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上の俳句の表現技法を教えて下さい。

A 回答 (1件)

学問・教育 の 文学 の カテゴリー のほうで このまま 出されますと


kine-ore 様 とか が すぐに 明確に お答えくださる かと 存じますが …
(深く濃い青 を 表す 言葉は、群青 ですね …)
五・七・五 の それぞれの 塊を 「序 破 急」 として 全体を 組み立て、
まず 「滝落ちて」 の 「序」 で、 一定の 幅を持つ、 透明感の ある 水が、
勢いよく 下へ 流れ落ちていく、 視覚的な イメージを 呼び起こす。
次の 「群青世界」 の 「破」 で、 漢字 四文字を どっしりと 連ね、
(透明感の ある 水) (の 垂下) という イメージを たちどころに 覆し、
深海や、急に 深くなる海 などで 見られる、 深く 濃く、 重い 青 の 広がりを 喚起し、
上から 下への 平面的 かつ やや 離れた 滝の イメージから、 一気に
大きな 深い 滝壺の 中に 身を投じた ような、 取り囲まれ、内側に 入り込んだ ような
視点へと 読者を 移す。
最後の 「とどろけり」 の 「急」 で、 「轟く」 という 漢字の 視覚的 イメージ すら
排した、 平仮名を 連ね、 滝壺へ 注ぎ込む 膨大な 水音 という 聴覚的 イメージ を
喚起する。
これは もはや 聞き取れる 限界に 近い 重低音の 大音響となる為、音 というよりも
大量の 水が なだれ落ちる 振動で、 世界が 揺らぎ、 自身も 立って居れない 程、
揺さぶられる かのよう。
光と 音では、 光の ほうが 圧倒的に 速く 届き、 稲光と 雷鳴の ように、 離れた 所では
僅かな 時差が 感ぜられる ものですが、 その さなかに いるような 状況では、 このように
それぞれの 大容量の 情報が 間髪を入れずに 注ぎ込まれる為、 それらを 感覚器官で 受容
する (= 知覚する) というよりも、 それらの 近過ぎ、 大き過ぎ、 多過ぎる 情報の 中で
それらに 取り込まれ、 光 (=色) と 音 の 渦の中で 翻弄される というような 感じになる
訳ですが、 そのような 状況が 的確に 表されている と思われます。
「序破急」に合わせ、「光 (= 明暗・光景・形)、 色、 音 (= 振動)」 を 表現し、
その中に 身を置く ことで、 もはや 何も 見えなく 聞こえなくなり、 五感が 消えて、
内なる 静けさ のみが 広がっていくような 効果を 持っている のでは ないでしょうか。
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