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私は幼い頃7年ほどピアノを習っていて、中学生の頃やめてしまったのですが、縁があって半年ほど前からまたピアノを習っている者です。
私の先生が『エリーゼのために』は有名な曲だけど、音楽的価値のある曲ではないとおっしゃったのですが、その言葉に疑問を感じます。なら、どうして多くの人がピアノの練習の過程でその曲を練習するのか。
また、来年の発表会に向けて今モーツァルトのソナタno.8を練習していて、先生にもう1曲何か弾くよう言われたので、カルメンの前奏曲闘牛士をやりたいと言いました。でも、先生曰くその曲も音楽的価値がないとのことでした。私が闘牛士を選んだ理由はあるピアニストのコンサートで演奏しているのを聴いてとても感動したからでした。
音楽の知識がほとんどないのでここで質問させてください。
(1)クラシック音楽において、音楽的価値のある曲ない曲というのは存在しますか?
(2)また専門家の方々は、どういった基準や、どういった部分に価値を感じるのですか?
(3)もし、音楽的価値のない曲というのがあるとすれば、それはピアノ(または、ほかの楽器)で練習する意味はないのですか?
よろしくお願いします。
No.9ベストアンサー
- 回答日時:
(1)クラシック音楽において、音楽的価値のある曲ない曲というのは存在しますか?
音楽的価値の有無という表現は過激に過ぎると思いますが、上下はあると考えています。
例えば、ベートーベンの9つのシンフォニーはどれも素晴らしいですが、全部同列の価値があるとは思えません。
(2)また専門家の方々は、どういった基準や、どういった部分に価値を感じるのですか?
僕はアマチュアのチェロ弾きですが、例えばサンサースのコンチェルト
とラロのコンチェルトでは、はっきりとサンサースのもののほうが音楽的に上と感じます。
何度も何度も、繰り返し練習して、それなりに弾けるようになってくると。はっきりと音楽としての価値の上下は感じます。
(3)もし、音楽的価値のない曲というのがあるとすれば、それはピアノ(または、ほかの楽器)で練習する意味はないのですか?
チェロでいうと、練習用のコンチェルトというものがあります。
音楽的に評価されて残ってはいないけれども、チェロという楽器の様々な奏法を身に付けるという意味では価値のある曲があります。
チェロ弾き以外は先ず知らない曲。
僕の勝手な推測ですが、貴方の先生にとって『エリーゼのために』は、繰り返し繰り返し練習をするたびに、新たな音楽的感動や発見を呼び覚ますと言う意味では、評価が低いのかもしれません。
しかし「ない」というのは日本語として不穏当。
「有名な割りに価値が低い」なら理解できないことはありません。
No.10
- 回答日時:
noksucowさん、こんにちは。
ピアノを教えているものです。専門的な立場から曲を見たときに、同じ作曲家の作品の中でも、音楽的な内容の濃い薄い(?)は、あることはあります。
たとえば「ルノアール展」に行ったら、手のひらに乗るくらい小さなクロッキー(駆け出しの頃にさっと書いたもの)から、
力が熟した時代に何年もかけて書いた幅3メートルの大作とか、様々な作品がそろっていますよね。それと同じような感じだと思います。
ただ、それは「魅力」とは話が別だと思います。
「価値がない」「弾く意味がない」とすぐに結びつけてしまうのはちょっと違うかもしれないですね。
そもそも価値があるのかないのか、0か100か2種類しか選択肢がないのは無理なような気が。。。「音楽的価値が少ない」のほうが抵抗ないなぁ。
有名音大の入試に通るには、 F1レースで走る車を小さい時から18才までに作らなきゃいけないようなもので、
最短距離で山のような技術を身につけないといけないのですが、そのときにはベートーヴェンなら「エリーゼのために」より
構成のかっちりしたソナチネでソナタを弾く基礎を、という具合に、入試に必要な作品(ピアノを弾く力をつけるのに重要だから試験に出るのですが)以外は
あとまわしで、「力がつけば、それはあとで弾きたいときに自分で弾けるからね」という扱いになります。
たしかに、ベートーヴェンのソナタでちゃんとベートーヴェンのスタイルを身につけると、「エリーゼのために」を弾く力はおのずとついていて、
あとで習わなくても弾けるものなんですよね。
先生は、ご自分のそのような経験をふまえてアドバイスをされたのかな?と思います。
「レッスンや発表会が勉強の場だとするならば、そこでわざわざとりあげなくてもいいんじゃないかな」くらいの意味かな、と。
「自分がこの生徒さんにピアノを教えてあげられるのは永遠にではないし、いつかは自力で弾いていくことになる」と真剣に考えれば考えるほど、
一緒に取り組むレッスンの時は、「せっかくなら、一人でピアノを弾き続けるために必要な力を
なるべくたくさん手渡せる曲を教えたい」と思ってしまうところはあります。
ただ、趣味でピアノを弾いていかれる大人の生徒さんの場合、「この曲が好きだ、弾くのが楽しい」という気持ちはとても大事ですよね。
そう考えるので、わたしはtoroteccaさんの先生よりはもう少し幅広く曲を選んでいるほうかな。。。
ピアノの名手だったリストがオペラをピアノに編曲した曲も好きで演奏会でよく弾きますよ。
No.8
- 回答日時:
音楽というのは音を楽しむのであって価値がないとは言いにくいですね
初心者が聞くには飽きず楽しいものだから価値がないとは言えないです
ただなぜ練習するのか?ここに違いがあるからじゃないかな~
すごい大きなところで聞いてもらうにはちょっと物足りないか?
