私は死刑制度に反対です。
犯罪者はその一生をかけてその罪を償うべきであると思っています。
しかしそこで気になるのが、死刑囚が無期懲役になったとき、私たち国民は彼らにどれくらいの税金を使うことになるのでしょうか。
彼らが生きることで、私たちにはどれくらいの負担がかかるのでしょうか。

また、私の考えとは逆に、死刑制度に賛成の方は死刑を廃止することにどのような考えをもっているのでしょうか。ぜひ教えてください。

A 回答 (15件中1~10件)

No14のものです



>日本に終身刑は無い、ということ。死刑は隔離と呼べるのでしょうか。

先に答えたように、終身刑もあればよいと思います。(死刑にするほどではないが、一生獄につなぐほどの罪を犯し、釈放した場合の再犯が心配な場合)
その場合、終身刑は隔離の機能を持つと考えます。

>(4)について述べているようですが、 (3)については、死刑制度でも説明がつかないように思います。

「死刑制度があれば、終身刑が不要」とは思いません。逆に「終身刑があれば、死刑は不要」とも思いません。
---------------
ここまで書いて、もう一度最初の質問を見直しました。
死刑を廃止すると、被害者家族(及び一般人)の復讐の手段を奪うことになるので、死刑廃止には反対です。(1)教育(2)予防(3)隔離 という目的のためだけなら死刑が無くても終身刑があれば対応可能です。死刑制度が必要という根拠は「復讐」だけでしょう。きわめて凶悪な犯罪に対して「復讐」感情を否定したくはありません。

推測ですが、「終身刑では、平均余命を30年と仮定して、一人当り500万円/年の経費がかかると仮定して、年間1000人の終身刑が確定するとして、1500億円/年となります。
日本の国内総生産GDPは700兆円ですから、年収700万円の家庭で言うと、毎年1500円の費用負担でしょうか。
この費用を惜しんで「終身刑にすると費用がかかるから死刑にしちゃえ」というのは暴論だと思います。
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この回答へのお礼

「終身刑にすると費用がかかるから死刑にしちゃえ」というのは、少し誤解があるのでは。
その費用を他の福祉にまわした方が有効ではないか、ということだったのです。

やはりまだ、死刑が正しいのかどうか、私にはわかりかねません。時間をかけてゆっくりと、このことについて考えていきたいと思います。
ご回答ありがとうございました。

お礼日時:2003/07/10 12:22

私は、死刑賛成です。


ただし、冤罪の可能性が皆無の場合のみです。

随分昔に、罰の目的(正当化理由)について
(1)教育(更生)
(2)予防(罰せられることを恐れて罪を犯さない)
(3) 隔離(終身刑などで、再犯の恐れある犯罪者を隔離)
(4)復讐
の四つがあると聞いた事があります。多分、法学(刑法)では、こういう事を理論付けてくれるんだと思います。

日本では、どうも(1)の教育刑という考え方だけにとらわれているんじゃあないでしょうか。

(3)隔離のための終身刑、(4)復讐のための死刑制度維持が望ましいと思います。

本当は死刑の執行方法もバリエーションがあっても良いんじゃないかと思います(実現しないでしょうが)
大阪教育大学付属小学校で児童を何人も刺し殺した犯人は獄門磔がふさわしいし、福岡で小児を駐車場から投げ殺した犯人は、同じ場所で墜落死させるのが良いと思います。

まあ、心神耗弱による減刑というのは、ケースバイケースで納得できるんですが、そういう場合は一生鉄格子のなかに閉じ込めておくべきだと思います。
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この回答へのお礼

(3) 隔離(終身刑などで、再犯の恐れある犯罪者を隔離)

しかし今までの回答で分かったこととして、日本に終身刑は無い、ということ。
死刑は隔離と呼べるのでしょうか。

hatman34さんの意見は(4)について述べているようですが、
(3)については、死刑制度でも説明がつかないように思います。

お礼日時:2003/07/06 17:37

死刑囚の罪が「殺人」であることに、まず例外はないでしょう。



殺人犯を死刑に処す唯一の正当性は、犯人が奪った人命は、自らの命以外に価値的に正当な贖いの方法がないという点にあると思います。つまり、たとえどんなに巨額であっても、人命をカネに換算するのは神への冒涜だということ。どうあがいたって、命は人間に創れるものではありませんから。
その意味からなら、死刑制度に賛成です。

