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毎年、中央競馬のG1レースで関西馬ばかりが勝つのはどうしてでしょうか?今年は唯一安田記念で関東馬が勝っていますが、その1勝だけで騎手は関西騎手でした。昨年こそ、藤沢厩舎が絶好調でしたが、そういっても、年間トータルで見ればほとんどのG1は関西馬です。ここ5年ほどのデータを見てもほとんどが関西馬の優勝です。一昨年だったか、関東リーディングになった柴田善も全く勝てませんでした。関西馬が今後もG1独占状態であれば、関東騎手も無理ですよね。

なぜ、これほどまでに関西が圧倒的に強いのか不思議です。栗東のトレーニングコースがよいからという説もありますが、それだけでこんなに差ができるとは到底思えません。

A 回答 (6件)

 スポーツ紙で競馬を担当しています。


 確かに関西馬が強くなりだしたのは80年後半に坂路が
できてからですが、今では施設面に大差はありません。
むしろ美浦の方が充実している点も多くあります。
 それ以上に大きいのは従業員の質です。関東の厩務員
は関西ほど仕事をしないとよく言われます。例えば美浦
には森林馬道というとても立派な施設があります。そこ
を歩けば、馬はリラックスするし、自然と運動量も増え
ます。でも、そこを使用している厩舎はほとんどありま
せん。その理由は「時間がかかるから」だそうです。
 時間をかけるからこそ馬は強くなるものなのですが、
関東の厩務員は労を惜しむ人が多いようです。立派な設備があっても使いこなせないわけです。
 もちろんすべてがそうではないですが、厩舎間によってかなり差が大きいと言われています。 調教師の成績表を見ていただければ、リーディング上位と下位の厩舎の勝利数が栗東より美浦の方が大分大きいのがよく分かります。関西には成績が下位の厩舎にも大抵オープンか準オープンに在籍する「看板馬」と呼べる馬がいるものですが、関東には1番高額条件が1000万クラスという厩舎も珍しくありません。オープン馬は一部の厩舎に集中しています。
 GIの勝利数だけではなく、GIに出走する馬の数も
圧倒的に関西馬が多いので、美浦で仕事をする記者は
結構暇にしています。3人の記者が2頭の馬を取材する
という週(ジャパンCは関東馬が2頭しか出走してい
ません。幸い、この週はジャパンCダートもありまし
たが…)も珍しくはありません。競馬を盛り上げるためにも、また関西の記者の負担を減らすためにも、もっと関東馬に頑張って欲しいものです。

 
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この回答へのお礼

専門的なご意見、とても参考になりました。どうもありがとうございました。

お礼日時:2005/12/01 21:45

当然馬自体のレベルもあるでしょうが、関東馬でも外人騎手が乗れば走りますから一概にそうとは言えないですよね。

JCダートを勝ったイーグルカフェのデットーリ、マイルCS馬ゼンノエルシドのペリエとか。
そこで個人的に感じる一番の要因は武豊騎手の存在だと思います。

1:関西騎手は絶対的な存在で騎乗技術もずば抜けている武豊騎手と毎週レースをやる。

2:武豊騎手の位置取り、コース取り、追い出すタイミング、追い方を間近で見ることが出来る。

3:向上心のある騎手は当然騎乗技術を盗もうとする。(レース中だけではなく調教、返し馬でも)。

4:結果的に自分自身の技術もあがり、関西騎手全体のレベルが高くなる。

ってな感じで騎手のレベル差が開いたんじゃないでしょうか?そういうことからやっぱり要因は武豊騎手の存在でしょうね。関東騎手で関西騎手に張り合えるのは横山典騎手だけだと思います。

ちなみに競馬関係者が語った武豊騎手の凄さについて…
伊藤雄二調教師
『秋華賞でエアメサイアが勝てたのは騎手の差。ラインクラフトが抜け出しても、追い出すタイミングをワンテンポ遅らせた時に”ユタカくんは進化している”と感じた』

安藤勝己騎手
『海外(滞在騎乗)から戻るたびに騎乗フォームが変わってる、常に成長しようとしている』

安藤勝己騎手
『短距離戦のすぐ後に長距離戦に乗ってもスピード感覚・ペースに狂いが生じない』

佐々木昌三調教師
『”勝ちたい”競馬ではなく”勝てる”競馬をしている』

佐々木昌三調教師
『JCDでどれが勝ってもおかしくない体制でカネヒキリがハナ差出たのが天才たる所以』

まぁなによりユタカ騎手自身が『もっと上手くなりたい!騎乗レースは全部勝ちたい!』って言ってる以上、他の騎手は大変ですね。
サービス精神もありますし。売上が落ちてる全国の地方競馬に行くのは『自分が行けばお客さんが来てくれるし、それが地方競馬の為にもなるから。呼ばれれば何処へも行きますよ。』っていう考えが地方のファンにはありがたいですし、尊敬します。
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この回答へのお礼

