リース業務は誰でもできるの？

普通の会社、例えばシステム開発会社が、リース会社としてユーザのお客さんに対してリースできるのでしょうか。
素朴な疑問ですが、もし出来るとすると、リース専門の会社は何を優位点として仕事しているのでしょうか。

No.1 ベストアンサー 回答者： men-soul 回答日時： 2006/09/01 11:40

できる。

普通リース会社って金融業の登録をしてるけど、純粋にリースするだけなら特に資格や免許はいらないはず。

で、リース専門の会社の優位点は、資金力と契約とかの管理管理能力だと思うな。
もちろん、関係する各法令や規則、会計処理に詳しいなども契約を交わす上では優位かも知れない。

安い物件で1件や2件の契約なら誰がやっても、どうやっても出来ちゃうよね。でも、それじゃ商売としては成立しない。

以下は、総合リース会社なんかの話ね。（専門機械のリース会社なんかはまた違う）

リースってのは金融的には固定金利の貸し出しと同じ事だろうけど、普通競争力のあるリース料を設定すると、実質年率（リース料率じゃなくて銀行の融資金利ね）に換算して1％～3％程度の利回りなわけ。

見た目はもっと高いんだけど、資産に計上してるから固定資産税を払うし、普通は動産保険にも入ってるから、その保険料もかかる。こういう避けられない支払いを差っぴいて利息だけをみると、だいたいそのくらいの利率になる。

こんな利率で融資して、それを商売として成立させるには、大量の資金をそれより安い金利で調達できないとならない。
いくら調達が安くできても貸出の利率も低いので、利鞘なんて知れたもの。だから商売にする以上は大量に契約を取らないとペイしない。

で、大量に契約を取ると今度はそれを管理するのが大変になってくる、と。
専業者用のシステムで一元管理してる会社が多いと思うけど、買うだけで何億円もかかるんだよね。その後もメンテナンスで毎年けっこう金かかる。

やるだけなら、そんなことしなくてもリースは出来る。
けど競争力がないか採算がとれない。だからみんなやらない。または手を出しても、いずれ撤退する。そういうことじゃないかな。

この回答へのお礼

お礼が遅くなりました。
よくわかりました。ありがとうございました。

お礼日時：2006/12/13 20:05