あなたは何にトキメキますか?

放射線医は、比較的楽な科ですか??
他の激務な科に比べると。

A 回答 (2件)

放射線科医には、診断と治療の大きく2分野があります。


そのうち治療部門は、他の医師とあまり変わらないので、診断部門の医師についてお答えします。

放射線画像部門の進歩は、コンピューター関連技術の進歩に併せて目覚しいものがあります。

つい30年ほど前は1枚のCTを撮るのに10秒ほどかかっていました、それが20年ほど前には1秒、10年前には0.1秒、現在では頭のてっぺんから足の先まで1000枚ほどの撮影でも、数分で撮れてしまいます。
ですから、出来上がった写真も、昔はCT画像20枚ほどでフィルム1枚に焼いていましたが、数百枚をフィルムに焼かれても読影に困りますので、コンピューター画面で見ることが主流になっています。

また画質も向上しており、一昔前のアナログテレビと、4Kテレビくらいの差があります。

MRI・PET・SPECTなど放射線診断医が関与する画像の全てに、このような進歩が起こっています。

また、画像の読影は放射線診断医に頼るのが主流になっています。
呼吸器内科医が肺のCTを撮ったとします。
呼吸器内科医は肺の読影はできたとしても、そのCTには脊椎など肺以外の臓器が写っています。
呼吸器内科医は、肺以外の臓器の病変は見落とす可能性があります。
ですから、呼吸器内科医が撮った肺のCTでも、放射線科医の診断を求めることはしばしばあります。

救急センターでは簡単に膨大な枚数のCT・MRIが撮れてしまいますが、救急医療場面であるからといって写っている病気の見落としが許されるわけではありません。
時間外救急医療でも放射線診断医の需要は増大していますが、多くの病院ではマンパワーの観点からそこまでできていません。

以上のようなことを背景に、放射線診断医の担当する画像の量としては、この20年で膨大に膨れ上がっています。
しかし、当然の話ですが、放射線診断医はそんなに数は増えていません。

ということで、放射線診断医の仕事量は爆発的に増大しています。
時間外救急読影依頼も増大しています。

真面目に仕事をやっている放射線診断医は決して楽とは言えないでしょう。

ただ、多忙な勤務医を辞めて、バイトで放射線診断をやっている方も多く、そういった方たちは気楽といって良いかも知れません。

また、放射線診断医は滅多に訴えられることの無い職種です。
放射線診断医が誤診をしても、結果説明を行った内科医あるいは外科医が訴えられることはあっても、放射線診断医が訴えられることはまずありません。
他の内科医・外科医たちが訴訟リスクにおびえ、訴訟保険に入るのが普通となっている現在、その意味でも気楽と言えるかもしれません。
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体力的な激務は少ないですが、診断をするという仕事がありますから、決して楽な科ではありません。


むしろ放射線医として画像診断を行わなければなりません。
診断を依頼した医師が画像診断をするのではなく、放射線医がいるところでは放射線医が画像の診断を行いますから、頭のてっぺんからつま先まで見る力は要求されます。
専門医だからこそ分かることを読み取らなければなりません。
当然ながら画像の読み間違いあってはならないこと。
ですから、相当のストレスはあるでしょうね。
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