
■会場はJR両国駅の幻の3番線ホーム
「おでんで熱燗ステーション」が開催されている会場は、JR両国駅の3番線ホーム内にある。ここは普段は使用されておらず立ち入り禁止になっている場所で「幻の3番線ホーム」とも呼ばれる。
会場へは、ホームと改札を結ぶ通路にある「両国ステーションギャラリー 3番線臨時ホーム入口」を通り抜けて向かう。ギャラリーには駅の歴史や懐かしの列車の写真などがパネルで展示されているので、時間があったらぜひ足を止めて鑑賞してみてほしい。

会場は、線路側に赤ちょうちんがずらりとつり下げられており、まるで路地裏の飲み屋街のような昔懐かしい雰囲気。反対側には、おでんと酒蔵のブースが設けられており、ここで事前購入したチケットと引き換えに好みのおでんや日本酒を選んで味わうことができる。


おでんは紀文の「レトルトおでん」5種類が用意されており、いずれかひとつを選択することが可能。ベーシックな「だし自慢 おでん」のほか、「東京下町風おでん」、「名古屋風味噌煮込みおでん」、「静岡風おでん」、「赤からおでん」などのご当地おでんもあるので、ぜひ気に入ったものを味わってみてほしい。
今回はそのうち「名古屋風味噌煮込みおでん」をチョイス。ブースではおでんを袋のまま渡してくれるので器には自分で移し替える必要があるが、大根や卵、ちくわなどがゴロッと入っており見るからにおいしそう。実際に食べてみると、しっかりだしが染み込んでおり本格派の味。しかも熱々なので体の芯からポカポカ温まって「幸せ」の一言!




■にごり酒の燗も! 全国の名酒を飲み比べ!
酒蔵ブースには、全国燗酒コンテストで金賞や最高金賞を受賞した日本酒がずらりと並んでおり、銘柄を指定すると最適な温度に温めた状態でおちょこに注いでくれる。事前購入したチケットには10杯分の試飲券がついているので、好みの銘柄を中心に飲むのもいいし、複数の銘柄を飲み比べるのもいい。
なお、試せる燗酒はイベント前半(9、10日)と後半(11、12日)とで一部異なっている。最高金賞を受賞した「月桂冠 樽酒」や「たかの井 清酒」のように両日程で楽しめる銘柄もあるが、大半はいずれかの日程のみで提供されるので、あらかじめ公式サイトをチェックしておくようにしたい。


今回は、そのうち数種類を試してみたが、お酒の香りやうま味がしっかりと引き立つ温度になっていて至福の時を味わうことができた。取材時は燗にしたにごり酒「本醸造にごり酒 白貴天龍」も提供されていたが、優しい甘みが口の中にふわっと広がってとてもおいしかった。飲んだ後の余韻も冷やで飲む場合と一味違うので、気になる人は試してみてはいかが?
ちなみに酒蔵ブースのスタッフは、全員が酒蔵の社員またはきき酒師の資格保有者とのことなので、各銘柄について知りたいことがあったら質問してみるのもいいかもしれない。




このほか、会場には一部こたつ席も用意されている。うまくタイミングが合えば隣のホームに停車中の電車をバックに写真を撮ることも可能。取材時は「はんてん」も用意されていて自由に羽織ることができた。利用するには事前にこたつ席用の前売り券(各回3席限定、4名分で12,000円)を購入する必要があるが、運よく購入できたらぜひぬくぬくしながら非日常感を味わってみてほしい。

なお、「教えて!goo」では、「おでん 3品を選ぶとしたら」ということで皆さんの意見を紹介してるので、チェックしてみて!
■イベント情報
「おでんで熱燗ステーション」会場:JR両国駅3番線ホーム
会期:1月9日〜12日
営業時間:9、10日/17:30〜、18:45〜、20:00〜
11日/12:30〜、13:45〜、15:00〜、17:30~、18:45~、20:00~
12日/12:30~、13:45~、15:00~
※各回50分入れ替え制
参加費:2,500円(前売券)、3,000円(当日券)
「おでんで熱燗ステーション」公式ページ