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 派遣のバイトや実習等ではジーンズ不可というところが多数あります。これはジーンズがだらしないやカジュアルすぎるというイメージからくるものなのでしょうが、何故ジーンズはこういうイメージを持たれてしまったのでしょうか?その由来について知りたいので、知っている方がいましたら、教えてください。

A 回答 (3件)

>派遣のバイトや実習等ではジーンズ不可というところが多数あります。



ジーンズは男から見たらパジャマに近いカジュアル感があるからですね。
パジャマで、外を歩いたら失礼なのと同様、お金をもらうお仕事でジーンズで
出勤したら、「緊張感に欠ける」とか「お客や雇用者に失礼」というイメージに
なるということです。

>これはジーンズがだらしないやカジュアルすぎるというイメージからくるものなのでしょうが、

そうです。(^^;

>何故ジーンズはこういうイメージを持たれてしまったのでしょうか?

ジーパンと呼ばれていたころ、昔はジェームス・ディーンという俳優が「理由なき反抗」
という映画でリーバイスを穿いて登場。ジーンズは、若者のコスチュームの代表格に
なったわけですが、当時はバイク乗りとか、ウェスタンアイテムで、バンドマンや
一部の不良兄ちゃんの穿くズボンという印象があったりしました。
育ちのいい坊ちゃんは、アイビールックと言って、綿パンに折り目を正しくつけて穿いて
いたものです。
いつしか、ジーンズがトラッドアイテムに仲間入りしてしまったのですが、それ以前には
1970年代のヒッピーブームがあったのですね。
ジーンズといえば、リーバイス以外に、リー、ラングラーのほか国産のエドウィンとか
あったんですが、原則ストレートラインのものだったのが、膝のあたりでくびれた
ラッパズボンというやつが流行りだしたのですね。
インドのヨガや瞑想や絞り染めシャツの流行にあわせて、わけのわからないロングベスト
とかこのベルボトムジーンズが一世を風靡したのが1970年前半。
ビートルズやローリングストーンズのステージコスチュームもベルボトムジーンズだった時期
があります。日本ではGAROとかがマネしてました。
とにかく、今のブーツカットなどいうものの比ではなく、膝は本当に膝が通るギリギリの細さで
太ももは、ピチピチ、いきなり膝下ですそが朝顔みたいに大きく38センチくらい広がるという
すさまじさ。要するに、膝がスカートはいてると思ったほうが早い。
そんな感じでした。
おまけに、それをパッチワークで仕上げたり、わざと、三角に布を継いで朝顔を45センチ幅に
拡げたりと、とにかくいまでは考えられない荒業の「ジーンズ」が現れたわけです。

ジーンズがワークウエアの出自を持っていることなど、今は大したことではなくて、この70年代に
培った、若者の「反体制」イメージが相当に大きいのではないでしょうか。
要するに当時のアメリカはベトナム戦争の泥沼の中で、若者は兵役拒否、戦争反対の
スローガンのシンボルとしてジーンズを穿いていたのだともいえます。

ヒッピーカルチャーそのものが、乞食に近いものですからおのずと、ジーンズも「清潔感」とは
かけ離れたものになっていきます。
ことに、ベルボトムの裾は、引きずって糸が擦り切れるのが「お約束」で
破れたジーンズがカッコいいのは、今も当時も変わらないのですね。

さて、そういう「貧乏学生の御用達アイテム」ジーンズでしたが、事実70年代の
芦屋や鎌倉の坊ちゃんは、ジーンズなど穿いていませんでしたね。
ジーンズ=庶民・大衆・反体制
これが色濃くイメージされたのが1970年代ですね。

さて、その後アンディ・ウォーホルがタキシードにウォッシュ・アウトのジーンズを穿いて
パーティに現れて、皆を騒然とさせたのがジーンズの「格上げ」の始まり。

そもそもアンディ・ウォーホルさんは、大のジーンズ好きで、日頃からジーンズに白いシャツを愛用。
パーティに行くときにタキシードを羽織ってみたら
おっ、このままで結構イケてるなぁ
芸術家の勘でそう思ったら、そのまんま出かけてしまった。
以来、ドレスダウンにジーンズというのは、おしゃれの常識になったわけですが
90年代後半に、ヨーロッパでデニムがファッションアイテムとしてちょっとしたブームになって
ことに、穿きこんだブルーの色合いを出したディーゼルなど、イタリアのジーンズメーカーの
デニムがファッション誌の話題になったり、ハリウッド俳優がジャケット+ジーンズの着こなしを
見せたりして、2000年以降も、全世界的に、デニムがおしゃれのマストアイテムになって
久しいわけです。

