プロが教える店舗&オフィスのセキュリティ対策術

こんにちは

YAMAHA FG-350のピックガードがはがれきてしまいした。
まだ完全にははがれていません。
かなりしっかりした厚みのあるピックガードで、
両面テープで止められてはいませんでした。
なんという接着剤で止め直したらいいでしょうか。
ちなみに、楽器店に聞いたところ、リペアショップに持っていけ、
とのことでした。

よろしくお願いします

A 回答 (1件)

 お!ソレは盲点ですねぇ。

リペアマン毎にいろいろ違うのでは。
 リペア学校ではどういう風に教えているんでしょうね?自分は専門書と『他人の仕事を見て』弦楽器製作を覚えたクチなので、アカデミックな方法(?っというモノがあるのかどうか)は知らんのですが。

※フツーはピックガード用と銘打った板が売られており、ウラに接着剤(なんだろう?透明でベタベタします)が塗られています。
 コイツをスキなカタチに切り出して裏のはく離紙をはがし、ペロッと貼るだけです。扱いは両面テープみたいなモノですね。

※弦楽器製作で自分の師匠にあたるヒトのうちの一人は、『ピックガードは、透明でなければ両面テープがよい』と言って薄い紙製の両面テープを使っていました。接着面に気泡が入り難く、リペアで剥がさなければならない時も熱をかけると比較的容易に剥がれます。(勿論、スパニッシュギターのゴルペ板の様に透明なピックガードだと表からテープが見えてしまいますが。)

※と言っている自分は、タイトボンドを使います。
 アメリカで有名な弦楽器製作者が書いた『弦楽器製作の教科書』がありまして(リペア学校などが出来る前は、この本で勉強した弦楽器製作者って結構多いのでは?)、コイツに『フラットトップギターのピックガード接着はタイトボンドがよい』と書かれてあったので、ソレに従っているだけです。
 タイトボンドとは水溶性のポリビニルアルコール系木工ボンドで、接着時にハミ出ても乾いてなければ水拭きで取れ、非常に便利です。
 日本でもフツーに買えますが(例えばコレ→http://www.artisansspirits.com/glue/yellowglue.h …、ただ、個人で買えるレベルの少量販売があるかどうかは知りません。
 日本で『木工ボンド』というとコニシの酢酸ビニル系の白いボンド(やはり水溶性で、乾くと透明になります)ですが、コイツでもいいかどうか・・・自分はピックガード接着には使った事がありませんが、特性が似ているのでコイツでもヨイかもしれません。

※ピックガードを接着するには、剥がれかけているピックガードを一旦完全に取る必要があります。(油絵に使うパレットナイフをピックガードとトップの間に刺し入れ、少しづつ剥がします。)
 ピックガードを取るとトップにニチャニチャと糊残りがあると思いますが、トップにキズをつけない様、慎重且つ丁寧にスクラッパなどで糊残りを除去します。塗装面が溶けてデロデロになる可能性があるので、シールはがし剤や溶剤などの薬品類は使わない方が無難です。(尚、はがしたピックガードを再利用するならピックガード側の古い接着剤も除去しておくのは勿論のこと、ピックガードをはがす時に曲げグセをつけてしまっていたら、お湯などで温めて歪みを取っておくことも必要です。)
 で、ピックガードの接着ですが、両面テープで貼るなら説明するまでもありませんね?タイトボンドの様なモノを使う場合は、ピックガード側に可能な限り薄く塗り、ギターのトップに貼った後、クランプなどを使ってピックガードとトップを密着させておいて、接着材が乾くまで放置しておきます。(ハミ出た接着剤は、固く絞ったウェスを使い速攻でふき取る必要があるのは言うまでもありません。)
 クランプでそのまま締めこむとピックガードにキズがついたり表面がタワタワになったりするので、ピックガードより大きい『アテ板』をあててからクランプする必要があります。

・・・・っというワケですが、作業は理解出来ましたか?知らない工具があるとか実際の作業内容が想像出来ないということであれば、諦めてリペアショップに出すことをお勧めします。
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この回答へのお礼

非常に丁寧な説明ありがとうございます。
ボンドの説明まで入れていただいて・・・
案の定ピックガードがべっ甲柄なので、両面テープではれないのです。

クランプを持っていないので、自力でやるとすればそろえなくてはですし。
というわけでまだ挑戦していませんが、詳細な回答ありがとうございました。ボンドも探してみます。

お礼日時:2009/05/07 12:38

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