一方、完全な人間はこの世に存在しません。つまり、人間の裁きの結果には、常に「冤罪」の可能性が付きまとい、しかも必ず「冤罪」は発生します。この現実を考えれば、死刑制度はあってはならないものです。
なぜなら、「冤罪」による死刑執行に関わった人間たちは、殺人犯同様、それぞれの命を捧げて冤罪の被害者の命を贖わなければなりませんから。

ということは、人間界では、殺人犯を死刑と非死刑の中間に位置する手段で処置せざるを得ません。どのような手段が適正であるのか、これには長くて深い議論が必要になります。
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この回答へのお礼

命の価値、重み。
人間にそれを決めることが出来るのか。
たしかに長い話になりそうです。

お礼日時:2003/07/04 14:41

私は死刑制度に反対です。

理由を含めいろいろ考える事
(1)死刑を廃止しても凶悪犯罪は増えないと聞いたことがあります。(2)死刑は死んでしまえばお終い、考えようによっては懲役や禁固よりも楽じゃないでしょうか?(3)もし冤罪だだったとき、死刑を執行してしまうと取り返しがつかない。(そういう事件がたくさんありました)(4)死刑囚の話や死刑に立ち合った刑務官の話を聞くと、執行そのものよりも、いつ死刑になるかという不安・恐怖の方が大きいそうです。(5)そもそも人が人を殺すことは残酷なことです。絞首刑がどのように行われ死刑囚がどのように死ぬのかを知れば、或いは死刑を執行する刑務官の方の苦しみを考えると、簡単に死刑に賛成できないと思うのですが・・・(6)死刑に変わるものとして、仮出獄なしの「終身刑」で一生刑務所内で労働させる。現在国会ではこの案を審議しようとの動きがあるようです。
つまるところ犯罪者に対して、「罪を償わせ社会に戻す」ことを正義とするのか「罪を許さず(国が被害者に変わって)報復」することを正義とするのかという、その社会の選択の問題だと思います。社会が成熟すればするほど「更正させる」ほうを選択しているのだと思います。
経費の問題では、「犯罪は社会の鏡」である面もありますし、「更正させて社会に戻す」ことを日本は基本にしていますので、ある程度税金が費やされることは仕方がないのではないでしょうか?刑務所内で労働させていくらかでも税金を「取り戻す」のでしょうか?
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この回答へのお礼

ただ事実として、死刑の存在が犯罪を抑えている。
otosigoさんの意見はもっともです。けど死刑が犯罪を抑止するという事実は変えることは出来ないでしょう。
街中にクラシックを流すと犯罪率が大幅に減少したということを聞いたことがあります。
そんなように周りの環境を、犯罪が起きない状態にする。
抑止としての死刑制度の廃止は、そのあとにすべきなのかも知れません。

お礼日時:2003/07/04 14:37

日本には無期懲役はありますが、終身刑は無いので死刑に賛成です。




#5の方に補足です。

既に削除されている読売オンラインから抜粋

法務省によると、一九九〇年から九九年までの十年間に、仮出所が許された無期懲役確定者は百六十三人。平均服役期間は約十九年十か月で、十五年以下で出所が認められた受刑者も八人いました。これに対し、二十五年以上服役している受刑者は、昨年四月現在で、六十七人しかいません。


つまり1,2人殺して無期懲役になっても20年もすれば出所してきてしまう状態です。これで本当に罪を償えているのでしょうか?
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この回答へのお礼

私たちが安全に生きる道。それは終身刑を定めることなのでしょうね。
ではなぜ、日本には終身刑がないのでしょうか。
なぜ終身刑が作られなかったのでしょうか。
一度調べてみたいと思います。
ご回答ありがとうございました。

お礼日時:2003/07/04 14:31

#3 #6さんの意見に同感です


死刑は存続すへきと思います

日本の裁判は罰が軽すぎます
金銭被害なら、全額返還してもらうのが筋ですから
殺人なら当然死刑ということになります

金銭事件については一億円横領(収賄)をしても
執行猶予になったりします
これだとやったもんの得ということになります


私としては
 執行猶予の制度は無くす
 被害金額は、被害者へ全額返す、そして
 国へも同額を払う(各種費用へ当てる)
 全額返すまでは永遠に懲役を続ける
 刑務所の食費等は個人が受刑者が負担する