ことに女性の場合、スカートに対して近年パンツファッションが地位を得て、ビジネス街でも
パンツ姿の女性の数が圧倒的に多くなると、ジーンズもその価格なりに、お洒落アイテムとして
着ていく機会が増えてきているわけです。
でも、デニム=遊び着という固定観念は強く、いまだにデニムを穿いた女性が丸の内を闊歩する
姿をみかけない状況にあります。


>その由来について知りたいので、知っている方がいましたら、教えてください。
今の会社の部長さんは、学生時代貧乏だったのでまず、女の子と野山にハイキングにいったり
湘南の海に遊びにいったりするとき必ず穿いていったのがジーンズなわけです。
今でも、休日はジーンズを穿いていて、カジュアルのパンツは、ジーンズと綿パン以外には
寝巻き兼用のスエットパンツしかないというオジサンが多いです。
そのうち綿パンはゴルフズボンをかねているので、あきらかにジーンズはOFFの日のくつろぎの
象徴なわけです。彼はいつか、休日にジーンズを穿いて、会社に来て、若い子に
あら、部長お休みのときはそんなスタイルなんですね。お若いわぁ
と言わせたいと思っていたりします。(いないか^^;)
ですから、若い子が会社にジーンズで着たら、おまえやる気あるんか?と思うし、ON OFFの
履き違えもいいところだという意識があるでしょうね。

男の服飾というのは形式的で保守的なものです。残念ながら、男社会の「会社」というところでは
一部のアパレルや広告代理店などを除いて、「折り目正しい服装」「びしっとアイロンの効いた服」
というのが暗黙のドレスコードなのです。
別にジーンズに限らず、夏場にコードレーンのスーツを着てきても、お前どこのリゾートホテルに来ている
つもりだ?とからかわれること間違いないです。
ですから、ジーンズの場合
まず「プレスが効いてない」(とはいいながら最近のレディースのジーンズのなかには「線」の入った
ものもあったりしますが)だけで、もうアウト。
素材がコットンというだけで、もうアウト。
基本的にビジネスウエアは夏はトロピカルのサマーウール 冬はツィードは不可。ウーステッド地の
スーツと厳格な規定があるのです。
女性のドレスコードは実は少し曖昧ながらも、同様に「くだけすぎない格好」という規定があるのです。
ですから、ジーンズのイメージがどーのこーのという以前に職場の男の服装の規定の延長線上で
ジーンズは「大はずれ」というだけの話です。
プライベートなら、今ではジーンズはさまざまな場で市民権を得ていますよね。ジャケットさえ
きていたら大抵の場にジーンズでいける世の中になっていますけど。
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この回答へのお礼

 とても細かく解説していただきありがとうございました。大変参考になりました。まだ若年者なので、何も考えずにジーンズというものを受け入れていましたが、やはり、世代による考え方の違いというのも相当深くあるのですね。ほんとうにありがとうございました。

お礼日時:2005/11/23 16:22

ほんの数十年前までジーンズは作業着、労働服でしたからね。


60年代に入ると学生たちが御洒落に履き始め
今では立派なファッション服としても売られていますが
昭和一桁世代から見ればニッカボッカ(ニッカーボッカーズ)みたいなもんですから。

労働着イメージを払拭するには
あと10年以上はかかるのではないでしょうか。
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この回答へのお礼

 やはり、労働着というイメージからくるもおなのでしょうか…
回答ありがとうございました。

お礼日時:2005/11/23 16:18

ジーンズはもともと丈夫な作業服として用いられていた服だから、フォーマルな装いではないということでしょうね。



参考URL:http://www.geocities.jp/minami_zatugaku/vol_049. …
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この回答へのお礼

参考URLの「ジーンズ名の由来」はとても面白かったです。回答ありがとうございました。

お礼日時:2005/11/23 16:16

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