限定しりとり

医業と税理士業どちらが安定していますか?

A 回答 (1件)

医業の場合、まず医療機器、医療器具や事務処理のPCなどの事務機器など、初期投資がかなりかかります。


そして、その多くは10年以内に、長くても20年以内に更新時期を迎え、更新費用も高額です。
かかりつけ医として相当数の固定患者がつけば経営的に安定しますが、そうなるまでには実績と評判とを積み重ねていかなければなりません。
その間、医師の業務をサポートする看護師などの医療スタッフ、保険請求などの医事スタッフなどの人材も確保し続け、人件費の負担を遣り繰りし続けなくてはなりません。
しかも、医療の場合は(自由診療を除けば)保険点数で収益の元になる個々の医療行為の対価が決まっているので、経営事情がどうかによってディスカウントしたり値上げしたりする裁量はありません。

訪問医療専門の診療所を開設する場合は、上に述べたような設備費用はかかりませんが、他方で患者となる人数が限られるので、収益の額を大きく伸ばすことに難があります。

一方、税理士の場合、PCだけで処理できるものではなく、多くの帳票、原簿を仕分けし管理する必要があり、基本的には既存事業者には既に委任契約を結ぶ税理士、会計士が既についていることが多く、新たなクライアントを開拓することは容易ではありません。
運良くベンチャーをクライアントに獲得したとしても、ベンチャーの成功率を考えると、5年以内に7割が消えてしまうのですから、安定した収益源を確保するのは大変なことです。

この先は単なる印象というか、自分の身の周りの事象からの推測でしかないのですが、医療機関の場合は医師の年齢が若くても廃業、閉院の事例を時折目にします。一方で、税理士事務所の場合は高齢に達したことでの引退廃業はあっても、経営に行き詰っての廃業というのは見たことがありません。
税理士は経営のリスクを回避、縮小する経営面での専門家だからかもしれませんが。
その点だけで考えると、税理士の事業経営の方が安定しているのではないかと想像します。
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