ぐらいでいいかと思います

この回答への補足

国へも同額を払う(各種費用へ当てる)
 全額返すまでは永遠に懲役を続ける
 刑務所の食費等は個人が受刑者が負担する

ではそれが出来ない場合は?
1億円の損害を出した人がその損害を補填できないとき、
そんなときの対処はどうするのでしょうか?
懲役を続ければ続けるほど血税が流れ、
逆に損をしてしまうのではないでしょうか?

補足日時:2003/07/04 14:29
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>私は恩赦という制度に一番疑問を持っています。


>死ぬまで罪をつぐなわせなけねばならないという
>一番の目的を 恩赦は台無しにしてしまうからで
>す。

日本の法律では恩赦があるのは政治犯のみで、刑事事件の犯人には恩赦は絶対ありません。


以前恩赦を当てにして、裁判を取り下げた死刑囚がいました。直ちに刑が執行されました。
なぜならこの死刑囚は裁判を起こせば計の執行は先送りになるのを知っていました。しかし刑事事件の犯人には恩赦はないという事を知らなかったのです。

しかし日本は犯罪に対して罪が軽すぎると思います。

この回答への補足

刑事裁判で恩赦がないとはしりませんでした。
では無期懲役の人が20年ぐらいで社会にでてきているのはなぜなのでしょうか?
恩赦以外にも罪の軽減というものがあるのでしょうか?
すみませんが補足おねがいします。

補足日時:2003/07/04 14:25
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私は死刑制度に賛成します。



人を何人殺しても警察に捕まり裁判にかけられても、命の保証はあります。また社会復帰の道もあります。
これでは犯罪が減るわけがありません。

江戸時代には十両盗むと磔になりました。
そのため子供が財布をそこいらに置いて遊んでも盗まれなかったと聞きます。

また歴代の天皇で「私は血を見たくない」と言う理由から死刑を廃止した時代がありました。
その結果世の中は凶悪犯罪が増えて収集がつかなくなった。と言う話があります。

死を持って罪を償うと言うことが無くなれば、益々犯罪は増えるでしょう。

また罪を憎んで人を憎まず、と言った人がいますが、これは大きな間違いです。
なぜなら人が罪を犯すからです、人がいなければ何も起こらないのです。
いまアメリカは死刑制度を廃止している州が何州かあります、その州は犯罪の急激な増加に悩んでいます。

いま犯罪を減らすことが出来るただ一つの方法は罪を重くすることです。

少し過激な考えかも知れませんが、これが私の意見です。
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この回答へのお礼

実例をあげられると反対の仕様がないです。
自分の中では人を殺す際に「死刑になる!」なんて考える余裕があるのか?と思っていたのです。

心に余裕があるうちに罪の重さを思ってもらう、罰を重くすることで確かに犯罪は減るかもしれません。

お礼日時:2003/07/04 12:40

こんにちは、hirokibp さん。


自分も、囚人に対して一体どれくらいの税金が使われているのかなって、漠然と疑問を抱いたことがありました。
自分は死刑賛成派ですが、その他の刑罰について以前知り合いと話したことがあります。hirokibp さんがおっしゃるように、「一瞬の『死』」をもって完了する方法以外、どんなことで罪を償わせることができるか。
その時この話題の結果として一番納得できたのが「地雷除去」でした。人のために役に立たせる、しかも命をかけて。と言うことで満場一致。重犯罪者にたいしては「これだ」ということでその話はおしまいになりました。
もし、死刑が廃止されるならば、ぜひともこの案を受け入れてほしいですね。どう思われます?
失礼しました。
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この回答へのお礼

それはいい考えかもしれません。
どこか心にしこりの残るところがありますが。

お礼日時:2003/07/04 12:36

私は死刑制度に反対賛成 どちらでもありません。

ただみなさんのいわれるよう税金で扶養するのには反対です。刑務所内での刑期期間の生活費は刑務所内作業で稼ぐべきです。刑務官の給料から宿泊費まで稼げなければ食費をまずカット次は屋外での生活就寝 病気になってもお金がなければ医者にはかかれません。当然のことを教えることが更正の第一歩かと思いますが。
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この回答へのお礼

不況で町にはホームレスがあふれているのに、殺人者は悠然と屋根のある部屋で過ごしている。
・・・あってはならない。

お礼日時:2003/07/04 12:35

このQ&Aと関連する良く見られている質問

Q無期懲役って実際何年くらい刑に服すのですか?

