「そうきたか!」という秀逸な回答が寄せられたので、同じような悩みを抱えている人は参考にしてほしい。
■王道は「調べたことがないからわからない」
やはり日本人にとって、血液型性格診断は関心が高く、身近なものなのだろう。この投稿に対して非常に多くの回答が寄せられたが、最も多かったのは「調べたことがないから、自分の血液型を知らない」とかわす方法。実際、自分が何型かを知らないという人は少なくない。また、子どものころに親に言われた血液型をずっと信じていたが、大人になって調べてみたら実は違った、というのもたまに聞く話だ。無難に流すなら「知らない」が一番だろう。
ストレートに「血液型の話嫌いだからやめて」と答える方法もあるが、場の空気が悪くなるのが嫌だという人は次の回答を参考にしてみては。
「『またそうやって人の血液型を知った上でオレにイヤミの一つも言おうってんでしょ?教えませんよ。褒めるなら教えますけど』と言ってます。ちなみに僕はBです」(はちんぼうさん)
明るく、サラッと答えるのがポイントだ。
■「マズイこと聞いた」と思わせる!
個人的に気に入ったのがこの回答。
「悪いけど知らないんだ。ごめんね。親にも血液型を調べるなって言われてて。もしかして俺。、、、。そうなのかな??などと地雷を仕掛けましょう」(かわごえさん)
家庭に事情があることを匂わせる方法だ。聞いた方が罪悪感でいっぱいになり、さすがにこれ以上追及されることはないだろう。また、
「教えちゃいけないってママに言われてる。人に教えるたびに幸運が逃げると占いで言われた」(bagus3さん)
という“不思議ちゃん”的回答も。血液型を知られない代わりに、何か別のレッテルを貼られそうな気もするが……。
■技アリ!高等テクニック
続いて、頭の回転の速さが求められるこんな回答を紹介しよう。
「MNSs式血液型とかP式血液型とか調べて答えてみたら」(GOMΛFUさん)
「『最近は血液型聞くのもハラスメントだとか、場合では人権問題になるらしいよ。そこまで気を使わないといけないなんてどう思う?』わりかし簡単に話はハラスメント問題の議論に変わっちゃいます」(じみいさん)
前者は、知識をひけらかしつつ、「コイツに血液型の話をふると面倒くさい」と印象づける方法。後者は、血液型の話に乗っかりつつ議論をすり変えているので、単純に話を逸らすよりも技アリといえる。
ここまでさまざまな切り返し方法を紹介したが、最後に、
「人生は、本当にやりたくない事をしないといけない場面もありますから、それを避けていては成長しないと思います。避けるのではなく、繰り返し経験して、正直に言って、どんなリアクションをされても受け流せるくらいになってください」(min950さん)
という意見も心に留めておこう。確かに、よく知らない人に性格を決めつけられると良い気分はしない。しかし、案外自分も似たようなことをしているものだ。相手からすると職業や出身地を聞くのと同程度の軽い質問なのに、「性格を判断しようとしている」と捉えるのも一種の「決めつけ」といえる。
どんな人に対しても冷静に対処できるように、コミュニケーション上達の機会として捉えてみてはいかがだろうか。
(酒井理恵)