プロが教える店舗&オフィスのセキュリティ対策術

電気炊飯器(電気釜)を初めて作ったのは富士電機だという話を聞いたことがあります。工場の従業員のために限定で作り、市販はしなかったようです。どなたかご存知でしょうか?東芝では自社が初めて作ったと広告していますが、富士電機のはかなり前のようです。

A 回答 (2件)

おまけです。



産業技術史データベース「HITNET」で「電気釜」と入力すると、東芝の「我が国初の自動式電気釜 ER-4」がヒットします。
(1955年12月10日発売。700台の限定生産)
(国立科学博物館、電気の史料館、東芝科学館)

http://sts.kahaku.go.jp/hitnet/index.php

東芝科学館の資料です。
(「発明者」は東芝の協力会社(株)光伸社の記述があります。)
http://kagakukan.toshiba.co.jp/history/1goki/195 …


旧:(株)光伸社→現:(株)サンコーシヤの沿革に
1955年:光伸社、電気自動炊飯器の開発。東芝に電気自動炊飯器として納入。と確認が出来ます。

http://www.sankosha.co.jp/company/enkaku.html

よって、我が国初の「自動式炊飯器」は、(株)光伸社が開発・製造し、東芝の販売網で1955年12月10日に700台限定販売したこととなります。
(特許も1955年に取得)

その他の動き
1945年頃:電気パン焼き器(手動)が家庭で使用される。(電気の史料館より)
1955年:東芝 自動式電気釜 ER-4発売
1957年:三洋 電機釜 EC-601発売(価格4,150円)
1959年:松下(現パナソニック) 電気自動炊飯器 (SR-18)発売(価格4,500円)
1962年:シャープ 国産第1号電子レンジ R-10発売


富士電機の沿革(PDF)
(1955年当時ジューサーの販売を開始)
http://www.fujielectric.co.jp/about/company/cont …

富士電機は重電メーカなので、民生用の電気を使った釜(電極または電熱)にチャレンジすることは、想像できます。

参考までに・・・
    • good
    • 1

東芝が作ったというのは


「白物家電として一般家庭が購入して実用に耐ええる」
自動炊飯器を発売したのが東芝ということです。
まー、最初の本格的(←)パソコンはAppleIIというのに近い表現(^o^)
※昭和26年、大田区の町工場・光伸社の天才職人・三並義忠と、三流電気メーカー・東芝の熱血営業マン・山田正吾が共同開発。三菱も松下も莫大な開発費を投じて、なし得なかった自動炊飯機能を備え、一躍、東芝は、一流家電メーカーに躍進した。(NHKプロジェクトXでも紹介)

 電気で炊飯という原理自体は単純明快なので、例えば、旧帝国陸軍は
1937年には、野戦炊飯車に電気炊飯器を搭載してます。(自動炊飯機能はなく、これを使いこなすのは職人技とか)
 本田宗一郎氏もバイクの本格的開発に乗り出す前、戦後の混乱期に
電気炊飯器らしきものを開発販売したと自伝に書いてます。
 富士電機は、最初ではありませんが、そういう歴史の途上の産物です。
身内だけで販売というのも、品質を、うかがわせますね。
    • good
    • 1

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!