■2019年GWの傾向や混雑回避の方法
「いこーよ」ではGW事前調査をしたそうだが、どのような結果だったのだろう。
「2月時点の調査で、『旅行しない』が前年比で約20ポイント減少し、その分『国内旅行派』が大幅に伸びている傾向です。また、今年の10連休での旅行日程のばらつき具合を調査した結果、GW期間中はほとんどの日程で、ピークに近い状態を維持したまま推移すると思われます。34%もの人が『日帰りのお出かけ回数が増える』と回答していることから、日帰りや宿泊問わず、どこに出かけても混雑が予想されます」(追分さん)
やはり事前に計画を立てている人が大多数のようだ。では、誰しもが気になる「混雑を避ける方法」はないかも聞いてみた。
「具体的に出来ることといえば、『GW前後の平日もしくは中日を移動日にする』、『早朝から行動を開始する』、『チケットを事前予約する(入場ゲートで買わない)』、『Twitterなどで最新情報をキャッチする』、『公共交通機関を利用する』などでしょうか。私自身も2018年のGWに那須へ行きましたが、GWの直前の平日を移動日にしたら驚くほどスムーズに旅行を済ませることができました」(追分さん)
旅慣れている追分さんの回答は、意外なほどシンプルだった。“人より少し早く行動すること”が最大のポイントのようだ。
■今年ならではのGWオススメスポット(日帰り編)
関東、関西で日帰りが可能なオススメスポット4選を紹介してもらった。まずは、5/1オープンの、宇宙をコンセプトにしたキッズテーマパーク『Puchu!(プチュウ)』からだ。
「横浜駅から徒歩3分の『アソビル』内にオープンする、宇宙をイメージしたキッズパークです。子どもたちは宇宙を旅する冒険家となり、計11個のプレイエリアで構成されたパーク内を旅するように遊べます」(追分さん)
次は日本初進出のムーミンのテーマパーク、埼玉県飯能市の「metsa(メッツァ)」だ。
「『小さな発見が導く、心の豊かさ』をコンセプトとした、自然と北欧の空気を満喫できる施設です。無料で入場できるエリアに加え、3/16にはムーミン一家とその仲間たちに出会える『ムーミンバレーパーク』もグランドオープンしました」(追分さん)
関西からは、「フォレストアドベンチャー・神戸六甲山」だ。
「こちらも4/13、神戸六甲山上にオープンする新施設です。お子様から大人までが楽しめる迫力、スリル満点の空中散歩は目玉スポットですよ」(追分さん)
最後は、関西最大スケールの「空庭温泉 OSAKA BAY TOWER」だ。
「大阪ベイエリア・弁天町駅直結の大阪ベイタワーに、『空庭温泉』が2/26オープン!安土桃山時代の世界観をコンセプトにした関西最上級の温泉型テーマパークです」(追分さん)
いずれも今年オープンの新スポットなので、“人より少し早く行動”して、GWに先取りしたいところ。
2019年のみの貴重な大型連休を充実させるには、事前の計画が不可欠。せっかくの長期連休を台無しにしないよう、有意義に過ごしたいところだ。
●専門家プロフィール:追分 翔海
国内の大型テーマパーク・遊園地施設の集客支援を担当。全国津々浦々のファミリー向け施設を実際に見て体験してきた経験を活かし、親子がもっと安心して楽しめる施設を増やすことが目標。私生活では3歳息子の育児に奮闘している。