プロが教えるわが家の防犯対策術!

ベルリン国立歌劇場、2002年
東京公演に行ってきました。
演出家はハリー・クプファー。
ヴォータンがサングラスしてたり、
ワルキューレが、特攻隊服だったりと
面くらいますが、衣装も含め、
演出なんだと、納得もできますが、
ひとつ、まるで意味不明の演出がありました。

「ワルキューレ」の第2幕で、
ブリュンヒルデが、ジークムントに
「死の告知」をするシーンで、
ジークムントの背後に回った
ブリュンヒルデが、ジークムントの
顔中(目、鼻除いて)
白いクリームを塗りたくっていました。
これは????
多分、髭剃りクリームだと思いますが
それにしても何故?

どこかにクプファーの意図する
説明があれば、教えてください。
また、独自に解釈された方は、
それが自分の解釈であることを
明記して、参考にさせてください。

A 回答 (2件)

え~,siegmund と申します.


ハンドルネームの由来はご説明するまでもないと思いますが,
音楽は単なる下手の横好きです.
それにしても,ジークムントの質問が出るとは思いませんでした.

第2幕第4場,ブリュンヒルデの
Siegmund!
Sieh auf mich!
Ich bin's,
der bald du folgst.
というところ以降ですね.

以下は私の勝手な想像です.
全く自信はありません.
私は第3サイクルを見に行く予定なので,まだ見ていませんし.

白という色に象徴的意味があるように思います.
白というと純潔を最初に思い浮かべるのが普通ですが(花嫁の衣装は白ですから),
例えば平凡社の世界大百科の「白」の項には
「白は一日の死と再生を表す色である。」
とあります.

この時点では,
ジークムントは一旦戦死してその後ワルハラの城で再生するという運命になっています.
ブリュンヒルデが
So weig achtest du
ewige Wonne?
と言っていますから,永遠の生命を得るのでしょう.
この場面はブリュンヒルデがジークムントにそういう運命を告げる場面ですから,
白はその象徴としてまさにふさわしい色といえます.
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この回答へのお礼

ジークムントさん、ありがとう。
しかし、粋なハンドルネームですね。
ちなみに、僕は「トリスタンとイゾルデ」が
特に好きですが、主人公たちの
勝手気ままさには、正直不満あります。
どちらかというと、クルヴェナールや、
ブランゲーネに魅力を感じます。
さらに言えば、
映画「レッド・オクトーバー」
の艦長ではなしに、副艦長に敬意を抱きます。

本題。
ウ~ン。どうもピンと来ないのですが…。
色の表し方が、クリームというのが
どうも引っ掛かって。
でも、その通りかもしれません。
是非、公演に行かれたら、
再度お考えを聞かせてもらえませんか?
楽しみにしています。

お礼日時:2002/02/04 01:54

Siegmund heiss ich,


und Siegmund bin ich.
ジークムントを見てきました siegmund です.
まだ,指輪モードになっています.

> しかし、粋なハンドルネームですね。
いやあ,ありがとうございます.
そう誉めていただけると大変うれしいです.
ワルキューレは私が全曲通して聴いた最初のオペラですし,
はじめて見たオペラでもあります.
そういうわけで,特に思い入れが深いのです.
ネットワークで私のコンピューター名は notung にしています(^^).

さて本題ですが,どうも自信がなくなってきました.
第3幕の最初で勇士が大勢倒れていて,
あとでワルキューレ達が彼らをワルハラへと送り出します.
勇士の顔を見ると,どうも赤い線が見えたようで,
少なくとも白い顔にはなっていませんでしたね.

う~ん,よくわかりません.
ちょっと塗る程度ではなくて,べたべたたくさん,髪の方まで塗っていましたね.
単なる死化粧ですかね?
この世のものではなくなるという意味?

というわけで,どうも本題ではお役に立てませんでした.
でも,指輪の話ができて大変楽しかったです.
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