
No.5ベストアンサー
- 回答日時:
はじめまして。
着物の反物でも通常の売買契約ですから、クーリングオフ期間であれば解約は可能です。また、注文したものと違うものだったり、説明された品と違う(正絹だと聞いていたのにポリだった、など)場合にも、契約の無効を訴えることはできます。
ただ、「仕立て前ならいつでもキャンセルできる」ということはありません。それは洋服でも同じだと思います。この服を買いますといって、契約書を交わし(お金を払い)売買契約が成立した時点で「一度も着ていないから」といって一年前にとりおいてもらったものをキャンセルできないのと同じです。
それと、生地を裁断する前に反物に加工をするのは通常のことです。
着物の仕立ては、まず反物をとめてある糸をほどき、縮みを防ぐために「湯のし」という作業をします。次に、紋を入れる場合は紋を染めぬいてから裁断にうつります。これは「キャンセルできないように勝手にやった」のではなく、着物の仕立てに必要な作業です。もちろん、別途加工費がかかりますので(業者のサービスとして無料で行ってもらえる場合もありますが、通常は加工費がかかります)、「湯のしはしますか」「紋は入れますか」と業者から確認されたはずです。
防シミ加工も裁断前に行います。正絹の生地は加工をするたびに縮んでしまうので、できあがってから加工をしたのでは縫いこんだ生地に加工ができなかったり、縮み具合が均一とならずに形がいびつになってしまったりするからです。生地(反物)が縮んだ状態で、注文どおりの寸法になるように裁断し縫われるのです。
また、一口に紋といっても、女性でも夫の実家の紋、自分の実家の紋、日向紋、日陰紋(染め抜き紋の酒類です)、縫い紋、楽器やおもちゃなどの意匠のお洒落紋など、色も形も大きさもいろいろです。そういう「いろいろ」を楽しめるのも新品の着物を誂える楽しみなのです。
紋にくわしくなくても、紋入れを「お願いします」と言った時点で紋入れ加工に入るのは、業者にとって当然の行為かと思います。
反物をほどき、加工をした時点でそれは「新品」として売り出すことはできません。防シミ加工が必要ない、という客もいますし、私は女性ですが、紋は実家の紋を縫い紋にしました。そういう注文ができない反物は、反物で買う意味がないのです。(防シミ加工がされている半年前の反物で、すでに固定された紋などが入っているものでも新品と同じ値段で買います、という客はいない、ということです)
一年後であっても三年後であっても、契約が成立した以上、納期に間に合わせるためにできる作業をしておくのは当然のことですし、サイズは多少変わるかもしれませんが(太ったりやせたり)加工が変わることはありませんのであらかじめやっておくのは通常のことです。また、仕立てには良心的な業者さんでも三ヶ月ほどかかりますので、加工を半年前に完了しておくことが「キャンセル不可の強硬姿勢」とは思えません。
キャンセルは仕立て前なら、とお考えのようですが、クーリングオフ期間を考慮に入れない良心的な業者であっても「加工」は「仕立て」の中の一工程です。
着物を仕立てたことのあるものならすでに「仕立て」に入っているものと考えると思います。
キャンセルできる、という方法ではありませんが、参考にしていただけましたら幸いです。
懇切丁寧な、お返事ありがとうございました。着物の世界の特殊性を認識する事が出来ました。その事を踏まえて話を進めてまいりたいと思います。家紋の事は、特にありがたく参考になりました。心から感謝しております。
No.4
- 回答日時:
着物はまだまだ「高額な買い物」の部類だと思えます。
あまり気軽な気持ちで買うものでは無いかと。
今回の事で教訓になられたと思いますが「仕立て前なら気軽にキャンセルできる品」ではありません。
仕立て前に幾つもの工程があり、納品がかなり先であっても、契約をした時点から作業に入ります。
夏場は人が汗をかきます。汗も染みになりますから夏場の作業はなるべく避けるよう作業をするとなれば契約段階から作業に入っていたと憶測されます。
この点だけで言うならばキャンセルは難しいと思われます。
(もしくは生地買取)
ただ紋に関しては気になりましたので別の話も記載しておきます。
>わたしの家の家紋とはまったく関係なく、女性の一般的な紋
恐らく一般的に言われる「女紋」というものではないかと思われます。
お誂えでありながら何故、相談者さんの家の紋を入れる話にならなかったのか疑問です。
>業者側のはからい
とありますが紋についてどのような話があったのかは不明ですので憶測になりますが、業者側が勝手に入れたのであれば「もう既に紋を入れたからキャンセル不可」というのは納得できない話です。
本来、紋を入れるのであれば「家紋が何かわからないけど入れて下さい」という話がなければ勝手に紋を入れるのは業者側の蛇足行為になるのではないかと。
大変参考になりました。今後着物を仕立てる時に参考にします。業者さんの言い分を納得して考えられるようになりました。ありがとうございました。

No.3
- 回答日時:
家紋を入れるといった、一種の特注品ですので、原則的には解約できないように思います。
ただ、半年前の契約で納期が半年先、つまり1年という納期は、たとえ特注品であっても、あまりにも長すぎます。「契約から時間がたちすぎた事」と先方は言っているとのことですが、時間がたち過ぎて困っているのはむしろあなたの方でしょう。
このことをタテにとって、もう必要がなくなってしまったと理由をつけて、キャンセルのほか値引きをも視野にいれて強硬に交渉してみる余地はありそうです。
それでも駄目ならご当地の消費者センターに連絡して、中に入ってもらうといいでしょう。
ただ、最初から時間だけは頂戴しますよ.....といった条件で注文している場合では難しいとは思いますが。
納品の時期を設定したのは、私なのでそのことで問いつめる事は出来ません。業者が知り合いの関係者ということで、柔軟に対応してもらえると思っていたのです。実際は半年以上先の納品であるにもかかわらず、既に防シミ加工や家紋入れを済ませ、キャンセル無効という姿勢を示してきております。お答えの内容を参考にし、ベストな方法で臨んでみます。ありがとうございました。
No.2
- 回答日時:
着物好きの和裁勉強中の者です。
キャンセルは難しいでしょうね。
防シミ加工はともかく、紋を入れてしまったという事は、キャンセルは普通はできません。
契約から納品まで1年もかかるというのはどういうご事情なのでしょうか??
なにか特殊な事情でもあれば、通常出来ないキャンセルでも相談にのってもらえる事もないとは言えません。(一部返金など)
大変な貴重な御意見を頂きありがとうございました。
なお御意見の内容に補足させていただきますと
契約をかわしたのは、半年前なのですが
一括払いを希望したために、納品までの時間が延びたのです。
取り引きする業者が親しい友人の関係者ということもあって、軽い気持ちで進んだ話なのです。
ですから、キャンセルは仕立て前ならば
いつでも出来ると楽観視していたのです。
紋については、わたしの家の家紋とはまったく関係なく、女性の一般的な紋だということで
業者側のはからいで入れられたものです。
そのような、場合でもキャンセルは難しいのでしょうか?
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