と言う意味で価値がないと言われたのだと思う。
あなたの音楽を大勢の人の前で聞いて欲しい。のか
すばらしい音楽を聴いて欲しいのか?
その差だと思う。先生の教え方が上手であるなら言った事を忘れ教えてもらい、うまくなりましょう。
素人がHP見つけました 参考に・・
http://www.geocities.co.jp/HeartLand-Gaien/4632/ …
No.7
- 回答日時:
まず、もっともっと沢山の音楽を聴きましょう!
ピアノ曲では・・・
・ピアノを独奏とする曲
ソナタ、ソナチネ、変奏曲(バリエーション)、間奏曲(インテルメッツォ)、幻想曲(ファンタジー)、狂詩曲(ラプソディ)、奇想曲(カプリッチョ)、前奏曲(プレリュード)、夜想曲(ノクターン)、円舞曲(ワルツ)、練習曲(エチュード )、即興曲、ロンド、メヌエット、小品(ショートピース)等々
・ピアノとオーケストラのための曲=ピアノ協奏曲(コンチェルト)等
・ピアノを含む曲
歌曲(リート)、ピアノ三重奏(トリオ)、ピアノ四重奏(カルテット)、ピアノ五重奏(クインテット)等、他の楽器を含む室内楽曲やヴァイオリンソナタ、チェロソナタ、管楽器のためのソナタ等の伴奏(または対等)としての意味合い
・ピアノ以外の曲。例えば・・・
交響曲、管弦楽曲、協奏曲、序曲、歌劇(オペラ)、宗教曲(オラトリオ)、室内楽曲(弦楽四重奏曲、様々な編成のアンサンブル曲)等々
ピアノ音楽に限定して申せば、純粋な器楽曲、芸術音楽として最高のものである「ピアノ・ソナタ」以外ははっきり言って古い時代には二次的・付随的で、得てしてワンランク下に見られる場合が多かった様に思われます。現在では演奏会等でも対等な扱いでそういうことはありませんが、正統的?なピアノ学習者の重要なテキストになっているのは間違いありません。ただ、ピアノ音楽(のみならず他のジャンルにおいても同様に)を普遍的かつ精神的内容の深い芸術的音楽にまで高めた後期バロックのバッハ、ウィーン古典派のモーツァルト、ベートーヴェン以外にあってはショパン(祖国ポーランドの様々な舞曲、民族的音楽をもとに自身の感性と手法とでピアノ音楽に独自のジャンルを作る)、シューベルト、シューマン、ブラームス、リスト、ドビュッシー、ラヴェル、ラフマニノフ、などの作曲家が特にすぐれたピアノ曲の数々を残しています。
おそらく、先生はあなたが所謂、分かり易い題名の付いた演奏時間の短い小品(ショートピース)ばかりを選んでくるので(というか、あなたの経歴では本格的な大曲は無理なのを知ってか)そのような言い方をあえてされたのでは?と思われますが。(一応、音楽的価値云々・・の仰せの事柄は的を得ています)
クラシック音楽はそもそもヨーロッパの教会や宮廷で王侯・貴族社会といったごくわずかな特権階級層を対象にして興り発展し、やがて市民階級まで広く浸透し、その歴史や伝統から、我々人間の心(精神)の深いところに影響を与える力をもった素晴らしいものです。
こちらからすすんで求めていけばその扉は開かれ、もっともっと広く深い世界に誘ってくれます。
一度、末端の枝葉ばかりでなくその大樹の中心部分に目を向けてみては如何でしょうか?そこから仮に小品を弾く場合でも、曲への理解度・演奏内容等が数段高まるかと思われます。
No.6
- 回答日時:
あなたの先生を知らないので、なんとも言えませんが、一般的な話として聞いてください。
クラシック音楽愛好家の中には、ドイツ音楽至上主義的な人がいるのは、事実です。 あなたの先生も、ドイツ音楽に偏ったところがありませんか?
