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Illustratorで版下を作成しているのですが、ある仕事で、「カラー:2色
(スミと特色)※特色の色はお任せします。」 と指定されました。
(使用することに決めた特色を、ここでは仮に「特色1」とします)

それで、上に特色1:40%の図形を、下に特色1:80%の同型の図形を重
ねて、両方を選択、ブレンドして立体的に見せようと思っているのです
が、こういう使い方はOKなのでしょうか? 出来たものを見てみると、上
の図形と下の図形の間がグラデーションになっています。

あと、暗い部分の表現などに、特色1に黒を混ぜたいときがあるのです
が、こういう使い方はOKなのでしょうか? もしOKなら、そうしたいの
ですが、カラーパレットには、特色1の濃度を変化させるスライダーしか
表示されていません。どうすればこれに黒を混ぜることができるのでしょ
うか?

自分なりに考えてみたのですが、まずCMYKに変換するのかと思って、カ
ラーパレットの横の▲のところからCMYKを選ぶと、黒を混ぜることは出来
るようになるのですが、今度は混ぜた後に、CMYK表示のままになってし
まって、元の特色の表示に戻せません。このままでもいいのでしょうか?

A 回答 (3件)

オフセット印刷の仕組みを、簡単に調べてみるとよいかもしれません。



2色刷りは印刷時に2版のみを使用する印刷方法です。
この2版(ここでは特色版とK版)を作るためのデータを、Illustrator上で作成しなければなりません。カラーパレット上でCMYKすべてに値が入った状態は4版を使用した色の表現となり、画面上での色は仕上がりに近くても、2色刷りのためのデータにはなっていません。

すでに回答が出ていますが、スミと特色で同じ大きさのオブジェクトを重ね合わせることで、掛け合わせの表現ができます。また、Illustratorのバージョンにもよりますが、表示メニューからオーバープリントプレビューが選べるようなら、上のオブジェクトの塗りが透過して、仕上がりに近い色の状態も確認ができます(「属性」のオーバープリントにチェックが必要)。

別の方法として、少しややこしいやり方をすると、ドキュメントのカラー設定をいじって、CMYKの表示色を別の色に置き換えることもできます。例えば、カラーパレットの「C」の部分を「DIC○○番」で表示でき、「C」の掛け合わせ部分は、スウォッチもオブジェクトも「DIC○○番」との掛け合わせで表示されます。ただし、プリンターが受け取る情報としては「C」のままで、プリンター側へは別途設定が必要だったりと、少し面倒なのでお勧めはしません。

通常はやはり、特色を「C」や「M」などで置き換えて作成しておき、色を見たいときはPhotoshopで変換して確認、でしょうか。最終的には、特色は色校を見ないとわかりませんが。

どのようにデータを作るにしても、入稿先とよく相談することが間違いのない方法です。

この回答への補足

どうもありがとうございます。

ところで、もう一つ質問させてください。

http://imepita.jp/20090731/610140

この画像の、上のような図形を2色(特色と黒)で作りたいのですが、
こういう図形を作る場合、
「最背面に特色オレンジ:80%(「属性」の「塗りにオーバープリント」
をチェック無し)、その上にCMYK黒:30%(「属性」の「塗りにオーバー
プリント」をチェック有り))、さらにその上に特色オレンジ:80%
(「属性」の「塗りにオーバープリント」をチェック無し)、そして一番
上に白い文字(「属性」の「塗りにオーバープリント」をチェック無
し)」で良いのでしょうか?


(URLに写ってる下のギザギザの図形の画像は無視してください。最初、こ
のように作らないと、黒30%の面が全部の色に混じるのかと思っていまし
た w)

補足日時:2009/07/31 17:08
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オーバープリントプレビューの状態で、きちんと表示されているようですので、大丈夫だと思います。

添付のイメージが一部分だとしたら、オブジェクトを重ねていないところでも、表示されなかったり色のおかしな部分がないか、全体的によく確認するようにしてください。

また、制作者の中にはオーバープリントの設定を意識せずに入稿してしまう方が多く、添付したURLの印刷会社のように、属性のチェックを無視して印刷する場合があります。オーバープリントの設定を活かすようにデータを作成していることを、必ず伝えてくださいね。

参考URL:http://www.enetprint.jp/front/a/tec/spec/il_over …
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まず特色を使うにはカラーモード CYMK で作成することが大前提です。


判っていると思うのですが一応書いておきます。

>同じ特色でブレンド
途中のグラデは濃度が 80% から 40% に順番に変わっているだけなので基本的に問題ありません。
スミとのブレンドだと問題が起きるかもしれませんが。

>黒を混ぜたい
特色でつくった図形の上に、スミで作った影の形の図形を載せて下さい。
基本的に網掛で表現する&透明インクと不透明インクで混ざり方が異なるので、実際の印刷と画面上での表示はかなり違う可能性があるので注意して下さい。


他にも赤系の特色ならMが特色だと仮定して、マゼンダ版の濃度とスミ版の濃度(シアンやイエローは一切使わない)で色を作って図形を描く方法もあります。この場合「マゼンダ版は特色○○でお願いします。」と依頼するのですが、データの作り方は幾つかあるので担当者にご確認下さい。
(当然、画面上の色と印刷される色は全く違うのであくまでも混ぜ合わせる濃度「%」だけで判断することになります)

特にCYMKの上に特色スウォッチで色指定・図形を描くのか(上の方に書いた方法)、CYMの3つのうち1つだけ使って印刷時に特色にすり変えるのか(下の方に書いた方法)、ではデータの作り方などが変わってきますので必ず印刷所に確認するようにしてください。

黒はかなり強いので混ぜる場合には低い濃度になるように心がけるといいと思います。とくに特色が薄い色の場合は要注意です。
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