2024年のうちにやっておきたいこと、ここで宣言しませんか?

 ある新人賞に小説を送ろうと思っています。
 必要な原稿の分量は 
『400字詰め原稿用紙に換算して200枚以上。40字×35行で印字する。40字×35行で印字の場合は、58枚以上』
 と表示されていました。

 私が書き上げた小説を40字×35行でページ設定をすると、規定枚数の58枚を上回りますが、原稿用紙の20字×20字でページ設定すると、空白、改行の影響で200枚に届きません。

 そこで2つの質問があります。

 1.原稿用紙400字詰めで1枚とは゛空白を含めず″文字カウントで400字ないと駄目ということでしょうか? (つまり原稿用紙200枚とは、8万字書かないといけないということ?)
 
 2.私の書いた小説は40字×35行でページ設定をすると、規定枚数の58枚を上回っていますが、これは規定に達しているのでしょうか?
  
 よろしくお願いします。 

A 回答 (3件)

あなたが応募を考えている賞はポプラ社小説大賞ですね? まずは、この賞の公式サイトのFAQから、該当部分を引用します。




Q.パソコンで印字する場合、原稿枚数は何枚までになりますか?
A.原稿の分量は400字詰め原稿用紙に換算して200~800枚です。40字×35行で印字の場合は、58枚~229枚になります。
http://www.poplar.co.jp/taishou/faq_shousetsu.html


小説の分量は文字数ではなく四百字詰原稿用紙の枚数で計ります。書式によって枚数が異なってしまい、正確な分量が分からなくなってしまうことを防ぐための、一種の単位だと考えてください。そして原稿用紙の一枚とは、20字×20行で空白を含めたものです。

しかし、この賞では原稿用紙換算を40字×10行(空白を含む)で一枚とみなしているようです。これでは手書きとワープロ原稿では規定の分量が違ってしまう、二重基準になってしまいます。たぶん、規定を守っているか否かを判断するための、やむを得ない措置なのでしょう。

よって、「40字×35行で印字の場合は、58枚以上」であれば、たとえ20字×20行で200枚に達していなくても、規定枚数内だと思います。
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この回答へのお礼

ご丁寧な回答ありがとうございます。
しかもポプラ社小説大賞まで分かってしまうとは。

これで安心してポプラ社に小説を送付できます。
ありがとうございました。

お礼日時:2009/02/03 15:16

400字詰め原稿用紙換算の方法は、たとえば40字×35行×58枚であるならば、


40字×35行×58枚=81200字
81200字÷400字=203枚
です。
yusukenirvさんの原稿が、40字×35行×58枚を上回っているのなら、400字詰め原稿用紙換算で200枚を上回るはずでが、どうでしょう。
「“400字詰め原稿用紙”に換算して200枚以上」とあるなら「20字×20行」で文字設定して換算するのではなく、単純に400字で割ればいいはずです。

だいたい、「40字×35行で印字の場合は、58枚以上」と明示されているのですから、それを満たしていれば大丈夫でしょう。
この「40字×35行で58枚以上」の「58枚」というのは、“400字×200枚=80000字を「40字×35行」で割った数(57.142……枚=つまり58枚目に何文字か書かれている)以上の枚数”という設定だと思います。

また、常識的に考えて、「原稿用紙400字」というのは、改行の後の空白や章が変わる時の空白を含めます。400字詰め原稿用紙に一文字の空白もなくびっしり書く人なんていないですよね。それと同じです。

どうしても心配なのでしたら、直接、その新人賞を募集しているところに問い合わせた方がいいと思います。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
なるほど、空白も含むんですね。

お礼日時:2009/02/03 15:19

 


 さらば、活字 ~ 絶滅世代の計算法 ~
 
 文字通りに解釈すれば、つぎの条件が与えられています。
「20字×20行×200枚=80000字以上 … 40字×35行× 58枚=81200字以上」
 したがって「余白・空白行を含めて、81200字以上」が必要です。
 
 一行の字詰が変わると、行数が異なり、用紙の枚数まで変わります。
 いまどきパソコンで編集されない印刷物など、思いあたりませんが、
ワードやエディターで行詰指定すれば、ただちに総行数が分ります。
 
 そもそも生原稿が200字ないし400字詰だったのは、活字を拾う
植字工が、何人かで手分けするためです。したがってホッチキスでなく、
紙コヨリで綴じるのが原則で、編集者の便宜が目的ではありません。
 
 印刷時の行詰も、実態は自由自在なので、計算上の便宜もありません。
 もはや活字印刷が絶滅したのに、あいもかわらずホッチキスで綴じた
生原稿を有難がる人々は、なにを考えているのでしょうか。
 
 その出版社にかぎらず、旧メディアの編集者は、いまだに厄介な思い
こみのまま、生きのこりを図っているようですね。
 それとも旧世代の応募者が、あいかわらず多いからでしょうか……。
 
 現実の処方として、たった一行、わずか一枚多いか少ないかで、入賞
を逸するはずはありませんが、最初の選別作業が面倒なので、ド素人の
アルバイトに委任するケースもあるようです。
 
 そういう場合は、内容よりも外見上の体裁が優先するのは当然です。
 ときに、審査評で「誤変換が多い」などと書かれることがあります。
 ほんとうに面白ければ、編集者は嬉々として誤字脱字をただします。
 
 こういう問題に気をとられていると、新人らしい独創性が失われたり、
なにひとつ得るところがありません。そこで、信頼できる作家の短編を、
そっくり書き写してみて、その作家のルールを習得するのが合理的です。
 
 曽野綾子22歳当時の、編集者との電話のやりとりを紹介しましょう。
 
── 「では、何枚ぐらいいただけるんでございましょうか」
「そうですね、七十枚、いや、八十枚でも結構です」
「そういたしますと、七人か八人の人物を出せますわね。ワタクシ、十
枚あれば人間を一人描ける、と計算いたしますの」── 山川 方夫
《『遠来の客たち』の頃 196312‥ 新日本文学全集月報23 集英社》
http://uraaozora.jpn.org/sonoen.html
 
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この回答へのお礼

興味深い内容を含めた、ご回答ありがとうございます。

お礼日時:2009/02/03 15:25

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