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早速ですが、対戦車へりの「AH-1」と「AH-1S」(通称:コブラというようですが)って同じものなのでしょうか?両方の表記を見たことがあるのですが、違いは何ですか?お分かり方いらっしゃいましたら、宜しくご教示お願い致します。

A 回答 (2件)

こちらが参考になると思います。



Wikipedia - AH-1 コブラ
http://ja.wikipedia.org/wiki/AH-1_%E3%82%B3%E3%8 …

| 米陸軍では、重量増加によるエンジンの出力不足が問題視されたため、
| 1977年から、エンジンやトランスミッションなど機体各部の強化などを
| 施し、キャノピー(風防)を角ばった平面型に変更した「AH-1S」の生産
| と部隊配備が開始され、

見た目はキャノピーが違う程度みたいです。
日本で普通に見る事があるのはAH-1Sの形状の方ですね。
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この回答へのお礼

大変に迅速なご回答をありがとうございます!
仕事で必要だった為、助かりました!
今後の参考にもさせて頂きます。

お礼日時:2006/10/19 13:02

対戦車へりの「AH-1」と「AH-1S」との違いということですが、現実には「AH-1」という機種は存在しません。

あくまでもその後に制式化されたいくつもの機体の元になったという存在でしかありません。

攻撃(対戦車)ヘリAH-1は1966年にAH-1Gヒューイコブラという名称でアメリカ陸軍に制式採用後量産化されていますので、この型が実用AH-1タイプの原型といってもいいと思います。

そこでこのAH-1GとAH-1Sの違いですが、まず一番大きな変更点はエンジンで、出力が実質1100馬力のG型に対して、S型は1800馬力に向上しています。外見上では丸みを帯びたキャノピー(パイロットが入るコクピットを覆う強化ガラス)から、平面で構成されたものに変更されています。これは全方向からの太陽光線を反射するG型のキャノピーを嫌ったための変更です。

肝心の兵装(武装)ですが、G型は機首に7・62ミリミニガンを装備するほか、スタブウイング(ヘリの機体の左右横から出ている小さな翼のようなもの)のパイロンに最大76発のロケット弾ポッド、あるいは7・62ミリミニガンポッド、または20ミリバルカンポッドを搭載していました。正直これでは対戦車ヘリは名乗れませんね。

これに対してS型は機首に20ミリ機関砲を装備し、大型化されたスタブウイングにはTOW対戦車ミサイルを左右で計8発を搭載でき、さらにこれも左右で38発のロケット弾を同時に装備できるようになるなどの武装強化がなされています。また目に見えないところでは、照準装置(HUD)や火気管制装置(FCS)、レーザー測遠器や航法装置などのアビオニクス(航空機用電子機器)関連が充実し、本質的にはG型とはまったくの別物といっても良いほどの機種になっています。これでようやく対戦車ヘリと大きな声で名乗れるようになれたというわけです。

現在陸自ではこのS型を運用しており、一部はC-NITEと呼ばれる夜間戦闘能力向上型を導入していますが、総体的にAH-1シリーズそのものが旧態化しつつあるため、AH-64アパッチに順次入れ替えている最中ですね。
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この回答へのお礼

早々にご回答を頂き、ありがとうございます。
ご丁寧で詳細な解説、大変参考になりました。
今後も活用させて頂きたいと思います。

お礼日時:2006/10/19 13:04

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