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こんな小説(マンガ/アニメ原作)を考えました。ご批評お願いします。

箱根の山頂に店を構えた蕎麦打ち名人「頭文字」。財界人の大物や大政治家、資産家だけを相手にする名店。しかしその息子は暴走族上がりのヤンチャ者。
「美味い蕎麦は金持ちだけのものじゃねえ!」と、一般向け出前をすることにする。

彼の出前用カブはスーパーカブを1100CCにボアアップしたスーパーバイク。片手に岡持ちを抱え、時速300キロのドリフト走行でスイスイと箱根の峠をすり抜けていく。人呼んで「頭文字C」。

Cは、国内外の走り屋を片っ端から負かす。子供の頃から走り慣れた箱根の峠道。フェラーリだろうがポルシェだろうが恐れるものはない。ホンダだろうがカワサキだろうが、下り坂でカブの安定性に勝てるものはない。上り坂なら、1100CCバイクのエンジンに勝てる車はない。燃費もいい。

頭文字Cは箱根の無敵王者として名を馳せる。

あるとき、「頭文字」に富豪の令嬢が食事に来る。しかし彼女は心臓病持ちで、箱根山頂の酸素の薄さに発作を起こしてしまう。命を救うためには麓の病院に運ぶしかない。

「C。お前が麓まで走るには2時間かかる。しかしこのお嬢様を助けるにはあと一時間半で麓の病院に届けねばならん」

「無理だ…そんなの。俺は箱根の峠を隅々まで知ってる。一時間半なんて無理だ…」

その時、Cのスマホに電話がかかってくる。

「俺だ。覚えてるか?」
「お前はX峠で戦った暴走族のボスか?」
「そのとおり。お前は人助けするんだってな?」
「したいが、できない…」
「5分、お前にやろう」
「なんだって?」
「X峠は、いくらお前でも俺たちと戦ったとき以上にタイムは短縮できない。あのコーナーをあの速度以上ではクリアできない。谷底に転落してしまう。しかし、あのコーナーを車が敷き詰めていたとしたらどうかな? 五分はタイムがちぢめられるだろう」
「どういう意味だ?」
「いま、あのコーナーにはオレたちの車が3重に敷き詰められている。その車の側面を路面にして、お前は走れ」
「そんなことをしたら、お前らの車はボロボロになるぞ」
「構わん。走れ」

電話は切れた。

続けて同じような電話が十数本かかってきた。みんな昔からの仲間からだ。箱根のコーナーはすべて車で敷き詰められた。

峠の頂点から麓まで、コーナーの減速なしでフル加速で走れば、間に合う。ただし、そんな運転技術がCにあれば。

「行け、C。お前ならできる」

「おおおお!」

Cは岡持ちをお嬢様に抱きかえ、ノンブレーキフルスロットルで麓の病院までスーパーカブを走らせるのであった。

どうでしょう?

A 回答 (1件)

通称「ヤギさんコーナー」でも、コーナー300kmは不可能です。

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この回答へのお礼

それをやる!

お礼日時:2022/02/19 20:40

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