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近年、日本に昔からあった乾拭き屋根の家やどの部屋も畳の家が少なくなってきていると思います。それは時代のニーズなのでわかるのですが、そもそも日本という地域に西洋家屋が合っているのでしょうか?風土が違えばその地域に適した家に発展するものと思われます。それをまったく違った所の家を持ってくるとはどういうことなのでしょう?日本家屋と西洋家屋の違いについて、また、なぜこんなにも外国の家が増えたのか、教えていただけたらと思います。

A 回答 (6件)

瓦葺屋根や畳の家が減っている大きな理由は、やはり生活様式が戦後急激に変わったからでしょう。


昔は複数世代が同居していましたが、現在ほとんどの世帯が核家族です。また生活様式が欧米のスタイルになり、そうした家具に合わせるためにも床の間が必要になりました。
そのため新しく建てられる家は、そうした家庭が求めるものとなり、西洋家屋が増えたのだと思います。

日本家屋は風通しがよく、西洋家屋と比べ温暖多湿な気候に適しています。しかし現在クーラー、暖房が家に備わるようになり、風通しよりもむしろ気密性の高い西洋建築が求められるようになったのもひとつの理由でしょう。
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大きく変化したのは高度成長以降ですが。


昔からの日本家屋。夏は涼しいけれど、冬はとてつもない寒さです。
地震が多いので、西洋のように永続的な家を建てにくく、ペラペラな家を建てて来たこと。吉田兼好が「家は夏を旨として建てよ」といったことなどもあり、寝殿造りの吹きっさらしの建物からあまり進歩しませんでした。

韓国の伝統的な家など、夏用の吹きさらしの部屋、冬用の塗り込めの部屋、オンドルもあり、実に風土に合っているのですが。

高度成長以前の日本の家では、家族間のプライバシーの概念もなく、ふすま1枚で続いた部屋に布団を敷き、朝が来ると同じ部屋にちゃぶ台などを出して来て食事をしていました。
その後、子供部屋にはデスクを、ダイニングにはテーブルをとやっていくうち、「洋間」が増えて来たのでしょう。
また近年、アトピーの心配から、ダニのつきやすい畳を避けられて来たのもあると思います。

外観も、材料が近場の材木、土、程度しか手に入らなかった時代はデザインが限られていましたが、自由に物が手に入るようになった今、カオス的無国籍状態です。

これから、地場の材料を活かし、風土にも合った家。洋風化した生活も受け入れる快適な家が増えていくといいと思います。
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まず、認識を立て分けたいと思いますが、日本家屋、西洋家屋といっても、日本にある大半の住宅は、日本家屋です。

時代とともに様々な条件、技術の進歩、意匠的な物の変化などにより、外見から見れば洋風に見えるだけです。外国の家は増えていません。工法からいえば、在来木造軸組工法。木造壁式工法(2×4工法含む)。工業化住宅(プレハブ等含む)。鉄骨造。鉄筋コンクリート造。と工法はあります。takagimaさんの言われるところは、まさに外観デザインの部分だと思います。また、和にせよ洋にせよ、当時と同じに造れないのは、コストの問題です。技術の問題もありますが。
和と洋の違い、どちらかというと生活様式の問題なのです。解りやすい部分だと、本当の意味の西洋家屋というものは、靴を履いたままで生活をします。昔から日本ある洋館などがそうです。また、日本家屋は技術の進歩(後退)に伴い、在来木造軸組工法のなかで存在しています。昔の板の間が、フローリングと呼ばれているだけですよ。
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いま家を建てようと思っている年代層の好みが変ったせいだと思います。