無期懲役って聞くとほぼその犯罪者が年老いて社会に出ても何もできないくらい弱ってから出所するイメージが私にはあります。実際のところ終身刑より軽くて、懲役20年より重いくらいでしょうか?例えば、三鷹事件の犯人が無期懲役になれば何年くらい入りますか? 模範囚なら刑も少しは短くなるのですか?

Aベストアンサー

いくら仮釈放の制度があるといっても
仮に模範囚であっても25年以内に出てくることは
ありあせん。

無期の懲役ですから
社会に帰っても保護観察下に置かれる。
生きている限り、自由にはなれない。
それが無期、終わりがありません。

http://www.mukicyoueki.jp/muki.html

ここに面白いことが、書かれています。

Q死刑と無期懲役のコスト

ディベートで「死刑制度は廃止すべきかどうか」という題をやることになりました。
そこで、死刑と無期懲役、どちらの方が費用がかかるのか教えてください。
調べても出てこなかったので、予想金額を表していただければ嬉しいです。
また、その費用はどこか出てくるのかと、使い道も教えてほしいです。

Aベストアンサー

「法務省矯正収容費の予算額」で検索したところ、法務省所管矯正官署の平成23年度の要求額は刑務官などの人件費を含めて2282億6000万円。

矯正官署というのは「矯正管区、刑務所、拘置所」を管轄しており、「刑務所及び少年刑務所は、刑が確定した受刑者に対し刑の執行を通じて、その改善更生と社会復帰を図るため様々な矯正処遇を行い、拘置所は、刑が確定していない被疑者・被告人を収容している」とある。

現職の裁判官の団体「日本裁判官ネットワーク」によれば平成20年の既決囚は6万7000人。未決囚を含めれば8万人ほどで、単純に計算すれば1人当たりの収容コストは年間285万円、月間24万円。

その他にも、裁判所のコスト、検察のコスト、公共弁護士(国選弁護人)のコスト、政府の刑務部門のコストがあり、そのコストはかなり広範囲に及びます。なので正確にコストを計算するのは不可能です。

全部税金です。国民から徴収されています。
死刑執行自体のの費用はどうなのでしょうね?

Q日本における無期懲役は

無期懲役というのは一生刑務所の中ということなのですか?
終身刑が死ぬまででしたっけ?

死刑が一番重くて次が無期懲役?
無期懲役後の仮釈放と保護観察ってどんな生活なんですか?
ほとんど見張られてるだけで普通の生活ができるんですか?
無期懲役について詳しくわかりやすく教えて下さい。

Aベストアンサー

「無期懲役刑に関する誤解の蔓延を防止するためのホームページ(及びブログ)」というサイトを管理している者ですが、自サイトへのURLを貼ると宣伝行為になるので、ここに説明を載せます。まず、概説。

無期懲役刑とは
 はじめに、無期刑そのものの性格について説明したい。無期刑(Life imprisonment)とは、刑の終期(満期)の無い、一生の期間にわたる自由刑という意味であり、単に刑期を決めていない絶対的不定期の刑罰という意味ではない。「刑期を決めていない刑」は、不定期刑(2種類ある)である。
 刑の終期が来ることのない以上、刑に終わりはないため、無期懲役とは、一生続く、終生の懲役刑というのが正確な定義である。

