薬について

アナフィラキシーショックが発生した患者がβブロッカー服用中だったとして、アドレナリンの処置が効かないため、グルカゴンを投与するのはなぜでしょうか？

素人にもわかりやすく説明してください、

No.1 回答者： ミラ-_- 回答日時： 2023/06/07 20:53

アドレナリンは、アナフィラキシーショックの治療に使用される薬です。

アドレナリンは、血管を収縮させて血圧を上げ、気道を拡張させて呼吸を改善します。しかし、β遮断薬を服用している患者は、アドレナリンの効果が減弱します。これは、β遮断薬がアドレナリンの作用を抑制するためです。

β遮断薬を服用している患者がアナフィラキシーショックを起こした場合、アドレナリンが無効になることがあります。このような場合、グルカゴンを投与します。グルカゴンは、β遮断薬の影響を受けずに血圧を上げ、気道を拡張する作用があります。そのため、β遮断薬を服用している患者のアナフィラキシーショックの治療に効果的です。

グルカゴンは、筋肉注射または静脈注射で投与されます。効果は投与後数分で現れ、数時間持続します。グルカゴンを投与しても症状が改善しない場合は、エピネフリンを投与する必要があります。