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北京オリンピックを観戦していて、素朴に感じた疑問です。
自転車競技には、スプリントと並んで競輪が公式種目になっているのに、馬術の種目に競馬がないのは不思議です。
日本発祥(でしたっけ)の競輪より競馬の方が、英国の伝統でもあり、はるかに国際的なような気がします。
競馬は馬の能力で左右されるから選手の優劣にはならないというのなら、今の馬術競技も同じことが言えそうですし…
公式競技の馬術は、陸上で言えば障害、水泳で言えばシンクロ、スケートで言えばフィギュアでしょう。
短距離走、競泳、スピードスケートに相当する競馬を馬術の種目にしようという動きはないのでしょうか?

A 回答 (7件)

競輪とKEIRINの違いや統一団体の有無や競技場の問題もあるでしょうが、一番の理由はオリンピックというのはあくまでも基本的に人同士が闘うものだからではないでしょうか。



馬術は単純にスピードを争うわけではなく、いかに馬と一体になって乗りこなせるかが争われますが、競馬になってしまうと馬の能力による部分が大きすぎ、人と人との闘いとは言えなくなってしまうと思います。
馬術でも障害飛越はタイムで争われますが、騎手が制御しないと馬は自分で障害を飛ぶ事はありませんし、飛ぶ順番が決まっていて、飛んだ内容によって減点されたりしますから、騎手つまり人が主体です。
人力でこぐ自転車があって自動車がないのも同じ理由でしょうし、ヨットやボートがあってモーターボートがないのも同様でしょう。

この回答への補足

確かにその通りですね。
競馬は他の馬術と違って、早く走らせればいいので比較的高度な技術が要らず、馬の優劣でほとんど決まるのでしょうね。
競馬に関する報道を見ても、馬の着順は言っても騎手の着順とは言いませんし、よほどの有名選手以外は名前が出ることもありませんから…
そう考えると、オリンピックにはふさわしくないのかもしれませんね。

補足日時:2008/09/21 09:47
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この回答へのお礼

お礼するのが大変遅くなりました。申し訳ありません。
詳しいご説明、ありがとうございます。

お礼日時:2008/09/21 09:43

 回答ではありませんが、まず質問者様の事実認識を整理する一助けとして。



 自転車競技を世界的に統括する国際自転車競技連合(以下UCI)が規定する競技種目の一つ "KEIRIN" (日本語表記「ケイリン」)は、UCIの傘下にある日本自転車競技連盟(以下JCFただし当時はFJC)の働きかけにより1980年から世界選手権正式種目に加えられたのは事実です。この事情が「日本生まれの国際競技」と広く認識されている所以です。ただし、その競技ルールの元となっている日本の公営競技(ギャンブルレース)「競輪」の運営にJCFは一切関わっていず、JCFは国内の自転車競技「ケイリン」を規定し競技会に認定を与えますが、公営競技「競輪」とは何の関係もないのです。因みに「競輪」を規定するのは国土交通省監督の日本自転車振興会(以下NJS)でNJSの選手養成機関が競輪学校で、ここの卒業生が競輪選手と呼ばれ「競輪」には特別な場合を除き競輪選手しか出走できません。またJCFのほうは他のほとんどの国内スポーツ統括団体同様文部科学省監督で、基本的に誰にでも競技ライセンスを発行しています。NJSとJCFの間には人的交流や補助金支給受給の関係はありますが、監督省庁が違うことからまったく別団体だということは理解できると思います。

 とは言え、公営競技「競輪」の純粋なサイクルレースとしてのスペクタクル性は高く、競輪選手の多くはJCF発行の競技ライセンスを取得して主にトラックの短距離競技に一般自転車競技選手として本業の合間に参加しているのも事実です。このような事情から、先に述べたJCFからUCIへの働きかけが行われました。スペクタクル性が高く自転車競技のさらなる発展に寄与し且つさらに重要なこととして、競輪選手が本業と同じルール形式のレースに出れば日本人選手の勝利は間違いないだろうという思惑の元に。
 世界選手権種でそのスペクタクル性をUCIも認めるところとなり、2000年シドニーオリンピックから採り入れられました。

 少しは内容が込み入りましたが、以上のことからオリンピックなどで行われるケイリンと公営競技の「競馬」が少なくとも同じ土俵ではないことが御理解していただけたでしょうか。そこには国際性や伝統云々以前に根本的な位置の違い(無学ゆえいささか表現に困りますが)があるのです。

※現在の「競輪」規定団体はNJSと「オートレース」規定団体が合併した団体です。この辺の事項は詳しくありません。

この回答への補足

ケイリンが国際種目、五輪種目となった経緯がよくわかりました。
競輪が発展してケイリンになったというより、ルールの一部を参考にした新たな自転車競技が生まれたという方が近そうですね。
競馬の場合はそんな背景もなく、単なるギャンブル競技しかないのであれば、論じること自体難しいということが、よくわかりました。

補足日時:2008/09/24 21:46
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この回答へのお礼

