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(工学系のカテゴリーが全然ないのでここをお借りします)

JALなどではしばしば前方スクリーンで前方カメラの映像を映します。
着陸アプローチでは機体が真直ぐであれば滑走路が中央に見えるわけですが、横風では機体を幾分風上に向けてアプローチする様子が映されます(滑走路が端に見えるからわかる)

質問はこの斜めの姿勢をいつ真直ぐに戻すかです。
(1)着陸の直前に戻す。戻してすぐ着陸しないと横風に流されてしまう。
(2)斜めのまま後輪が接地して、前輪が接地する前に戻す。方向舵の適格な操作と、後輪にも舵が必要である。
(3)後輪も前輪も接地してから戻す。素早く戻さないとブレーキ距離を失いオーバーランしてしまう。
(4)止まるまで(タクシーの速さになるまで)斜めのままである。強いブレーキをかけるとバランスを崩す。
(5)そもそもアプローチから斜めにしていない。その代わり横傾きさせて横風と釣合わせる。風上の車輪から接地する。

軽飛行機ならともかく、今のハイテク機ならば(2)だと思いますが如何でしょうか?
現に後方の席に乗ると、後輪着陸直後に横に振られることがあります。
他の種類の航空機ではどうでしょうか?

A 回答 (4件)

飛行機の着陸ですが、私は学生の頃にグライダーに乗っていたので少しお話しします。


 みなさんは飛行機はきっと真っ直ぐに飛ぶ物だと思っていますね?
 飛行機の操縦で最も難しいのが実は真っ直ぐに飛ぶことなのです(船も同じです)
 理由は、ほとんどの場合に風(川や海では流れ)が吹いているため、横から吹くと、飛行機が器手へ向いて真っ直ぐ飛んでいても、地上から見ると例えば機首は喜多を向いているが、進行方向は北北東などに見える場合があります。
 滑走路への進入は、やはり滑走路の延長線上にいないと(斜めからの進入では電波による誘導だできないため横ずれがわからない)横ずれが把握できずません。
 滑走路に向かって降りようとしている飛行機が横から風が吹いても少し機首を風上に向ければ、本来斜めに飛ぶことができるので何ら問題なく飛ぶことができるのです。
 ただ、着陸時には斜めでは滑走できないので、着陸する瞬間に機首を真っ直ぐに修正します(真っ直ぐにしても風の影響は少し遅れてでるため、何ら問題ありません)。ただ、そのまま長く飛んでいると横流れを起こすためと、着陸のために、エアーブレーキをかけて揚力を急激に低下させ失速状態にして地面に落とします。(確実に揚力を無くすのが瞬間的な強風が発生しても再度飛び上がらないために安全な着陸です)
 よっぽどの強風が真横からこないかぎり、飛行機が滑走路からはみ出ることはありません。こんなことで事故があった例はないと思います。
 これはどの飛行機でも同じです。
なお、風上の車輪から故意に接地させれば、翼が地面に接地したりして最悪の場合に飛行機が回転し墜落の恐れがあるのではないでしょうか。見られたのは偶然出よう。
 
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この回答へのお礼

グライダーはシンプルで原始的な飛行機の原理を習得するのに良いですね。
それと飛行機をまっすぐ飛ばせるのが難しいのですね。
そういえば昔乗ったYS11なんか、始終フラフラしていました。
ハイテク機ならば蛇行動など自動的に打ち消す仕組みがありそうですね。

さて、回答いただいたように、グライダーなど、車輪の構造上、滑走の向きと機首の向きが同じでなければならない場合は、斜めの姿勢(クラブ=蟹と言うそうですね)のまま着陸できないので、瞬間に機首を滑走路に向ける作業があるとのことで、しかも確実に着地するために揚力を急激に低下させることはよく理解しました。

クラブでなく、風上を下げて、旋回せずにスライドさせる方法(何と言うのでしょうか)は、とくにグライダーのように、翼が長く低い機体では、着陸のとき確かに危ないですね。

