■日帰り編
まずは都内の老舗、「としまえん」から紹介してもらった。
「『としまえん』では、冬季限定で首都圏最大級の『屋外アイススケートリンク』がオープンします。本物の氷でできたリンクは、広々と開放的。青空のもと、気持ちよくスケートを楽しめますよ。アイススケートがはじめてのお子さんにも、スケート補助器具や2枚刃のスケート靴、ヘルメットの貸し出しなど、安心のサービスが充実で、スケートデビューにもピッタリです」(追分さん)
アイススケートを楽しんだあとは、屋内型の大型キッズパーク『アソブラボー』もあるそう。園内の乗り物も利用できるお得な遊園地だ。閉園も噂される中、今の姿が見られるのは今冬が最後になるかも!?
「冬といえば、やはり温かいお風呂。でも子連れでは不安……と、そんな人には都内から車で約90分、埼玉県熊谷市にある『おふろcafe bivouac(おふろカフェ ビバーク)』がオススメです。23時間営業でゆっくり楽しめる館内は、ハンモックやテント、ボルダリングウォールなど、キャンプをイメージした装飾でアクティブな雰囲気。『キッズパーク』には、ボールプールや木の滑り台、キッズボルダリングウォール、キッズライブラリーがあり、スノーマンや雪の妖精などと一緒にパレードやショーを楽しめるイベントも開催中です」(追分さん)
オムツの取れていないお子さんは、指定のスイムパンツを着用すれば、キッズ風呂が利用できるそう。上記2件のクーポンが、「いこーよ」サイトに掲載されているそうなので、ぜひ活用してもらいたい。
■小旅行編
日帰りもよいが、少し足を伸ばした小旅行も魅力的だ。
「『伊豆シャボテン動物公園グループ』の『伊豆シャボテンヴィレッジ』で、国内初のテント・バス・トイレ一体型の『グランピング』体験はいかがでしょう。実はキャンプの旬は冬! 空が澄んで星が美しく見え、虫もいない自然の中で、温かい料理が一層美味しく感じられますよ。ホテルのほうが安心というファミリーには、オフィシャルホテルとして2019年10月にリニューアルオープンした『プチホテル 伊豆シャボテンヴィレッジ』がおススメ。自然や動物をテーマにしたコンセプトルームでは、まるで森の中にいる気分になれますよ。同グループ内の伊豆シャボテン動物公園はもちろん、伊豆ぐらんぱる公園などとセットでお出かけはいかがでしょう」(追分さん)
「グランピング」とは、「グラマラス」と「キャンピング」を掛け合わせた造語。ホテル並みの設備やサービスを利用しながら、キャンプの魅力も楽しめる。バス・トイレ付きでエアコン完備のドームテントなので、小さなお子さん連れでも安心だ。
「福島県いわき市の『スパリゾートハワイアンズ』は、冬でも館内は28℃! 都内から車でもアクセス可能な、知る人ぞ知る“冬のリゾート”です。館内は、12種24浴槽のバラエティに富んだ『温泉大浴場パレス』や、ウォータースライダー、流れるプール、子ども用プールなどを擁する『ウォーターパーク』など、どこをまわろうか目移りしてしまうほど。映画でも有名なフラダンスやタヒチアンダンスショーの迫力は圧巻です。親子で満喫できそうなハワイアンズの宿泊料は、ハイシーズンよりお得に利用できる冬が狙い目ですよ」(追分さん)
いかがだっただろうか。どの施設も、冬に楽しく、そしてお得なスポットばかりである。お子さんと相談しながら、旅先を決めるのも楽しそうだ。
●専門家プロフィール:追分 翔海
熊本大学を卒業後、半年間NYにコメディ留学。総合商社を経て、アクトインディ(株)に入社。全国のファミリー向け大型テーマパーク・遊園地などの集客支援を手掛ける。親子共に楽しめ、学んで成長できる場を世界中に作るのが目標。一児のパパでもある。