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将棋の新人棋士藤井聡太四段が無傷の連勝街道をまっしぐらに進んでいるおかげで
将棋関連のニュースが頻繁に取り上げられています。
少し気になるのは一部の民放でのニュース、ワイドショーで羽生善治三冠(王位・王座・棋聖)を
「絶対王者」
との称号(?)で呼んでいることです。こんな称号は私の知る限り、将棋連盟の正式な称号ではありません。

確かに羽生善治棋士はかつての7大タイトルを独占したことがありました。しかしそれは一年持たずにわずか数か月で六冠に陥落しました。
また、現在、将棋界の最高二大タイトルである竜王、名人は保持していません。
現行の八大タイトルのうち、半数未満の三冠(王位・王座・棋聖)を保持するのみです。
しかも言っちゃあなんですが、王位・王座・棋聖はかつての7大タイトル時代でも下位のタイトルです。最近新設された叡王戦は竜王、名人の下に割り込んで、第三位のタイトル戦になりましたが、これも保持していません。
(ちなみに現行の八大タイトル戦の序列は竜王戦、名人戦、叡王戦、王位戦、王座戦、棋王戦、王将戦、棋聖戦です)

言うなれば
「八大タイトルのうちの下の方のタイトルをわずか三つ持っているだけの棋士」
それが羽生善治三冠、です。
なぜ、そんな羽生氏を民放ニュース、ワイドショーでは
「絶対王者 羽生善治」
「前人未到の七冠独占を成し遂げた羽生善治」
「藤井聡太を止められるのは羽生しかいない」
と持ち上げるのでしょうか?
ハッキリと「渡辺明竜王」「佐藤天彦名人」、「それに次ぐ羽生善治三冠」と呼称べきです。

羽生三冠の事は尊敬しておりますが、将棋に詳しくない方まで誤まって
「今でも羽生善治は将棋界で最強の棋士」
「羽生より強い人はいない」
と勘違いされるのは問題があると思います。

羽生氏に対して「各種歴代一位記録保持者の現役棋士である」
ということで呼び名をつけたいなら
「通算タイトル獲得期数 歴代一位97期の羽生善治三冠」
「通算優勝回数 歴代一位152回の羽生善治三冠」
「最多永世称号獲得 歴代一位7個の羽生善治三冠」
と呼称すればいいのです。

なぜ民放マスコミは、渡辺竜王、佐藤名人よりも、あたかも羽生氏の方が優良・上位のタイトルホルダーであるかのように「絶対王者」などという勝手な称号(いえ、正式な称号ではないから単なるニックネーム、キャッチフレーズ、ですよね)をつけて羽生氏が最上位棋士のように扱うのでしょうか?

これに対して将棋連盟や棋戦スポンサーである新聞各社、あるいは羽生氏自身は
「”絶対王者”という称号は将棋連盟には存在しないので、勝手な呼び名、キャッチフレーズはご遠慮願いたい。
 羽生氏があたかも竜王位、名人位よりも上位に存在するタイトルホルダーであるかのような呼称は誤解を招くのでおやめいただきたい」
とのアクションを起こさないのでしょうか?

詳しい人、お願いします。

A 回答 (6件)

将棋を知っていれば羽生先生が絶対王者ということがわかると思いますが...。


名人を失っても竜王じゃなくても羽生先生は絶対王者。というのは、タイトル数だけではなく、相変わらずの高い勝率、ここぞというときの勝率と精神力(タイトル戦の最終局は異様に強い)、将棋の内容や質の高さや信用度などが挙げられます。いずれも他の棋士の追随を許しません。昨年度のタイトル戦でも追い詰められてから逆転防衛を果たすなど相変わらず「羽生の牙城」は健在です。また、将棋大賞に名局賞というのがありますが、羽生先生が負けた対局が選ばれることが多いです。負け将棋でも質が高いということです。なかなか勝たせてくれない。羽生先生の負け将棋は見ている方も疲れます。逆に渡辺竜王は負けるときはアッサリということが多いですね。
このように序列は渡辺・佐藤天・羽生の順番でも、いまだにタイトルを複数所持していることや、前述のように多くの要素があり絶対王者なのです。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

