世界の宗教の最低限必要な知識

私は特に信仰する宗教のない、一般的な日本人です。

しかし最近の世界情勢はかなり不安定になり
キリスト教圏とイスラム教圏の対立が深刻化しています。

もちろん大昔からせめぎ合いの構図ですが、
最近、単なる戦争以外にもムハンマドの風刺事件があり、
暴動とキリスト画却下の二点から
外国人の信仰に下手に触れると怖いことと
彼らは信仰を絶対譲りたくない（自虐的なことをしない）
ことを痛感しました。
また少し前には風刺本を翻訳して暗殺された日本人教師もいたはずです。

これらを踏まえて、自己防衛と友好のため、
世界の宗教について最低限知っておかねばならない事を教えてください。

とはいえもともと特別宗教に興味があるわけではないし
あまり多くを言われても基本知識がないので分かりません。

「これを言うと殺される」「これをすると罵倒・報復される」
といったようなタブーに関わるような基本知識で結構です。

その２宗教以外にもユダヤ教・仏教、それ以外でも
「これだけは常識、知らないとまずい事になる」
といったことがあれば教えてください。

No.1 ベストアンサー 回答者： ctrpiv 回答日時： 2006/02/11 07:10

こんにちは。

expand_23さんが知りたいのは、キリスト教・イスラム教の知識ではなく、自己防衛と友好のための最低限の宗教的知識ですね。

自己防衛と友好のためには、基本的に個々の宗教について一切知る必要はありません。今回のムハンマド風刺事件や以前の日本人教授（かな？）暗殺事件は、イスラム教を知らなかったから起こったのではなく、ある程度知った上で「侮辱した」から起こりました。

世界におけるキリスト教とイスラム教の対立ですが、これもお互いが相手のことを知らないことが原因じゃありません。相手の考えを認めないことが原因になっています。

ということで、expand_23さんが自己防衛と友好のために知らなければいけないことは、「宗教というのは自分の想像もつかないくらい真剣に信じている人がいること」です。宗教を批判することは、その信者の大切なものを批判することです。宗教を題材に風刺することは、その信者の大切なものをバカにすることです。充分注意する必要があります。宗教についての知識が一切無くてもできることです。

またどの宗教かに関わらず、聖域を汚したり侮辱したらいけません。観光が不可能な寺院もあります。観光可能なところでも、派手な服装で行かない、脱帽する、騒がない、など、一般常識を持っている人なら、どういう風にすれば宗教を尊重することになるかわかりますよね。

自己防衛と友好については、宗教というよりも土地ごとの文化や習慣について知る必要があります。宗教だけを見ると、例えばイスラム教圏にしても、女性の肌を一切見せてはいけないところから、西洋と全く一緒の自由なところまで、国によって様々です。

それより社会的・文化的に、「この国ではこういうことを言ってはいけない」、「この場所に行ってはいけない」というのがあります。過去の戦争で日本が迷惑をかけた国もあります。いろんな理由で先進国の外国人がテロの標的になる国もあります。また友好の基本は相手の考えを理解し、認めることですね。相手の宗教について全く知らずとも認め合っている人たちはたくさんいます。

その上で、もしexpand_23さんが将来的に宗教に興味を持てば、その時に入門書などを読んで勉強しだせばいいと思います。外国人や外国文化に対する理解が深まります。

ユダヤ教－キリスト教－イスラム教は、どれもユダヤ教の聖書（＝キリスト教の旧約聖書）の上に発展してきた同じ神を信じる宗教なので、一つについて勉強すれば他についても理解しやすくなります。

この回答へのお礼

ご丁寧に回答いただきありがとうございます。

>「宗教というのは自分の想像もつかないくらい真剣に信じている人がいること」
この点、よく肝に銘じておきます。

>またどの宗教かに関わらず、聖域を汚したり侮辱したらいけません。
旅行の際は気をつけます。

土地の文化や過去の歴史、現在進行形の国際情勢なども
自己防衛につながるということですよね。

ユダヤ教とキリスト教とイスラム教は生まれは兄弟のようなものなのですね。
現在は全然違う形で、いがみ合ってるし、ややこしそうですが
勉強するときはこれらからにします。

ありがとうございました。

お礼日時：2006/02/11 10:51

No.2 回答者： tajitaji1957 回答日時： 2006/02/11 08:26

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すべて、逆説の日本史の著者の井沢元彦氏の著作ですが元新聞記者、現小説家（？）のためか本当にわかりやすい。若干の意見が合わない部分もあるのですが
とにかく、わかりやすいので手にされてはいかがでしょうか？

この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
面白そうな本ですね。評価も高いようですし。

とりあえずは図書館で探して見ます。
財布に余裕があったら購入します。

ご紹介ありがとうございました。

お礼日時：2006/02/11 10:54