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融通は「ゆうずう」と読みますが、なぜ「ゆうづう」ではないのでしょうか?
「通」はツウと読むので濁らせて「ゆうづう」と読むのではないのですか?

A 回答 (12件中1~10件)

ず と づ を書き分けるのが面倒になったので、「ず」に統一することにした。


でも、かなづかい = かな + つかい のように2語がくっついて出来ている語は、「例外」として、「づ」と書くことにした。

融通 は、ゆう + つう と普通は思われていないので、「例外」には該当しないので、ゆうずう と書くことにした。
でもそうすると、「ゆうづう って書くほうが正しいだろ?」と言う人がいるので、面倒なので、「ゆうづう」と書いてもいいことにした。

そして大抵この言葉は漢字で書くので、大して問題になっていない。
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漢字の音読み(字音)に基づいて、従来の歴史的仮名遣いで「ぢ・づ」と書いていたものは、


戦後の現代仮名遣いでは、実際の発音に基づいて「じ・ず」と書くことに統一されました。
一部地域の方言で「ぢ・づ」と「じ・ず」の発音の区別が生き残っている例はありますが。

ただし、現代仮名遣いでも、表記の慣習による特例として「ぢ・づ」と書く語が残されています。
(1) 同音の連呼による「ぢ・づ」 例:ちぢみ(縮)、つづみ(鼓) など 
(2) 二語の連合による「ぢ・づ」 例:はなぢ(鼻血)、まぢか(間近) など

この (2) について、二語の連合という意識が薄れてしまい、二語に分解しにくくなった語が多数あります。
そういう語は、「じ・ず」と書くことを本則としつつ、「ぢ・づ」と書いてもよいことになっています。

「融通」はその例にも挙げられており、「ゆうずう」が本則、「ゆうづう」も許容、ということになります。
現実的には、公用文や学校教科書、新聞などは「本則」を採用しているので、「ゆうずう」と書くのが主流と言えます。
社会生活で「ゆうづう」が禁止されたり通用しないわけではありませんが、学校の国語のテストで「ゆうづう」と書くと間違いとされることはあるかもしれません(本則で教えているという理由で)。

ちなみに、「地震(じしん)」「地面(じめん)」「生地(きじ)」「地図(ちず)」「図画(ずが)」などは、もともとの字音が「じ・ず」なので、「二語の連合」や「同音の連呼」とは無関係です。

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■(旧) 現代かなづかい  昭和21年11月16日 内閣告示第33号 (同日 内閣訓令第8号)

第三 ぢ、づ は じ、づ と書く。

 一、ぢ を じ と書くもの
   例 〈略〉

 二、づ を づ と書くもの
   例 〈略〉

たゞし
 (1) 二語の連合によって生じた ぢ、づ は ぢ、づ と書く。
   例 〈略〉

 (2) 同音の連呼によって生じた ぢ、づ は ぢ、づ と書く。
   例 〈略〉

注意 一
 「クワ・カ」「グワ・ガ」および「チ・ジ」「ヅ・ズ」を言い分けている地方に限り、これを書き分けてもさしつかえない。

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■(新) 現代仮名遣い  昭和61年7月1日 内閣告示第1号 (同日 内閣訓令第1号)

第2 特定の語については,表記の慣習を尊重して,次のように書く。

5 次のような語は,「ぢ」「づ」を用いて書く。

(1) 同音の連呼によって生じた「ぢ」「づ」
 例 〈略〉

(2) 二語の連合によって生じた「ぢ」「づ」
 例 〈略〉

 なお,次のような語については,現代語の意識では一般に二語に分解しにくいもの等として,それぞれ「じ」「ず」を用いて書くことを本則とし,「せかいぢゅう」「いなづま」のように「ぢ」「づ」を用いて書くこともできるものとする。

 例 せかいじゅう(世界中)
   いなずま(稲妻) かたず(固唾*) きずな(絆*) さかずき(杯) ときわず ほおずき みみずく
   うなずく おとずれる(訪) かしずく つまずく ぬかずく ひざまずく
   あせみずく くんずほぐれつ さしずめ でずっぱり なかんずく
   うでずく くろずくめ ひとりずつ
   ゆうずう(融通)