実際 今の若い人に家を建てるなら日本家屋と西洋家屋どちらが良いですか?と問いかけると90%近くは西洋家屋と答えると思います。
親の代に建てた家が古くなり立て替えるとき主導権(決定権)は若い世代にうつっています。
またハウスメーカーにしても洋風の家のほうが建てやすいことも一因だと思うんですが・・・
モデルハウスにしてもいろんなタイプの西洋家屋がイメージしやすい状態で見学できるので決めやすいのでしょう。
それに和室の多い家(和風家屋)は時間もかかるし職人さんの確保も難しい。その点 洋間の多い家は(和室の多い家に比べて)技術的にも難しくはないし画一的な商品を大量に作る事が可能です。
で私の考えでは建てようと思っている年代層の好みが変ったせいとハウスメーカーの戦略のせいだと思います。
日本家屋と西洋家屋の違いについてはだいたいイメージできると思います。
日本家屋は風土にあわせた建築方式でしたが
西洋家屋は風土にあわせるより高気密・高断熱で四季を
快適に過ごす建築方式のようです。
(日本家屋も高気密・高断熱に変ってきています。)
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日本家屋が変わってきているというべきですね。


べつに外国の家が増えているわけではありません。

食べるものでも、肉を食べることは外国の風習を真似たのですが、外国の食べ物と感じている人はいるでしょうか?

肉を食べるようになって、出汁と醤油で味付けたすき焼きができました。
これは外国の食べ物ではありません。
同じように、あんパンもそうですね。
カレーライスもインドの食べ物とは別物になっています。

日本の洋風住宅が外国の家でないと言う理由は、靴を脱いで上がること。ここに尽きると思います。
生活の洋風化にあわせて、フローリングや、カーテン、壁紙などが普及しましたが、靴を脱ぐことだけは捨てませんでした。

文化は、その地方の風土にあわせて進化すると思いがちですが、実はそうではありません。
革靴は、亜熱帯や日本の梅雨には全く合いませんし、ネクタイにスーツも同様です。

他の国への文化的なあこがれも、文化を支える条件となっているということです。
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建築については、まったくのド素人ですが、私なりの意見を少し。



まず、もともと世間では、「日本人の妻をめとり、中国人のコックを雇い、西洋の家に住むのが理想」と言われていました。今は西洋でも人気のジャパネスクですが、私が子供だった1970年代初期になっても、欧米では日本家屋が「ウサギ小屋」なんて皮肉られたものです。

また、茅葺や畳のメンテナンスが面倒なのは言うまでもありませんが、やはり70年代までの日本の家は、コタツが普及していたとはいえ、それはそれは隙間風が寒かったです。その点、サッシは偉大な発明だと当時感じたものでした。

ここで話はそれますが、現在の日本国内の家屋は、必ずしも西洋化したのでなく、「味気ない素材と形を選ぶようになった」のだと思います。私は「ブリティッシュモダン」という宣伝文句のついた家に住んでいますが、イギリス人に見せると「どこが?」と言われます。そもそも、窓枠が木製ではないので癒しを感じられないのです。

ハウジングセンターに行くとわかりますが、欧米の輸入住宅は、隙間風を防ぐために窓にパッキンをつけていますが、枠は木製です。また、欧米人は、壁紙を張り替えたり、外壁を塗装しなおすなど、味のある家を長持ちさせるために手間ひまを惜しまない傾向がありますが、今の日本の住宅は、「楽な暮らし」ができるようになっていて、しかも「楽に、安く、建てられる」ようになっているように思います。

もちろん、湿気の多さや耐震性というのはあると思います。丈夫で軽くてカビにくい素材を使う傾向になっているのでしょう。確かに、その点は、30年前よりも暮らしが快適になりました。

ただ、そうこうするうちに、「オシャレな日本家屋」というコンセプトが得られにくくなってしまったのも事実です。お手本がなくなったからです。天井のデザインなんて皆無に等しいですね。

でも、最近は、「和」のデザインが重視されるようになったと思います。まだまだ高額ですが、古民家調の立派な梁を使った住宅が雑誌を賑わせていますし、山林のリゾート地では、和風のオシャレな飲食店が増えてきました。それでいて、バリアフリーだったりと、現代人のニーズを捉えています。

なんとか、味のある住宅が主流になって、その分、コストが下がるといいのですが。縁側万歳!
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