とても詳しい説明、ありがとうございました。
順序立てて解説して頂き、私のような門外漢にもよく理解できました。

お礼日時:2008/09/24 21:45

#4のお答えでほとんど住みます、競馬の統括団体がIOCに加盟していないからです(馬術は加盟しています)。

競馬の統括団体と言える、国際競馬統轄機関連盟(IFHA)でも特に動きはなさそうです。
http://www.ifhaonline.org/

もうひとつの問題は、競馬場をどうするのかと言うことです。従来の競馬場を流用するのだと、ただでさえ馬の輸送距離が短い分有利なのに、さらに地元有利になってしまいますから、少なくとも、一周の距離、馬場の状況については基準が必要でしょう。これを従来の競馬場内に設置するか、なければ新たに競馬場を建設しなければ成りません。
もし、一周一マイルのオーバルと考えても、この設置費用は膨大です。野球やソフトボールですら、その建設費用が問題になっているのですから、オリンピックのために競馬場を設置するのは事実上不可能でしょう。

このあたりはモータースポーツなども似たような状況ですね。

この回答への補足

競輪が国際自転車競技連盟の下にある競技であるのに比べて、競馬のIFHAはIOC認定の馬術連盟とは別の団体ということですね。
両者が統合でもしない限りは、申請そのものが難しそうですね。
競馬場の問題は気が付きませんでした。
やはり各国の競馬場、あるいは国内の競馬場でも距離や場挙言うが異なるのですね。
確かに大がかりな施設なのでお金がかかりそうですし、統一基準を決める段階で各国の利害がぶつかりそうですね。

補足日時:2008/09/21 09:37
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
大変参考になりました。
すっかりお礼が遅れて申し訳ありません。

お礼日時:2008/09/21 09:26

「競輪」と一緒くたにするとわかりにくくなるんですが・・・


日本で「競輪」というと自転車競技法に規定された公営競技になりますが、「KEIRIN」となると国際自転車競技連合の正式競技です。
つまり、ギャンブルの競輪とオリンピックなどの国際大会で行われる競輪(KEIRIN)は、別個の競技です。

競馬は、いろいろな国で行われていますが、そのほとんどがギャンブルとして行われています。

国際自転車競技連盟は国際オリンピック委員会(IOC)に加盟しているのでKEIRINはオリンピック競技になりますが、世界の競馬を代表する統括団体はIOCに加盟していないのでオリンピック参加資格はありません。
競馬の可能性は、ギャンブル性を排した競技団体が国際的な地位を確立したら検討されるかも といったところでしょうか?

この回答への補足

公式競技のKEIRINは日本の競輪とルールが違うというのは、テレビの解説でも言ってましたね。
同時に、日本の競輪連盟が公式競技に認定させるために国際自転車連盟と話し合って、妥協した結果が今のKEIRINになったと聞きました。
柔道とJUDOも似たようなものでしょうか?(カラー柔道着とか)
国際的にマイナーだったことで、返ってギャンブルのイメージがなかったのかもしてませんね。
競馬は国際的にもギャンブルイメージが定着してるので、拒否感が強いというのはわかります。

補足日時:2008/09/21 09:21
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この回答へのお礼

お礼が遅くなりまして、済みません。
丁寧なお答え、ありがとうございました。

お礼日時:2008/09/21 09:10

世界的に見て競馬はマイナーでしょう


自転車はヨーロッパで競技人口が多い
オリンピックは本来武術大会なのでクーベルタンが第一回から馬術を採用していたから外すことはできない

この回答への補足

やはり、競馬はマイナーなのでしょうか?
確かに欧州ではツール・ド・フランスを初めとする自転車競技はさかんですね。
でも、"競輪"と"競馬"ではどうでしょうか?
競馬はイギリスだけじゃなく、フランスも米国もアラブ諸国もさかんのようですが、競輪は日本独自のギャンブル性の強いスポーツというイメージがあるので、なぜ正式種目になったのか逆に不思議です。

補足日時:2008/09/17 22:31
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この回答へのお礼

さっそく回答をお寄せ頂き、ありがとうございます。
参考になりました。

お礼日時:2008/09/17 22:30

金がある国が勝つからです。

この回答への補足

確かに、馬にはお金がかかりますね。
しかし、現在ある馬術にしても、ほかの多くの競技にしても、いい成績を出すにはお金がかかるのは似たような感じがします。
まあ、だからメダル獲得数上位の国は大国ばかりなんでしょうけどね。

補足日時:2008/09/17 22:19
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この回答へのお礼

早々のお返事、ありがとうございます。

お礼日時:2008/09/17 22:19

馬に国籍はないからねぇ・・・。

この回答への補足

なるほど。確かに馬には戸籍もパスポートもないですね。
でも、検疫の手続きとかあるということは、輸出国としての国籍があるのでは?
また、現在の馬術でもそれぞれの国籍の馬が出場してるんじゃないのかな?
それともテニスの国際大会の混合ダブルスのように他国籍の馬に乗馬してもいいのでしょうか?

補足日時:2008/09/17 22:13
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この回答へのお礼

さっそくのご回答、ありがとうございます。

お礼日時:2008/09/17 22:18

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