武騎手の力は誰しも認めるところです。そういうことが原因のひとつかもしれませんね。どうもありがとうございました。

お礼日時:2005/12/01 21:41

20年前までは、関西馬は全く大レースに勝てませんでした、テンポイントを調教した小川元調教師が提唱した坂路が関西場躍進のきっかけと言われてますが、、、


しかし、今は美浦の設備も充実し栗東と変わりません、強いから良血馬が集まると言う説も、美浦の設備が良くなって久しくなり説得力は有りません。

私はいま横浜在住で、こちらのスポーツ新聞は殆ど取り上げませんが、関西在住時代は良く耳にしたのは

「持ち乗り制度が関西馬の強さのヒミツ」と言う説です。

一般に厩舎では調教師以外のスタッフは
・厩務員
馬の世話をする人
・調教助手
馬の調教をする人
がいます。

厩務員は馬の世話をし、調教は調教助手と騎手が行うのですが、騎手と調教助手だけでなく、厩務員も調教を行うのです。これを持ち乗り制度と言います。
当然、調教をする人が増えるので、時間をかけて調教が出来で、馬を鍛えることが出来たため関西(栗東)馬の成績が上がってきたと言う話です。

しかし、この制度を導入するには痛みが伴います。理由はトレーニングをするだけの体力のない厩務員は行き場を失うという事です。
馬の世話一筋で来た厩務員の方々が、騎手の様に追い切りで馬を追えるだけの人は限られるでしょう。(年配の人ならなおさらです)
関東(美浦)は厩務員労働組合の力が強く、この制度の導入には及び腰でした。徐々に導入されつつありますが、今も人数制限があるはずです。
結果、関西(栗東)と関東(美浦)では馬のトレーニング時間は倍くらい違うと言われていて、同じ馬を連れてきても関西馬が圧倒的に強いのも当たり前の話です。
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この回答へのお礼

これは十分に考えられますね。他のスポーツでも、優秀な監督のもとで強くなる選手はいますからね。どうもありがとうございました。

お礼日時:2005/12/01 21:44

#1さんが仰るように、現在の調教でも大きな位置を占める坂路コースの完成が栗東の方が早く、そこから関西馬の躍進が始まりました。


現在は、美浦にも同じ長さの坂路コースが完成しており、美浦も施設面で劣ることは無い(例えば、ウッドコース、ダートコースなどの広さでは美浦の方が広かったりしますし)のですが、蓄積されたノウハウが違います。
競走馬をどの厩舎に預けるか、というのは、馬主と調教師の人間関係によるところが多くあります。坂路調教による躍進が始まった時に出来た馬主とのパイプが施設の差が埋まった現在でも生きているため、良血馬が関西に集まりやすいのでしょう。

また、一般的に美浦では、調教師と騎手の間に、従来の師弟関係のようなシステムが強く残っているのに対して、栗東では「実力さえあれば、どんどん乗せる」という風潮があると言われています(勿論、相対的に、でしょうが)。
安藤勝巳騎手、小牧太騎手など地方の有力騎手が移籍先として栗東を選んだのも、そのような事情があると思われます。有力騎手が多いから、というのも大きいでしょう。

ただ、これでも関西と関東の差は、一時期に比べれば埋まりつつあります。ノウハウの蓄積などが出来つつあるのでしょう。将来、もっと両者の差は縮まるのではないでしょうか。
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この回答へのお礼

どうもありがとうございました。

お礼日時:2005/12/01 21:48

栗東のトレーニングセンターがよいのは断然です。


それを承知で馬主は良血馬を関西に預けるのだと思います。競馬はブラットスポーツとも言われるくらい血統が大事にされていますし、やはり良血馬がしっかり調教されると、関東馬ではなかなか太刀打ちできない気が・・・
また、武豊騎手に乗ってもらうために預ける人もいるでしょう。
ただ、関東では横山典弘騎手が孤軍奮闘していると思います。
関西の有力馬に乗せてもらっていますから、近いうちに関東の騎手もG1を勝つことが出来るでしょう。
そう願いたいものです。
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この回答へのお礼

どうもありがとうございました。

お礼日時:2005/12/01 21:48

>栗東のトレーニングコースがよいからという説もありますが、<


説ではな「データー」でも実証されてますよ
少し前では関東馬優勢でしたよね?
しかし栗東に「坂路」を導入してから関西馬の躍進が、始まりました
そこから美浦も「坂路」を導入しても栗東短い(3F)でした
(今は、工事が終り(4F)です)

参考URL:http://www.jra.go.jp/miho/information/center.html
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この回答へのお礼

どうもありがとうございました。

お礼日時:2005/12/01 21:49

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