No.2ベストアンサー
- 回答日時:
『バルサム切れ』については、前の方の説明のとおりで、接着剤のはがれやカビの状態です。
修理は不可能ではありませんが非常に高価ですから、かなりのレヤな高級レンズで無いとメリットはありません。
昔は、レンズ面のコーティングができませんでしたので、レンズが空気と接する面を少なくする意味でバルサムで接着しました。
古いレンズは、バルサム切れのほかに、カビや変色(白化その他)もあります。
明るい方を覗いて良く澄明度が保たれているか確認して購入する必要があります。普段から新品のレンズなどを覗いて見て目を養っておくと良いでしょう。
『絞りの油のり』は、クラシックカメラのレンズの優れた点の一つに絞り枚数が多く(例えば10枚とか)穴が真円に近くなり、アウトフォーカスのボケが綺麗になります。
この絞り羽根に長い間に油が回って、羽根どうしが張り付いて動かしにくくなったものを言います。
無理に動かしていると、やがて機構が外れて修復できなくなります。
動きがスムースにできるかよく確認してください。
その他、動かせる部分はすべて動かして見る、機能はすべて動作チェックをする。
距離計は、無限遠が正確か。2重像は良く見えるか。
ネジの頭は、痛んでいないか。ネジ頭が痛んだものは、腕の悪い素人修理した証拠です。
とにかく何台も手にとって操作をしてみることです。
オークションは、かなり難しいでしょう。
(最初は、中古カメラ店で物を見て購入した方が良いかもしれません。)
説明が詳細で良心的なこと。
画像は、魅力的であるより、程度が良く分かるように重要な角度から写っているもの。
納得できるまで質問すること。
ジャンク品を素人修理したもので、ごまかしもあるかのようです。(その反面アマチュアでも腕がよく良心的な方も多いです)
初心者は、その場ですべてを見抜くのは難しいので補償が付いているものが良いでしょう。
この回答へのお礼
お礼日時:2003/06/04 18:47
ご回答ありがとうございます。詳しく書き込んでいただき参考になりました。もっと色々調べてから手をだすことにします。みなさん泥沼にはまっておられるようですので、、。
No.1
- 回答日時:
バルサムのことですが、レンズの断面図に一般的な構造に二枚貼り合せたものが二個あります。
その貼り合わせに使う接着材でカナダバルサムはモミノキの樹脂で顕微鏡のプレパラードのカバーガラスの貼り付けにも使います。
植物性ですから保管方法の不備ではいろいろな損傷が生じ修復にも相当額の費用がかかります。
クラッシクカメラの修理は全体にメーカーの部品保有などに支配されますので一様にこのくらいという目安は無理です。
実用にするなら詳しい調査をした方がよいと思います。
現在、今後の修理は引き受けられません、言われたレンズもいくつか持っています。
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