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その人をその人たらしめるものとは何でしょうか?

例えば、強盗が親族の命を奪って逃走したというケースを考える時、大抵の残された遺族はその犯人を憎むことになります(喜ぶ遺族はいないはず)。

この憎まれるべき相手は犯人のはずですが、犯人といっても犯人のどの部分を憎むのでしょうか?

・犯人の犯した物理的な殺害の「動作」?
・犯人の生まれ育った環境、地域や両親?
・犯人が殺害しようと思った「意思」?
・犯人の「顔」?
・犯人の出自、生まれから今までに至る過程、それら人生の全て?

ではもし、人間のような形の顔や体を持たない立方体の人工知能搭載兵器が自律的に殺人をビーム照射などで犯した場合、被害を受けた親族達はどこを憎むことになるのでしょうか?

・人工知能が自律的に動いたのでそこには意思があり、その意思を憎む?
・その兵器をつくった開発者の意思を憎む?
・ビーム発射部のパーツを憎む?
・装置開発から事件発生までの全体的な状況を憎む?

過去に、自分が愛車に悪さをされた時に、怒りの感情が芽生えましたが、一体自分は何に腹が立っているのか?何を憎んでいるのか?

犯人を憎んでいるという漠然とした感情はあり、犯人が憎いのは自分でも分かっているのですが、犯人のどこを憎んでいるのか突き詰めて考えていくと、何なのかよく分かりません…
犯人を犯人たらしめているものが何なのか?
それは車にイタズラをした物理的動作そのものなのか、犯人の心なのか、心って一体何なのか?
心はこの社会で生きていく上で様々な環境との相互作用で形成されたものだとするなら、僕はそうさせた社会を憎んでいるのか?

それとも犯人が赤ちゃんとして生まれた時点での心をすでに憎むべきなのか?

突きつめていくと、一体どの部分を憎んでいるのかその本質的な部分が何なのかよく分かりませんし、
まるで雲を掴むかのように、そこには何かあるようで何もないようにさえ感じられます。

でも僕の心には「怒り」「憎しみ」という感情を僕が抱いているというのは確実に確かです。
「我思う故に我あり」と似たような感じでしょうか…

皆さんは、何か人間に悪事をされた時、憎む対象の本質が一体何なのかについて、どう考えますか?

A 回答 (2件)

犯罪を犯すような犯人の「人柄」ですかね…


それを形成したもの(親からの虐待など)があればそれもですが、基本的には犯人の人間性を憎むと思います。
犯人が生まれた時点では人間性を獲得していないので憎まないでしょうが、育っていく中でどこかで歪んでいくわけです。
それに伴って徐々に「○歳時点の犯人」への憎しみは増していくでしょう。憎しみって100あるか0かではなか少し憎いとかかなり憎いとかありますから。

人工知能のケースでは開発者と運用者のどちらが悪いのか解明したい気持ちになります。
開発者がそもそも人を殺すために作ったのか、それとも掘削作業用に開発したダイナマイトが戦争で人の命を奪うために使われたように使用者側が悪意を持って開発者の意図しない使い方をしたのか。
ただ、自律的にということならそこに制御をかけなかった開発者には一定の責任があると思いますし、その分は少なくとも憎みますが。

でも、とても哲学的なお考えですね。
愛車を傷つけられてシンプルに怒り、犯人のことになど思いを馳せない方が普通なのに、何が犯人を犯人たらしめたのか考えたり、ご自身の思考について知ろうとしたり、素晴らしくまた面白い(fanではなくinterestingの方の)方だなと感じます。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。

お礼日時:2023/11/16 12:25

保険金殺人と言う言葉で



侵したら死ぬこと約束するからと
言った約束したことへの保険は掛けてない

と言うことですから
約束したことは実行すると言うことだと
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