>将棋を知っていれば羽生先生が絶対王者ということがわかると思いますが...。

ということは私は将棋を知らない人間なのですね。

お礼日時:2017/07/03 10:19

羽生善治さんは「天才とは努力し続けられる人」とおっしゃっていたような気がします。



故大山康晴さんは「一回タイトルをとることより、それを維持するのが重要」とおっしゃっていたような気がします。(どちらもあいまいですみません…)
どちらも「継続が重要」という点では通ずるものがあると思います。

何が言いたいかというと、過去の実績というのは重要です。マスコミが正確でない発言をしたからといって、実績ある人を将棋界が否定しないでしょう。
大山さんが失冠したときも、「いまさら九段って呼びにくいし、十五世名人って呼ぼう」ってことにしたんですから。
いまは時代が違うかもしれませんが、少なくともこれまでの実績は確かな羽生さんが過大評価されて、わざわざ否定するのも、将棋連盟にとっちゃ嫌らしいじゃないですかね。

「絶対王者」っていうのは確かに正確ではないと思います。全勝無敗くらいで「絶対」といえるんじゃないですか。
でも、わざわざ否定するのは了見が狭く感じるし、盛り上がるならいい、くらいの感覚かと。今将棋界が盛り上がってるのも、一部はマスコミの報道のおかげともいえますからね。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

おっしゃる通り、努力し続けることが大切ですね。

お礼日時:2017/07/03 10:17

時は移ろいつつあります。

羽生さんはもう現在では絶対王者でもなく、名人位を失っています。それはわざわざ言うことでもないでしょう。誰でも分かっている。

加藤一二三さんが引退したように、誰でも引退のときを迎えるのです。それまでどれくらい長い時間今の地位をキープできるか、もしくは盛り返せるか、が王者の今後の課題となります。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

おっしゃる通り、時は移ろいつつありますね。

お礼日時:2017/07/03 10:16

羽生さんの方が知名度も有り、引き寄せる力が有るからだと思います。

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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

>羽生さんの方が知名度も有り、引き寄せる力が有るからだと思います。

羽生三冠が世間の耳目を引き寄せる力があることは納得・賛同します。
確かに、将棋をあまり知らない一般の人たちにとっては、渡辺竜王、佐藤名人よりも羽生三冠の方が名前も顔も知られていますね。

お礼日時:2017/06/27 09:05

マスコミがすべて正しいわけではない。


一方、羽生三冠を「現役最強棋士」、「絶対王者」と言っても誰も異論がないのも事実。
誰もが認めるところである。
マスコミの言う「絶対王者」は、将棋をあまり知らない人にも分かりやすく表現したにすぎない。

現竜王位、現名人位は、いわば「時の人」。
「タイトルを一年間預かってる人」にすぎないのだ。
羽生三冠の実績を考えれば、今も「絶対王者」であることに異論を挟む余地はない。
それを知ってるから、連盟も他の棋士も異議申し立てをしないのだ。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

おっしゃる通り、マスコミがすべて正しいわけではないですよね。

>将棋をあまり知らない人にも分かりやすく表現したにすぎない。

なるほど、あまり知らない人向けの表現なのですね。

お礼日時:2017/06/27 08:58

羽生さんはなにも悪くありません


マスコミとそれを許してる将棋連盟が
悪いということでしょう
羽生さんは過去最多の永世称号を
名乗ることが出来る人ですが
現役最強は名人か竜王なので
羽生氏ではなく将棋連盟が
アクションを起こすべきと
思いますが、起こさないということは
誤解されても構わないと思っているからでしょう
竜王も名人も全てマスコミがお金を出してます
とても怖くて言えないのでしょうね。
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この回答へのお礼

おっしゃる通り、羽生三冠は何も悪くないですよね。
なぜ竜王戦を主催する読売新聞、名人戦を主催する朝日新聞、毎日新聞両社は
「絶対王者、なんて勝手な呼び名は止めてください」
って言わないんでしょうかね?

お礼日時:2017/06/26 21:41

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