そういう人は、美しいメロディーがある比較的聴きやすい音楽を、軽視する傾向にあります。 例えば、ピアノ曲でいえば、ラフマニノフなんかは、悪口の対象になったりしますね。
オペラなんかでも、イタリアオペラなんて聴かないというひともいます。 ワグナー最高!という人。
確かに、バッハ、ベートーベン、モーツァルト、ブラームス、シューベルト、ワグナー等に比べて、ロシア、イタリア他の作曲家の音楽が、多少表面的に聴こえることがあります。(わたしの個人的意見)
あなたにとって、どっちの音楽が、より深く深遠であると思うかと尋ねられれば、わたしは、ドイツ系の音楽と答えます。 たぶん、生涯にわたり聴いていくことになると思います。 チャイコフスキー、ラフマニノフ、リムスキーコルサコフ等、夢中になって聴いた時期もありましたが、飽きてしまいました。 でも、たまに聴きますよ。 また、好きなことに変わりありません。
わたしは、メロディーが美しい曲も大好きです。よって、ロシア音楽や、イタリアオペラも大好きです。 ただ、人によっては許せない人もいるんですよね。 重厚、深遠な音楽が最高、他はダメという人。
人の趣向は、変わります。 先生も、昔は好きな時期(今は否定している音楽)があったんじゃないでしょうか? 色々、経験するうちに、今の考えに行き着いたのだと思います。
わたしは、先生のように自分の考えを他人に押し付けるようなことはありません。 また、好きでもありません。 人には、それぞれの価値観があるのです。 ある一定の評価を、受けなければ、何百年間も、その曲が残るなんてありません。 今の自分の価値観を、大切にしてください。 将来もしかしたら、あなたも、先生のような価値観を持つ可能性があるかもしれませんが、それは、色々経験して、あなたが変わったからです。
自分の信じる価値観を、大事にしてください。 あなたが挙げた曲を、大好きな人は、世の中にいっぱいいます。(笑)
質問に答えず、申し訳ありません。
No.5
- 回答日時:
音楽というのは、主観が最優先されるものなので、誰がどう言おうが「私がいいと思ったら、価値ある曲」でいいです。
ピアノのための曲であるかどうかなども、仕事でかかわっている人の間で考えることであって、ピアノ曲をサックスで吹こうが、ギターで弾こうが、聴いて「いい」と思えばどっちでもいいことです。
もっとも大事なことは、弾いたり聴いたりして楽しいことです。どれだけ心が満たされるか、心をを動かせるかが音楽の価値だと思います。
No.4
- 回答日時:
皆さんが先生の意見を否定する方向からのアプローチなので、私は先生の側に立って真面目に「音楽的価値のない音楽」はどんなものか書いてみます
(1)クラシック音楽において、音楽的価値のある曲ない曲というのは存在しますか?
音楽的価値のない曲はあるかもしれませんが、そういう曲はすぐに廃れていったでしょうから、少なくとも今まで伝えられ、残っている曲にそんな曲はないはずです。
おそらく先生の言われていることは小曲より大曲を弾くほうがよいという意見でしょう。
(2)また専門家の方々は、どういった基準や、どういった部分に価値を感じるのですか?
独創性や、精神性でしょうか?「エリーゼの為に」はそう考えると、ベートーヴェンの死後発掘された他愛もない曲であり、特に形式的にもみるべきものはないですし、ベートーヴェンのあの深い精神性や、構築性とは程遠いような曲です。ベートーヴェンの作品を語る上でも重要な曲ではありません。
闘牛士の歌なんてのは、ピアノのオリジナルではないですよね?オペラの中の歌の編曲でしょうか?それならばピアノ曲としての価値は少ないと思います。
(3)もし、音楽的価値のない曲というのがあるとすれば、それはピアノ(または、ほかの楽器)で練習する意味はないのですか?
意味がないことはありませんが、やるのであればより優れた作品を勉強したほうが、ためにはなります。
No.2
- 回答日時:
(1)クラシック音楽において、音楽的価値のある曲ない曲というのは存在しますか?
それはあくまでその先生の主観であっておそらくその先生にとっては
ありふれた(お金を払ってまで買うようなものではない)ということだと思います 作家でいうと「サリンジャーなんか幼稚」というような人に近いと思います
(2)また専門家の方々は、どういった基準や、どういった部分に価値を感じるのですか?
新人音楽家を発掘す人はデモテープをきいて「もう1度聞きたくなる」
人を探すそうです
(3)もし、音楽的価値のない曲というのがあるとすれば、それはピアノ(または、ほかの楽器)で練習する意味はないのですか?
そんなことはないと思います
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No.1
- 回答日時:
私見ですがその先生のほうが間違っていると思います。
そもそも音楽的価値がなければ何十年も何百年も残ったりしません。
それだけで立派に音楽的価値があるということです。
確かに独創性だとか言う部分では価値がないという見方も出来るかもしれませんが、音楽性とは関係ありません。
ただその先生がその曲が嫌いなだけじゃないでしょうか?
そういう意味では、その先生にとっては価値のない音楽でしょう。
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