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レントゲンやCT、MRIなど、生体内の投影・断層像を撮る装置が多く実用化されていますが、これらの装置の解像度ってそれぞれどれくらいあるのでしょうか。
というのも、ミクロンオーダーの病変までこれらの装置で発見できるのだろうか、と疑問に思ったからです。

よくドラマとかで、何らかの自覚症状のある患者のレントゲン像を見て、「何も写ってませんねぇ。」などと言っていることがありますが、その画像はどう見てもそんなに解像度の高い画像ではないので、「病変が小さすぎてわからないだけじゃないの?」と思っています。

どうでしょう。そんなに信用できるものなのでしょうか?

A 回答 (5件)

 画像にだけ関して言うと解像度に関しては通常のX線/フィルム系が今のところ一番優れています。

これの解像度は約20~30〔LP/mm〕くらいです。しかし、これは撮影条件によって左右されます。適正な条件下でなければ病変が映し出されなかったりします。                                       これに対してCRといったディジタル画像ではX線量が多ければ多いほどきれいな,正確な画像を得ることができます。しかし,その分被曝線量が増加してしまします。0.1mmの病変の検出能も画像処理を施すことによってそれほど悪くはないみたいです。                                            CTでは物質の直径が何mmまで分離観察できるかの限界をあらわす空間分解能で高コントラストなもので0.5~1.5mmとなっていて、X線フィルムには及びません。ただ、X線フィルムに比べてコントラスト分解能が非常に高いといった特徴があります。                                           MRでの空間分解能(高コントラスト)は2mmとCTに比べて劣ります。ただし、CTとは違って,X線被曝がない、軟部組織のコントラストがよい,骨などによるボケの出現が少ないといった特徴があります。

                         まだ自分も勉強中でこれらはどれも文献によるものなので,画質は病院ここの機器や撮影方法によって異なると思います。画像の信頼度は最近の機器の向上によってあがってきていると思います。しかしそれでも正診率は100%にはならないので、あとはその他の検査結果を踏まえて医師による判断にかかっていると思います。
 
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
具体的な数字を頂き大変参考になりました。

お礼日時:-0001/11/30 00:00

機器による差はありますがCTでは対象をほぼ1cm角の正方形に切り分けてx線で走査し画像を再構成しています。

このため、解像度は良くても1cm程度でそれ以下の病変に関してはおっしゃるとおり小さすぎて見えない場合も多いです。最近は、対象を平面で切るのではなく、螺旋状に走査して立体的に描画するCTが増えていますが、解像度的には余り大きな変化は無いようです。MRIに関しては、はっきり分かりませんが、エコーにしろCTにしろMRIにしろ大差ないように思います。いずれにしろ、検査機器の解像度は良くて数ミリから1cm程度と思われます。ただそれぞれの機器で得意な臓器や場所があり、特性を生かした検査が有用です。
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解像度はそれぞれの機種、撮影時の条件などによって違います。

ミクロンオーダーまではもちろんわかりません。

それぞれの検査で異常がないということは、その検査にでるような異常がないということです。

絶対に病気がないということはどんなに検査しても言えることではありませんが、患者さんを不安にさせるようなことは(いくら正しいことでも)普通言わないようです。
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私は、機器の専門家でも医者でもないのですが、患者として質問された3つを同じ場所に受けた経験からお話ししたいと思います。



はっきりいって写りません。
レントゲン、CT(CTにも各種ありますが)、MRIの順によく並んでますが、MRIは仕組みが少し違うようです。
ただ、私がフィルムを見せてもらった限りでは、MRIが一番鮮明で細かかったとは思います。
私が撮ってもらったのは脳ですが、大きい病変(腫瘍や変形など)はわかっても、ずっと経過観察をしない限り、
小さい病変は見つからないみたいです。
最近、MRIの磁気共鳴のやり方が工夫されて、数センチ程度の腫瘍は発見できるようになったようです。

私は医者にMRIのフィルムを見ながら、「あなたの場合は見つけられないレベルの、いわば脳細胞1~2個の変異かもしれません。その場合は写らないんですよ。」と、はっきり言われました。
この夏のことですから、そんなに技術がめちゃくちゃ進んでるわけではないでしょう・・・。

それ以来ああいうドラマを見るたび、私も同じ疑問を持っています。
(話によると、医者によって見抜く技術も差があるそうです。そりゃそうかも。)
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 テレビドラマのシナリオライターは、医療器械などの専門機器に関しては一般人+アルファ並みの知識しか持っていないのが普通であり、んーな、ドラマにツッコミ入れたってしょうがないです(笑)



 それにドラマに出てくる機械は、事実に基づいたものではなく「先に続くシナリオに」都合のいいような結果を出力しますから、実際に現場で使われているスキャナの内容とは一致しません。

 実際に使われている機械の解像度は、機械の種類や作られた時期などによってさまざまでしょうけど、少なくとも「客観的に事実だけを写している」ものなので、信用するとかしないとかの問題ではないです。
 自分で撮影した写真に疑問を持つ人なんかいませんよね。

(←医療機器ではなく、シナリオ関係の関係者)

この回答への補足

せっかく回答いただいて申し訳ないのですが、私の質問は、ドラマが信用できるのか、ではないのです。そこに重点が置かれているように感じられたかもしれませんが。

私は純粋に、実際の医療で使われているレントゲン、CT、MRIがどれくらいの細かい構造の観察まで期待できるか、が知りたいのです。

よろしくお願いします。

補足日時:2000/11/27 12:05
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