仮釈放制度とは
 仮釈放制度とは、刑事施設に拘禁されている受刑者を、刑期満了前に一定の条件をつけて仮に釈放する刑事政策上の制度である。前述の通り、無期懲役は、終生の懲役刑であるが、現行法は、無期刑にも仮釈放の可能性を認めているため(刑法28条)、無期懲役の受刑者も、「終生という刑期の途中で仮釈放によって社会に復帰できうる」のである。30年の懲役刑が、「30年という刑期の途中で仮釈放によって社会に復帰できうる」のと同様のことである。仮釈放を許すことができる年数的な要件としては、法律上、有期刑は3分の1以上、無期刑は10年以上の服役を必要とする。
 仮釈放は、刑罰からの解放を意味するわけではなく、仮釈放中の者は、保護観察に付されることとなっており(犯予法33条)、場合によっては仮釈放が取り消されることもある(刑法29条)。仮釈放期間については、わが国では、残刑期間主義が採られているので、無期刑の場合は一生、有期刑の場合は満期日までである。

終身刑の本来の定義
 本来、終身刑とは、刑期が終生にわたるものをいい、仮釈放の可能性がなくその刑期全てを実際に必ず刑務所で過ごさなければならない刑のみを終身刑というわけではない。
 無期刑と終身刑は、少なくとも刑法用語の正しい定義からすれば全く同じ意味であり、いずれも「一生の期間にわたる自由刑」をいい、仮釈放の有無によって区別されず、いずれも英語では「Life imprisonment」または「Life sentence」との語が充てられ、「仮釈放なしの無期刑」(=「仮釈放なしの終身刑」)は「Life imprisonment without parole(LWOP)」との語が充てられる。
 両者(無期刑と終身刑)の違いは、本来的には、原語の訳の違いに過ぎず、現地の用語を日本語に「直訳」した場合には、アジア圏のそれは「無期懲役」という訳となることが多く、アジア圏以外のそれは「人生」や「生涯」に相当する語が用いられている場合が多いため、「終身刑」という訳となることが多いというだけの話である。例を挙げれば、イギリスの場合は「Life sentence」、ドイツの場合は「Lebenslange Freiheitsstrafe」、フランスの場合は「Reclusion criminelle a perpetuite」、ロシアの場合は「Пожизненное заключение」、中国の場合は「无期徒刑」である。
 しかしながら、わが国においては、巷間的に、誤った定義が多用されており、恩赦がない限り一生を必ず刑務所で過ごさなければならない刑が「終身刑」と呼称されるとともに、「仮釈放のある無期刑」のみが「無期刑」と呼称されて、両者は区別される場合が多い。また、このことに加え、諸外国の「無期刑」が「仮釈放のない無期刑」ではなく「仮釈放のある無期刑」である場合であっても、「終身刑」と(特にマスコミなどから)日本語に「直訳」される場合が多いため、様々な誤解や混乱が生じているが、仮釈放のない無期刑(LWOP;絶対的無期刑)を置いている国は、アメリカ合衆国(一部の州を除く)、オーストラリア(同)、オランダ、中国など、むしろ比較的少数にとどまっている。

仮釈放制度の運用の概況
 前述の通り、わが国の現行法制における無期刑は「仮釈放のある無期刑(Life imprisonment with parole)」である。ここでは、その仮釈放の運用実態について見ていくことにする。
 まず、法務省大臣官房司法法制部発行の「矯正統計年報」および平成12年(2000年)10月3日の政府答弁書により、統計のある1977年から2006年までの無期懲役刑仮釈放者の平均在所期間(未決勾留の期間を含まない)と仮釈放者数について考察する。
 無期懲役刑仮釈放者の平均在所期間は、1977年から1988年までは、16年程度であったが、1990年には20年3ヶ月となるなど、1989年から長期化の傾向が見られ、1989~1996年は18~20年余で推移し、その後も1996~1997年、2000~2001年、2004年を境に長期化の傾向が見られ、1997~2000年は21年程度、2001~2003年は23年程度、2004年~2006年は各年とも25年を超え、2004年は25年10ヶ月、2005年は27年2ヶ月、2006年は25年1ヶ月となっており、法務省の速報値によれば、2007年は31年10ヶ月となっているとのことである。
 また、2000年以降では、仮釈放者55人のうち52人が在所20年を超え、2003年以降では仮釈放者全員が在所20年を超えている。
 仮釈放者数について見ると、最近5年間では計29人(年平均5.8人)である。78~82年は計241人(年平均48.2人)、83~87年は計168人(年平均33.6人)、88~92年は計92人(年平均18.4人)、93~97年は計71人(年平均14.2人)、98~02年は計50人(年平均10.0人)であり、70年代や80年代前半のそれと比較するのは、(高度経済成長以前は量刑相場が厳しかったため)60年代などに確定者数がそれなりに多かったことなどが考慮されていないので相当でないが、短期的な比較においても、減少傾向を示しており、一部で指摘されているような「仮釈放が著しく認められにくくなっている」状況にあるとまでは言えないものの、従前より慎重に審理されつつあるといえる。
 ところで、当然のことであるが、前述の年数は、「仮釈放を許された者」の在所期間であり、それだけをもって無期懲役刑の仮釈放の運用について語るのは相当ではないので、30年以上服役している未仮釈放者の数についても見てみることとする。
 在所30年以上の無期懲役受刑者は、1985年2月末時点では7人であったが、2000年8月1日には42人となっており、統計から推測すると、現在(2007年8月末)では、75~90人程度が在所30年以上となっていると思われる。また、長期間の服役を経て獄死する者も存在している。
 このように、近年では、従前と比較して慎重な仮釈放審理がなされており、仮釈放制度の運用の適正化が図られてきているといってよい。

