、その能力を
連邦に利用されているだけの戦うマシーンなわけです。

続編でみるアムロは充分ノンポリに見えますが当時の
少年であったアムロに対し、シャアにとって殺す以外
の選択肢は「同士になれ」であったのではないかなあ
・・・と、思います。
※この際の同士とは、、アースノイドの支配から脱し
スペースノイド主権・自治の世界を作る事。
・・・と個人的には解釈しています。

劇中のシャアは幼さを残す大人として描かれていたように
思います。
政治的策士の一面を持つキャラクター、シャアから出た
発言として、なかなか意味深な発言ですよね。

alidon · Answer

>何かガンダムについての本に出ていることなのでしょうか？

出展は忘れましたが、確か何処かのいろんな所に書いてあった内容と、作品を観た感想がごっちゃです（笑）。ただ、大きな流れは他の回答者様と同じ答えだと思います。個人的にはオールドタイプの独善を嫌ったシャアが自ら独善にはしっていたってな事だと理解してます（作中でアムロもそう考えてたと思います）。ただ、『人のエゴむき出しの、自分だけがよければよいという考え方』に反発した『純粋すぎるシャアが極端に』走り、結局『それもエゴや傲慢』になってしまったと言うのが「逆襲のシャア」を見る限りのシャアの末路でしょう…と、これもどっかに書いてあったか誰かが言ったか…。御質問者様も興味が有るならばZ、ZZ、逆襲…、と続けて見て見る事をお勧めします(いや、えらい大変な事ですけど)。その結果全く違った解釈が発見されれば是非拝見したいです。あ、最初に出展と書きましたが、シャアがどう考え、何を目指したかって事の解説は劇中で誰かが喋ったか示唆されていた事が私の知識の全てですので、そういうことが書いてある本があるかどうかは判りません。

char1977 · Answer

前の回答の意図が伝わらなかったようなので補足します。
一年戦争時代というのが、世に言う「ファーストガンダム」を指します。
一年間で戦争が終結したので、一年戦争と呼びます。
第二次大戦を太平洋戦争と呼ぶような感じでしょうか。


シャアがアムロを駒のように使って行う自分の目的について、
シャアは、ジオン・ダイクンというスペースノイドの独立を目指した革命家の息子である事はご存知でしょうか？
少なかれ彼にも革命家の血が流れているので、世の中を変えようと思う大志を持っています。
その辺りは、「Ｚガンダム」のダカールの演説や「逆襲のシャア」を見て下さい。
私がここで多くを語るよりわかりやすいでしょう。

また、ニュータイプとは戦争をしない人類の事を指します。
これは、富野監督自身が語られています。
パイロットとしての攻撃的なイメージが専攻して、攻撃的なイメージをもたれている方々が多いですが、「ニュータイプ論」としては相手の感性を感じあえるような第六感のような物のようです。

また、色んな見方がありますが、シャアのザビ家復讐はガルマを殺した時点で虚しさを感じてそれ程今後の行動において多くを占めていないと思います。
木馬とガンダムを落とす事に大きな喜びを持っていたように感じ取れます。
これは、個人的な感想です。

逆襲のシャアに関して少し言えば、シャアは自分もニュータイプになれないし人類全てがニュータイプになるまで待てないから、自らの手で地球を眠らせる自殺的な行動に達します。
シャアは、人の弱さを持っているので共感されるのだと思います。

blue33 · Answer

まずはザビ家への恨みですね。
父ジオンを殺された恨みを晴らすために、ジオン軍に潜り込みます。
結果ザビ家を殲滅する事に成功。
これとはまったく別に「ニュータイプ」の存在が物語りの後半大きくなっていきます。
元々はジオン・ダイクンが言っていた「ニュータイプ」。
宇宙に住むことにより、地球人よりもビビットな感性を持った新しい人類。
父の後を継いでニュータイプによる世作りを目指していたのではないでしょうか？

つまり、連邦とジオンの戦いよりも、ザビ家への恨みがあり、そしてニュータイプの世作りの為には連邦は邪魔って事ですね。
なのでアムロはニュータイプとして味方にしたかった存在なのだと思います。
それが無理なら殺す。。。
「寒い時代だと思わんか・・・？」（笑）

char1977 · Answer

＞ジオンが滅んだ後、地球連邦軍も自分1人で滅ぼそうと考えてたんでしょうか？
そもそも一年戦争時代のシャアは、ザビ家に私念はあっても連邦を倒すために戦ってはいません。
軍人だから、連邦と戦っていたに過ぎないです。
戦争ってそんなもんだし、そういう風にしか描いていなかったと思うけど？

＞同士になれ
この件ですが、シャアって他人を駒のように扱う所があるので、アムロを自分の目的を達成させる手段として用いたかったのでしょう。
特に自分には無いニュータイプの力を得たアムロは欲しかった人材だったと思われます。


機動戦士ガンダムの制作時点では続編なんて考えていないので、その後にシャアがとった行動は事後結果でしかありません。

Flak45 · Answer

彼はザビ家に私怨はあっても、オールドタイプが支配する地球連邦政府には依然、戦いを挑む理由があるわけですので、当面の脅威がなくなった後には必然的にオールドタイプが敵視するであろうニュータイプ同士、今のうちに手を組んでおきましょう、ということだと思います。

bandgap · Answer

Z ガンダムと，逆襲のシャアも，是非ご覧下さい．

1/3倍のシャアです（悲）

『人類が戦争を続けて無意味な悲劇を繰り返す事を止める為にニュータイプへと進化する』とシャアは考えていました。

回答のお礼を見ていると劇場三部作をごらんになっていないようですね。

ファースト世代です。

>何かガンダムについての本に出ていることなのでしょうか？

前の回答の意図が伝わらなかったようなので補足します。

まずはザビ家への恨みですね。

＞ジオンが滅んだ後、地球連邦軍も自分1人で滅ぼそうと考えてたんでしょうか？

この回答への補足

Z ガンダムと，逆襲のシャアも，是非ご覧下さい．

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