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「(1)A系統のマウスの皮膚を、他のA系統のマウスに移植した。
 (2)A系統のマウスの皮膚を、B系統のマウスに移植した。
 (3)A系統のマウスの皮膚を、生まれつき胸腺を欠損したB系統のマウスに移植した。
 (4)A系統のマウスの皮膚を、A系統とB系統の交配により生まれたF1マウスに移植した。
 (5)B系統のマウスの皮膚を、系統とB系統の交配により生まれたF1マウスに移植した。
 (6)A系統とB系統の交配により生まれたF1マウスの皮膚を、A系統のマウスに移植した。
 (7)A系統とB系統の交配により生まれたF1マウスの皮膚を、B系統のマウスに移植した。

 (1)~(7)で皮膚を移植後生着して剥がれ落ちないものを全て選べ。」

この問題について聞きたいことがあります。解答によると(1)(3)(4)(5)が正解なのですが、
(4)(5)についての考え方がわかりません。

自己と非自己を識別するのは細胞表面にある主要組織適合性抗原(マウスではH-2抗原)によるものですが、これは6つの遺伝子とそれらの多数の複対立遺伝子で決まるので
他の個体とH-2抗原が一致する可能性は非常に低い(兄弟間では25%で一致)ですよね?

わからない事というのは、親子間でも遺伝子の半分しか一致していないのに、なぜ(4)(5)では拒絶反応が起きないのかということです。
(4)ではF1のB系統の遺伝子によるH-2抗原が、F1が受け継いでいない方のA系統の遺伝子を認識して非自己とみなさないのでしょうか?

A 回答 (2件)

主要組織適合性抗原の遺伝子にはあまり詳しくないのですが、A系統、B系統と系統として継代できるのは、純系だからではないでしょうか?


純系は2つの遺伝子座に同じ遺伝子を持つはずですから、AとBを交配したヘテロのマウスには、AあるいはBが持つ抗原が全て発現しているのではないかと思いました。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
純系の定義をコロッと忘れてて、先入観と組み合わさって勘違いしていました・・・。

お礼日時:2004/12/20 09:29

「(4)ではF1のB系統の遺伝子によるH-2抗原が、F1が受け継いでいない方のA系統の遺伝子を認識して非自己とみなさないのでしょうか?」



すでに回答は出ていますが,何か勘違いなさっているのではと思います。MHCの遺伝はメンデル性遺伝ですのでoverthisgrayskyさんの言う通り,下記のようになります。

A系統 AA×B系統 BB→F1 AB
F1はA・Bの遺伝子を共に持ちますからA・B両方の抗原を持つこととなります。つまり,A・B共に自己ですから拒絶しないのではと思いますが…

参考URLもご覧下さい。

参考URL:http://www.ias.tokushima-u.ac.jp/life/Lec/H12imm …
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
先入観で勘違いしていたようでした。
主要組織適合性抗原の遺伝子は莫大な数の組み合わせがあって、同じ組み合わせなる確率は低いので、
純系でも2つの違う組の遺伝子が存在しているはずだという勝手なものでした・・・。

スッキリしました!

お礼日時:2004/12/20 09:19

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