今後向かうべき方向
 先に述べた通り、無期懲役という刑自体は、一生の懲役を内容とする自由刑であり、仮釈放制度とは、刑期満了前に受刑者を条件つきで仮に釈放する制度である。現行法は、無期懲役刑にも仮釈放の余地を認めているが、そもそも、仮釈放は、刑法28条の条件期間を経過し、かつ仮釈放規則所定の要件を満たした場合にはじめて適用されるものであって、当然の前提として保証されているものではない(実際受刑者には仮釈放の申請権はない)わけであるから、重大犯罪を犯した者を刑期途中に釈放するには、慎重な判断が必要不可欠である。
 矯正保護関係の実務家らも、加害者側の視点のみに傾倒するのではなく、遺族や社会の感情も十分考慮し、「もし何か起こったときは自分が責任を取る」ぐらいの心構えが必要だろう。
 2007年度からは、犯罪の動機や態様が特異であり、再犯のおそれについて特に慎重に見極める必要がある者について仮釈放が検討される際には、心理学や精神科の専門家の意見を聞く方針が取られ、そのための予算も計上されており、また、第166回通常国会で更生保護法が成立したことによって仮釈放の審理の際に被害者側が口頭ないし書面で意見を述べることも可能となったが、これらのこと、特に後者については、かねてから指摘されていたことでもあり、非常に高く評価できる。
 こうすることが、今後における仮釈放の真のあり方であり、無期懲役刑確定者の被害者側の感情との均衡もある程度取れるのではないか。
 現在、巷間終身刑といわれているもの、すなわち絶対的無期刑の創設論が挙がっているが、絶対的無期刑(LWOP)は、希望が全くないことから、受刑者を自暴自棄にさせるおそれがあり、処遇にもしばし困難を伴うことから、刑事政策上問題が大きいと考えることもでき、そうした観点からは、そのような刑の創設には慎重にならざるをえない。
 社会感情や特別予防に対する配慮は当然に必要不可欠である。しかしながら、それは絶対的無期刑の創設でなくても、たとえば無期懲役刑に処せられた者に仮釈放が検討される際には、精神医学・心理学等の専門家から「人格鑑定」という形で意見を徴することを必須化するとか、あるいは仮釈放を許すことが可能となるまでの期間を引き上げるなどといった工夫を施すことによっても達成可能である。
 こうすることによって、受刑者に希望を残しながら、絶対的無期刑に比肩する効果を発揮することができ、受刑者の矯正や特別予防、一般予防、社会感情、遺族感情という自由刑論において相反しがちな各点についての均衡が取れていくのではないか。そうした中で成人矯正・犯罪者処遇についての世の理解がそれなりに深まっていくならば、わが国において冷静かつ多角的な自由刑論・刑事政策が展開されることへの端緒となっていくのではないだろうか。

「無期懲役刑に関する誤解の蔓延を防止するためのホームページ(及びブログ)」というサイトを管理している者ですが、自サイトへのURLを貼ると宣伝行為になるので、ここに説明を載せます。まず、概説。

