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最近川端康成の小説 「名人」 を読みました。 これは秀哉名人が引退碁として木谷(当時7段)と対戦した時の出来事を小説としたものですが、 黒121(封じ手)の異常さに名人が動揺して結果的には白130が敗着となった(その後の名人の感想)と書いてありました。 友人(6段は)「色々調べたがそれ以前から黒が断然良くこの敗着は関係ない」と断言しています。
どなたかこれに関する専門家の見解をご存知の方又はこの碁の解説書をご存知の方、情報を頂きたいと思います。

A 回答 (1件)

黒121は白からの先手はねつぎをふせぐ利かしで、この手に白が反発すると上辺の白石は死んでしまうので、121は異常ではなく好手です。

また、黒から白の右辺の石を追い落とす手があったのですが、白130はそれを見逃してしまい敗着となったようです。130手くらいでは、まだまだ戦いが残っている段階ですので、それ以前の地合の大小だけでは勝敗が決しているということはないと思うのですが。(手持ちのビデオ参照)

この回答への補足

回答ありがとうございました。 

黒121を見て秀哉名人が当初腹を立てたのは、所謂NHK杯などでよくある、時間つなぎの手(相手の応手が絶対必要な手)であり、封じ手としては汚い手と思ったからです。 当時多くの棋士もそう思ったようです。 当時この碁の解説をした呉清源はこの手は意味があると言ったし、後に名人も認めているようです。 それは白のはねつぎが先にあってから黒121では白は実戦の8-2でなく8-1に受けるため後に黒11-1が必ずしも先手にならないと書いてありました。 
それから秀哉名人は白130では 15-9(切り)で黒の応手を聞くのであったと言ってます。 仮に黒15-8(かかえ)なら回答者様の言われる右辺の追い落としは防げているとのことです。

肝心な質問はそれ以前のこの碁の形勢ですが、やはりまだ分からないというのが妥当な線でしょうか? 私もそう思いたいのですが。

補足日時:2006/03/22 15:20
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この回答へのお礼

回答ありがとうございました。
質問がマニアックすぎて回答が少なかったのかなと思っています。 でもやや低調なこの囲碁・将棋コーナーの賑わいに少しでもお役に立てたなら幸いですが。

お礼日時:2006/03/24 18:22

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