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<特集・和田亮一/第4回>「教えて!goo」へ投稿されたお悩みにアドバイス!

<特集・和田亮一/第4回>「教えて!goo」へ投稿されたお悩みにアドバイス!前回は和田さんの仕事論について紹介したが、そのインタビューの途中にダメ元で「教えて!goo」の読者の悩みに答えていただけないか尋ねたところ、なんと快諾いただけた。そこで今回は和田さんに、ユーザーから投稿された悩みに答えてもらうことにした。

――それでは、1つ目の質問です。

Q.社会人3年目です。残業3時間が当たり前で生活が楽しくありません。

「社会人3年目で残業3時間が当たり前。毎日帰ったら寝るような生活をしていて楽しくもないし、20代できついのに歳とったらどうなるのだろうと思ってしまいます。高卒だから転職したら正社員になることが難しくなるだろうし、このまま続けて金を稼いだとしても利用できる時間も少なく価値を見出せないので、どうしたらよいのかわかりません」(いちたすいちはさんさん)

――若い方ですね。

高卒で社会人っていっても、まだ21歳くらいですよね? 趣味とかないんですかね? 先のことを考え過ぎな気がします。そもそも高卒だから正社員になるのが難しいということは、絶対にありませんよ。

――それは、どうしてですか?

今「GIGATREND」という広告会社を経営しているんですけど、その会社には僕の友だちしかいないんですよ。もともと役者やってて飲食しかやったことないやつとか、ラッパーだったとか、そういう奴しかいません。しかも、同い年が多いんです。僕は今年で33歳になるんですけど、会社を立ち上げるタイミングで、役者やってる奴が「亮一、俺ちょっと自分の将来不安で……」っていう相談を受けて、「じゃあ、役者やりながらでいいんで、会社入りなよ」って言ったんです。そんなこんなで、今会社は11人位で構成されています。

――確かに、この人は自分にキャップしちゃってる印象は受けますね。

拾ってくれる人も必ずいるんで、自分自身が探していないだけかなと。諦めが早過ぎる気がしますね。自分が置かれた環境に対して不満を言ってもはじまらないんで、もっと広い世界に目を向けたらいいんじゃないかと思います。

Q.嫌いな同僚が昇進しまくって気分が悪いです

「嫌いな同僚が昇進しまくって気分が悪いです。私の会社は小さい企業ですが、中途で入った会社で嫌いな同僚が昇進しまくっています。(中略)部署が変わったため、たまにしか顔あわせはしなくなったのですが、正直よい気分はしません。それは嫉妬というより会社に対しての嫌悪感です。会社を辞めるつもりなのですが、残ってしまった嫌な気分はどうやって自分の糧にすることができるでしょうか」(silverwolf12さん)

――同僚に対する嫌悪感が半端ないですね。特に「糧にする部分」へのアドバイスをお願いします(笑)

もうこれは悔しさをバネにするしかないでしょう。

――悔しさというか憎しみすら感じますね。

最後のくだりがなければ「圧倒的結果出しましょうよ!」で済んだのですが……。これを糧とは、ちょっと難しい質問ですね。

――そこを、なんとか!

きっとこの人は、自分が恵まれていると思っているから、こういうこと感じちゃうんでしょうね。世の中にはもっと辛い思いをしてる人がたくさんいます。「あいつが自分より出世して……」みたいな悩みは、幸せな悩みだと僕は思いますね。

――おっしゃる通りですね。

とにかく、「もっと広く世界を見るべき」の一言だと思います。世の中はもっと広くて、嫌悪感は必ず上昇志向に変わると思うので、それをバネにしたらいいと思います。「次こそは自分が会社のHPや採用ページに載ってやろう!」とか。あとは、そういう自分を楽しめばいいと思います。

――自分を楽しむとは?

ルックスがその人より劣っているのであれば、その人よりも気に入られるポイントを作ろうとする努力みたいなことです。たとえば、その人はルックスはいいけど、仕事のスピードは遅いとかグラフ化してみるんです。自分のグラフも書いてみて、ルックスは弱いけど、平均したら自分の方が四角は大きいとか、そういう比べ方をしたらポジティブになれるんじゃないでしょうか。

――ビジネスマンらしい回答ですね。

こういう感じの本を書いたらいいんじゃないですか。うらみつらみを笑いのネタにするような、絶対にネタになるじゃないですか! この人は、絶対に面白いこと考えているので、昇進していくしたたかな女をネタに漫画でも書けばいいんじゃないですかね。

――エンタメでまとめましたね。ありがとうございました。では、最後の質問です。

Q.キラキラした人生を送りたい

「私は自分がやりたいことをしてキラキラした人生を送りたいと思っています。私にはやりたいと思っていたことがたくさんあり、なりたいと思う職業もありました。 (中略)人生が充実し、キラキラしている人を見ると羨ましく思います。私の考えが甘いのは分かっています。いろんな思いがありながらも嫌な仕事をしている方もいると思いますし、好きでその仕事をしている人だけではないのも分かります。ですが、合わない職場にいること、仕事を続けて行くことがとても苦痛です。辞めたいですが、いろんな方に迷惑をかけてしまうと思い、両親にも話せません。どうしたらいいでしょうか」(NaNacjさん)

――いかがでしょうか?

この人の中で、すでに答えは出ていると思います。迷惑かけるのなんて一瞬なんで。長い人生をみたら、その一瞬だけ迷惑かけて飛び出してみろという感じですね。

――実はこういう人、結構多いのかもしれませんね。

周りに相談できず自分の中にため込んでしまうんでしょうね。でも、会社を辞めた方がよいということは分かっている。こうやって、書くことによってアウトプットするじゃないですけど、背中を押して欲しいんでしょうね。

――「辞めていいよ」って言ってもらいたいような気がします。

この人の場合、辞めていいんですよ。迷惑をかけるのは一瞬なんで。親がなんか言ってくるのも一瞬なので。将来的には、絶対にそちらの方が得なんで頑張ってください。

――ありがとうございます。では、質問コーナーは以上となります。


質問に答えた後、和田さんは「大丈夫ですか?こんな感じで」とおっしゃっていたが、ポジティブに前に進んでいこうという姿勢の回答が多かったのが印象的だった。質問者の人にも、この思いが伝わってくれれば幸いだ。さて次回は、和田さんの仕事論に話題を戻し、リーダーシップについて紹介しよう。



和田 亮一(わだ りょういち)プロフィール
和田亮一脚本家・演出家として舞台・イベントを中心に数多くのエンターテインメイントを創作する。養成所での講師、ウェディングや企業の表彰式など、枠にとらわれず数多のイベントの構成、演出、プロデュースを手掛ける。2014年それまでのアングラなイメージであったラップという文化を「学校で学べるもの」と一新し、“新たなコミュニケーションの形”・“教育の形”として多数のメディアに取り上げられる。世の中に現象を生み出し、常に新たな文化を作り出すことを信念にしている。2018年社会現象となった映画『カメラを止めるな!』の原作を手がけた。現在はIT企業の役員、スタートアップの創業支援など行っている。2019年4月に、リアルを超えた世界で、夢を実現させるVRプロダクションマボロシを設立。最近では、カナダ人落語家 桂三輝(サンシャイン)のNYブロードウェイ公演応援プロジェクトをスタートさせるなど、精力的な活動を続けている。
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