■趣味や仕事、新しい恋で気分転換
質問者は、「今後好きな人なんて出来ないんじゃないか、好きになってもらえても、私が受け入れられないんじゃないかと思うと不安です。でも、このまま一人なのか……と思うとさらに怖いです」と語っている。これに対して、
「そう思えるからこそ、恋なんだと思います。ですが現実的な話になりますが、人間誰しも時間が立てば綺麗に忘れられますよ。今はそう思えないでしょうが、必ず次の恋へ進めますので、そのときのためにも自分を磨いたりなどして気を紛らわせると良いです」(roperyさん)
「どんなに辛い失恋しても新しい恋人ができると綺麗さっぱり忘れてしまいます」(yyddggooさん)
などの意見が寄せられた。「ほかのことで気を紛らわす」ことは失恋を乗り越える王道だが、なかには
「私はゲームをしました。そしたら社会復帰できなくなり廃人になりました」(Henrietta47さん)
など、没頭しすぎてしまうこともあるので注意しよう。
■シングルライフも悪くない!
また、現在の状況をポジティブに捉えることも大切だ。
「浮気の心配がない、嫉妬やケンカの心配がない、DVの心配がない、自分の時間と金はある程度自由に使える、相手の我侭に振り回されない、異性と自由に気兼ねなく遊べる、酒やギャンブル・金使いが荒いとかの苦労しない等と沢山良い事だってあるよ?」(ta_kuchanさん)
恋人同士でしかできないことはたくさんあるが、一人でしかできないこともたくさんある。恋人がいないことを怖がるのではなく、一人でも楽しそうな人に目を向けてみると、少し考え方も変わるかもしれない。
■不倫?純愛?読者の失恋エピソード
ここからは、回答者の失恋体験談を紹介しよう。50代既婚男性nory1961さんは、
「30年前、ある事情で双方の親から反対され、お互いに好きなまま別れました。2年ほどたったある日、別れた彼女から手紙が届き、『あなたとは見た目も何もかも違うけど、あなたと一緒に居るような気がする人と出会い、結婚を決めました』と記してありました。私も大失恋から10年後、お見合い相手と結婚しました。今の奥さんです。2人の子供をもうけ、ごく普通の家庭で20年過ぎました」
と語っている。ここまではよく聞くエピソードだが、この話にはさらに続きがある。
「1年半前に13歳年下の女性と出会いました。過去の彼女とは全く違う容姿ですが、会って少し話しただけで『30年前のあの子といるみたい』と感じました。いわゆる不倫関係ですが、お互いに何も言わなくても、心で通じ合える同志でした。出会う時期が違えば、確実に生涯を共にする相手だと確信していましたが、突然彼女からの連絡を最後に、電話番号とメアドが変更されました。50過ぎたオッサンがボロボロ泣いています。妻帯者が不誠実だ!と言われようが、恋はしてしまうし、失恋はつらいものです」(nory1961さん)
不倫に対する世間の風当たりは厳しいが、当事者にとっては紛れもない「恋」なのだ。また、heavy_lanceさんは、次のように語っている。
「苦しい恋愛でフラれた後、しばらくして女性を避けるようになりました。気がついたら、ストレートにモノを言っては、相手を傷つけるような人間になっていました。ところが、ある女性とふとしたことで険悪になり、共通の知人にとりもってもらおうとしたところ、彼女は私に恋愛感情があったかもしれないことが発覚したのです。ハッと覚醒してしまいました。いかに、この10年以上も、人に対して思いやりに欠けて、気遣いのない人間になっていたのか・・・やっと、この件で本当の(当時は嫌いだった)自分を取り戻しました」
恋愛関係でなくても、人との出会いが自分に気づきを与えてくれたというエピソードだ。失恋はつらいものだが、学ぶことも多い。色んな人の話を聞いたり、自分と向き合ったりすることで、きっと次のステップに進めることだろう。
(酒井理恵)