無期懲役刑とは
 はじめに、無期刑そのものの性格について説明したい。無期刑(Life imprisonment)とは、刑の終期(満期)の無い、一生の期間にわたる自由刑という意味であり、単に刑期を決めていない絶対的不定期の刑罰という意味ではない。「刑期を決めていない刑」は、不定期刑(2種類ある)である...続きを読む

Q無期懲役囚にかかる費用はいくらくらいでしょうか。

無期懲役についてのレポートを書こうとしています。「無期懲役囚にかかる費用は税金から出されている」という面からアプローチしたいと思っているのですが、探し方が悪いのか、生活費などの具体的な金額の情報がどうにも見つかりません。どうか費用、使い道等を教えてください。

Aベストアンサー

TVで紹介されていた金額では服役囚にかかる費用は月に約20万円だそううです。食費・光熱費・更正費(技術取得)維持費・管理費(刑務官)にかかる費用です。

Q日本における無期懲役と終身刑

日本には終身刑はないのですか?
また無期懲役とは「無期限の懲役」イコール「終身刑」ではないのでしょうか?

Aベストアンサー

>日本には終身刑はないのですか?
ないです。
>無期懲役とは「無期限の懲役」
出所時期が無期(いつになるかわからないという意味で)
と言うことです。
無期懲役も出所できます。

Q死刑囚にかかる国民の税金について

死刑が確定されてからもまだ死刑が施行されていない人たちにかかる食費などの国民が払っている税金の額などがわかる資料を探しています!!

詳しければ詳しいほど嬉しいです!! 回答お願いします!!

Aベストアンサー

 死刑囚 1人当り年間 600万円掛かると
和田秀樹さんと言う方は ブログで書かれています

http://ameblo.jp/wadahideki/entry-10118460241.html

 囚人一人当たりの予算が約400万円らしいですが・・・・

Qインプラントの費用について質問です。

インプラントの費用について質問です。

レントゲンで歯の根元を見てもらった結果、
抜歯が必要かもしれないといわれ、

先生からインプラントとブリッジの説明をうけました、
私はインプラントのほうがいいと思ったのですが
とても高額で驚きました。

インプラを埋める手術が40万、歯20万、仮歯数万円×数回、
あとは毎回の治療代がかかるとのこと。

支払い方法は、分割もありますが私には良心的ではありませんでした。

説明も丁寧でわかりやすく感じもよく、経験実績もすばらしい
有名な先生のようです。

歯は大事なのは十分、分かるのですが・・・

金銭的に余裕がなければ、無理しないで他の病院を探すほうが
いいのでしょうか。(今の歯科は3つめに見つけたところ)


安いところは、安い材料を使ってると判断していいものでしょうか。
いくら先生の腕がよくてもダメってことでしょうか。


アドバイスお願いいたします。

Aベストアンサー

歯科医です。


インプラント治療は自費診療ですので、歯科医院によって値段設定はまちまちですが、私の周辺では相場は一本30万円程度、仮歯や検査料などの諸経費は別途やらコミコミやら、オプションについては色々です。


インプラントの材料も外国製やら国産やらあり、値段もまちまちなので、多少は値段設定に影響しています。


あとは先生の技術料。たくさん取るからには自信がおありなのでしょう。(嫌味ではなく)


もちろん、他の医院との差別化を図るため、薄利多売にしている先生とか、良心から安値に設定しておられる先生とか、当然いらっしゃいます。


インプラント治療は保険で認められていない治療ですから、無理に受けなくても良い治療です。


先の回答にもあるように、諦めてブリッジという手もあります。


考えたいのであれば、抜歯後は骨が回復してくるまで半年ほどかかりますから、いずれにせよ取り外し可能な入れ歯は必要ですので、入れ歯にしておき、半年後にどちらにするか決定しても良いと考えます。

Q死刑廃止賛成派としてディベートをすることになりました…アドバイスお願いします!!!

死刑廃止賛成派で、ディベートをすることになりました。
今は、立論を考えている状態ですが…まだ【誤判による死からの救済】しか決まっていません><
もう一うか二つ、意見が欲しいので、教えてください_(._.)_

それから、とりあえず死刑廃止賛成の礎になれそうな意見もぜひ出してください。お願いします!!!