〔注意〕 次のような語の中の「じ」「ず」は,漢字の音読みでもともと濁っているものであって,上記(1),(2)のいずれにもあたらず,「じ」「ず」を用いて書く。
 例 じめん(地面) ぬのじ(布地)
   ずが(図画) りゃくず(略図)

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「内閣告示」は内閣総理大臣から「一般国民へのお知らせ」、
「内閣訓令」は内閣総理大臣から「各行政機関への命令」です
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読む、黙読も読むです、わざわざ「ゆうづう」「ゆうずう」なんて頭の中でイメージする必要もありません。


読む、発音する、表記する、これをどう使いわけるか、いや使いわける必要があるのか。
黙読の場合は「融通」だけで十分です。
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四つ仮名を探せばワカル

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分からない人のため、少し話を広げます。

「現代仮名遣い」の基本方針は、「同じ発音は同じ字で書く」でした。その方針で行くと「あいうえお」「わゐうゑを」との中で「ゐゑ」が不必要になり、五十音図から消えました。「を」の「お」と同じ発音だったので消えるところでしたが、「を」という格助詞を書く必要があって残りました。「う」はア行にあるので、これも消えました。結果的に「ワ行」は「わ・を」だけ使うことになりました。同じように「ヤ行」の「い」と「え」も消えました。
 ところが、同音は同字という方針ではうまくいかない例が出てきました。「ザ」行の「ざじずぜぞ」と、「だ」行の「だぢづでど」の中で同じ発音のもの、「じ」と「ぢ」、「ず」と「づ」が同じ発音なので、「ぢ」と「づ」消して「じ」と「ず」だけにしたかったのですが、具合が悪いという声が出て、No.6の方が書かれたように、
    (1) 同音の連呼によって生じた「ぢ」「づ」
    (2) 二語の連合によって生じた「ぢ」「づ」
は、「ぢ」「づ」を用いて書くことにしました。しかし、それに相当する語は判断がむずかしく、最初の「現代かなづかい」から後の「現代仮名遣い」になっても、いくらか変化があり、今後も変化する可能性があります。
 問題の「融通」については、既に回答がある通りで、繰り返しません。別の話になりますが、「地」にはふたつの発音があり、「ぢ」呉音と「ち」漢音とがあります。「ぢ」のほうは方針に従って「じ」に書き換えられましたが「ち」の方は当然そのままです。そのため「地獄(じごく)」「地下(じか)足袋」「地面(じめん)」「地下(ちか)」「地価(ちか)」わけの分からない状態になっています。
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づ・ず、の問題はここでも応答があります。


https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/questio …
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文化庁次長から通知がでています。


「現代仮名遣い」に関する内閣告示及び内閣訓令について
http://www.mext.go.jp/b_menu/hakusho/nc/t1986070 …

次のような語は、「ぢ」「づ」を用いて書く。
(1) 同音の連呼によって生じた「ぢ」「づ」
(2) 二語の連合によって生じた「ぢ」「づ」


ゆうずうは、どちらでもいい例(「じ」「ず」を用いて書くことを本則とし、「せかいぢゅう」「いなづま」のように「ぢ」「づ」を用いて書くこともできるものとする)として記載されています。

「ゆうずう」「ゆうづう」、どちらでもかまいません。
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地震は「じしん」、地面は「じめん」と読むけど、「ぢしん」「ぢめん」じゃないのと同じ。


地は「ち」と読むけど、濁らせて「ぢ」にはならない。

ちなみにATOKなら、融通は「ゆうずう」「ゆうづう」どちらでも変換できる。
「ぢしん」「ぢめん」は「じしん」「じめん」の誤りと指摘される。
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>融通は「ゆうずう」と読みますが



読みませんよ、「ゆうづう」と読みます。
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御用達はナゼ、ごようたつではないのですか?


日本語は難しいのです。
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