機会があれば乗ってみたい。。。

回答をありがとうございます。

お礼日時:2003/11/26 01:33

伊丹空港の着陸見物スポット?では石を投げれば飛行機に当たる位の高度で、頭上を飛行機が通り過ぎ着陸しますので、着陸の仕方がよく分かります。



私が今まで見た多くのパターンは。
斜めのまま後輪から着地して前輪が着地する迄の間に機首が滑走路と真っ直ぐ前方を向く。というものと斜めのまま高度を下げ、後輪が着地する寸前に機体が滑走路と真っ直ぐになり後輪から着地する。というパターンの間的なものです。飛行機の動き的には同じような感じなので、パイロットの操作は同じで、外乱のタイミングで違ったパターンになるように思っているのですが。
という事で私は(1)と(2)だと思います。
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この回答へのお礼

実況中継を交えた回答をありがとうございます。

だいたい思い描いたとおりの着陸です。
後輪の接地と前後して、機体を真っ直ぐに向ける操作を瞬時に行うので、方向舵の当て方、後輪の舵取り、スポイラー、逆噴射、エレベータの操作、前輪の舵取り、ブレーキと、非常に忙しい作業ですね。
ある程度自動化されていると思いますが、この辺の操作について、お詳しい方いらっしゃいますか?
(少し質問からずれますが、ご容赦願いたく)

お礼日時:2003/11/25 01:19

手持ちのフライトシミュレーターのレッスンの中の横風着陸の方法では・・・・(1)と(5)の併用でした。


滑走路へのアプローチ
風上方向に機体を向けて、風に流されないように滑走路に接近していく。

着陸
接地直前に機体を滑走路方向にむけ、風上方向の翼を少し下げ、(機体をバンクさせる)機体が旋回しないよう垂直尾翼であて舵をあてる。

最後には機体を傾かして、横滑りを利用して横風流れを補正しているようです。
ですから着陸時はドンドンドンとそれぞれの車輪が接地する衝撃があるのかもしれせん。
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この回答へのお礼

回答をありがとうございます。

はい、この方法も当然ありだと思います。
これは後輪(主脚)が舵が効かない場合(固定式)の場合の最善の着陸方法だと思います。
構造をシンプルにしたい戦闘機などではこの方法かも知れませんがどうでしょうか?

後輪の舵が効く場合は斜めのまま着陸できるので(2)の方法が可能と思いますが、最新機ではどのような機構になっているでしょうか?
なおジャンボの最後輪(ボディギア)は確か舵が効きますよね。4脚の位置が少し前後にずれているから。

お礼日時:2003/11/25 01:09

すごい疑問というか、分析ですね。

(笑)
着陸の場合にそんなにいろいろな技はしていないと思いますよ。
基本は方向は滑走路にまっすぐ、左右は同時に接地するように着陸すると思いますよ。

着陸前に前方映像を見てると、結構ふらふら揺れてる場合がありますけど、着陸(タッチダウン・接地)は、できるだけ両輪(普通は後輪ですね)が同時に接地するように、そして、前輪は、まっすぐ向いた方向に接地するように、という基本のために、各種の舵を操作されているのではないでしょうか。

まとめると、接地までの間の舵などの操作で、左右、前後とも、なるべく平でまっすぐにするのでは、という意見です。

これからの時季、羽田に着陸する場合34Lが多いと思いますが、34R(右側の滑走路)目掛けてまっすぐ飛んで来て、左へ左へとスライスして行く映像が、風の強いときにはなかなか手に汗握ります。

軽飛行機の場合は、接地しても、前方が風上(たぶん)向いたまま滑走してから停止する光景は見たような。
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この回答へのお礼

回答をありがとうございます。

横風用の滑走路がない成田で相当な横風でも空港を閉鎖しません。
だから現代機は(花巻での失敗例はあるが)横風への対策が出来ていると思います。

逆に軽飛行機は横風に弱く、横風用滑走路が必要なのではないでしょうか?
横風用滑走路が大抵短いのは軽飛行機用ではないですか?

お礼日時:2003/11/25 00:56

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