Aベストアンサー

死刑制度、私も廃止したほうがいいと思います。
私だったらどう書くか。
3個くらいのテーマで書くVer

(1)冤罪について
これはdaisukikeiさんも書かれてるようなのではぶきます

(2)人権問題
(死刑廃止論)
人は憲法11条で人権で守られているはずなのに、国家による殺人(=死刑)ってのはどうなんでしょう。

(死刑存置論)
懲役は自由権の侵害、罰金は財産権の侵害ってことは元から人権が絶対っていうのは法治国家では存在しない。人権を守るために法の下に懲罰行為は必要

(3)大学で出した私のやつなのですが・・・
人が犯罪を犯すのは、その人も悪いのだが国家も悪いという考え。
犯罪者は生まれた瞬間から犯罪者だったのだろうかと考えるとそういうわけではなく、その生まれ育った環境などのせいで犯罪者となっていく。その小さい頃からの環境が整えれないのは国家のせいではないのだろうか。っていうふうに書きました。

後、犯罪抑制力と憲法解釈もいれて書いてみました。
凄いいい加減な書き方ですみません^^;

Qおすすめのマタニティウェアは?

いつもお世話になります。
カジュアルで可愛いマタニティウェアを探しています。

エンジェリーベやベルメゾンのカタログは取り寄せているのですが、なかなか「これっ!」といったものがありません。

皆さんはどういったマタニティウェアを着ているのでしょうか?教えて下さい。

Aベストアンサー

私は何枚かはネットオークションで購入しました。
中にはこのブランドにもマタニティラインあるんだ~
という発見もありますよ♪

Q禁固20年と無期懲役はどちらが重いのでしょうか?

日本では最高禁固20年が一番重い刑だと思っていましたが、先日の判決で禁固20年を差し戻し無期懲役刑が確定してました。無期懲役は刑期がはっきりしていないので15年でも社会に出てこられる刑と聞いてましたが、刑罰として無期懲役が重いのでしょうか?

Aベストアンサー

刑の重さは原則「死刑 > 懲役 > 禁錮 > 罰金 > 拘留 > 科料」 (それぞれの中では長い/金額が大きい方が思い) です. 例外は「無期禁錮 > 有期懲役」である (まあ, 無期禁錮そのものをほとんど見ませんが) ことと, 「有期禁錮と有期懲役で禁錮の長期が懲役の長期の 2倍以上長い場合には有期禁錮 > 有期懲役」であることの 2点. ちなみに懲役の方が禁錮より思いのは, 所内労働が懲役では義務だけど禁錮では義務でない (ただし最初に所内労働に従事するかどうかを聞かれ, そこで従事すると答えた場合にはしなきゃならないらしい) という点によります. もっとも, 所内労働をすればいくばくかのお金がもらえますが. まあ, 通常は禁錮であっても所内労働に従事することが多いようです.
ということで「無期懲役 > 禁錮20年」なわけですが, これは次のように考えても明らかです:
「禁錮 20年」なら 20/3年 (6年8月) 以上経てば仮釈放 (仮出獄) の可能性があり, しかも 20年経てば完全に釈放されて自由になりますが, 「無期懲役」だと最低 10年経たないと仮釈放されず (実際には 10年で仮釈放されたケースはないはず. 多くの場合 20年程度は経たないと仮釈放されない), かつ死ぬまで仮釈放状態 (つまり何かやったら即刑務所に戻る) です.
... と思ったんだけど.... あれ? 無期懲役と禁錮 20年のどちらも選択できるってどんな条件だ?

参考URL:http://www.lufimia.net/sub/keiho1/index.htm

刑の重さは原則「死刑 > 懲役 > 禁錮 > 罰金 > 拘留 > 科料」 (それぞれの中では長い/金額が大きい方が思い) です. 例外は「無期禁錮 > 有期懲役」である (まあ, 無期禁錮そのものをほとんど見ませんが) ことと, 「有期禁錮と有期懲役で禁錮の長期が懲役の長期の 2倍以上長い場合には有期禁錮 > 有期懲役」であることの 2点. ちなみに懲役の方が禁錮より思いのは, 所内労働が懲役では義務だけど禁錮では義務でない (ただし最初に所内労働に従事するかどうかを聞かれ, そこで従事すると答えた場合にはしなきゃなら...続きを読む

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