私の64歳の父は、40代の時に腎臓ガンになりましたが、手術を拒否し、専門医師の指導のもと、漢方薬と民間療法、食餌療法で自然治癒しました。ところが、今年の3月になって、ストレスが原因なのか、脳腫瘍を患い、緊急手術で患部を切除したところ、4期(末期)のガンであったことがわかりました。その後、再発防止のために抗がん剤投与、放射線治療を受けながら、漢方薬などを併用していました。そして、11月になって、再発していることがわかり、再手術して取り除きました。場所が脳ということで、父は自然療法だけでは不安を感じ、化学療法を心ならずとも頼ってきたのですが、ここにきて、身体の毒素を取り除くような漢方薬が、癌を抑えている毒素ともいえるような抗がん剤、放射線の効果をさまたげているのではないか、と言い出しました。今の状態での漢方薬や民間薬治療では、以前の癌に対するような奇跡的な効果がなかったとしても、化学療法の後遺症を防ぎ、免疫力をつける、体質改善などの効果があると思うので続けてもらいたいのです。万が一、併用に対する弊害についてご存知でしたら教えて下さい。
A 回答 (9件)
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No.9
- 回答日時:
MiJunです。
shu_s先生、丁寧な解説有難うございます。
>だから珍しい…この一言で片付けられるものではないんです。
漢方薬等で治癒した(?)という意味で稀な例という意味でした。(その後の結果は素晴らしいものですが、信じられないというのが正直なところです。)
shu_s先生、今後ともお手柔らかにご指導の程お願いします!
No.8
- 回答日時:
問題を整理しますね。
脳の病巣切除後の説明で『4期』と言われたんですよね。
…なら、間違いなく転移性脳腫瘍なんですよ(4期の定義は遠隔転移巣の存在です)。私はその原発をそのまま腎癌ととりましたが、原発巣は不明でも4期と告げるなら転移性脳腫瘍です。この点については、一回脳の病巣は手術しているわけで病理は出ているわけですから、詳しく聞けばわかるはずです。
Mijunさんへ
泌尿器科のセオリーで腎癌原発巣を切除不能症例以外で手術せず放置することなどありえないんですよ。だから珍しい…この一言で片付けられるものではないんです。
腎癌で有名な自然治癒は、原発巣を切除後の肺転移病巣の自然治癒ですね。これは免疫学的な説明がされていて、原発巣の除去がないと起こりえないものなんです(IFNの効果の説明でも出てきますね)。
最近の腎癌の治療はIFNおよびIL2が間違いなく主流でしょう。効果は…。抗がん剤などが効かないからこうした治療が使われるのが実情なんです。
http://homepage2.nifty.com/ojima/gan.htm
http://www.tokyo-med.ac.jp/urol/sin/syoujin.html
ご回答ありがとうございました。20年前の腎臓ガンの時の検査で、癌の病巣は消失した、と宣言されたのですが..。とにかく、今は術後の経過は良く、4期だったと言われた割には、元気なんです。せめて、自然食は続けたいと思います。また、今回の病理検査の結果など、担当医師に詳しく聞いてみます。
No.6
- 回答日時:
MiJunです。
>記入漏れでしょうか。
はい、失礼しました!
以下の参考URLサイトを参考にして下さい。
>shu_s先生
臨床報告を調べていただいて有難うございます。
>でもこのお話は…『原発巣は手術せず残している』わけですから…ね、
確かに、稀な症例なのでしょうね・・・?
その意味ではrenal cell ca.の場合の「自然治癒」(この話しは該当しないでしょうが・・・?)はゼロでしたでしょうか(元々全体の癌腫で報告例は少ないですが・・・)?
さらに、最近のrenal cell ca.の治療ではIFN、IL-2がメインなのでしょうか・・・?
再度ご教示下さい。
参考URL:http://leo.city.naze.kagoshima.jp/housecall/cgi- …
No.5
- 回答日時:
ダブルカルチと考えるべきかどうか…
細胞そのもの(病理)、あるいはMRIの特徴的な内容から推測する・・ことになるかと思います。
MiJunさんからの指摘でいくつかの報告を確認しました。
脳転移の発生、確認の時期に限ると、
多くは原発巣摘出から~80ヶ月程度にまとまっていて(中央値は約2年)、20年という長期のものはありませんね。自分の大学の記録を見ましたが15年が最長です。
ただ、他の腫瘍に比べると…slow_glowingがあっても不思議には思わない点はあります(ちょっと言い訳)、さらに泌尿器系では圧倒的に脳転移の実績がある腫瘍ですので、臨床的には最後まで可能性は残すと思いますよ。
でもこのお話は…『原発巣は手術せず残している』わけですから…ね、MiJunさん。泌尿器科医としては放置したものが自然治癒したとは到底考えません。
脳腫瘍原発と考えた場合…化学療法については同様ですね。γナイフなどは考慮対象になったのでしょうか?
補足です。
No.4
- 回答日時:
MiJunです。
shu_s先生の回答で、
>腎癌の脳転移
私も転移も考えたのですが、20数年経過してもrenal cellcarcinomaのmetastasisと考えられるのでしょうか・・・?
ご教示下さい。
No.3
- 回答日時:
漢方薬を西洋医学の薬剤の1つと考えるのは絶対に誤りです。
かつて漢方薬である『小柴胡湯』と『ソリブジン』の併用で予期せぬ副作用が相次ぎ何人もなくなるという悲劇が起きましたが、これも「漢方薬を西洋医学の薬剤の1つと考える」という愚によって引き起こされた悲劇です。
漢方は何千年という経験則に従い、証を定めて生薬を全身に投与しバランスを復元することに重きをなす(一部、独自解釈)ものですが、西洋医学のクスリはこの中に経験の中には入っていません!(ただし現在までにいくつかの論文で、補中益気湯など体力や免疫力増強に効果のある漢方薬との併用が有用である…との報告もあり、これらは新たな経験則に入れてもらえそうではあります。)
ですから、併用に関しては、とくにお父様のように腎癌の脳転移の患者の体の中で何が起こっているかはわかりようがないことです。前記したような問題が起こらないとも限りません。併用の益・害については現在も手探りの状況であることは知っておいて下さい。
いち医師として、お父様のような状況にある患者さんやその家族の方が漢方薬や民間療法、代替療法といったものに期待をつながれることはよく理解できます。
一般臨床では大部分が許可されますが、理由のほとんどは『効果があると認めた』『副作用がないと判断した』ではなく『せめて希望は満たしてあげたい』という動機です。
ご本人が止めたいと言われるなら…止めさせてあげた方がいいですよ。患者さんの意志は尊重するべきです。
腎癌に対する化学療法は、元来有効性がすこぶる低いものです。そういう意味では、あえて化学療法をやめ、漢方治療など他の手法に一本化するかについては悩むところです。
以上泌尿器科医としての回答です。
ご回答有り難うございます。
Mijunさんのご質問にもありましたが、20年前の腎癌から転移したのものだと思われますか?担当の医師から言われたわけではないのですが、父は転移性だと疑っています。転移だとすると、生存率もかなり低いので、そうは思いたくないのですが。今回は、腫瘍摘出手術と同時に、開頭した状態で、最近開発されたレーザー(?)治療を行って取り除いたそうです。前回の脳腫瘍の手術後に、再発防止のために化学療法を続けたのですが、再発してしまったため、医師としてはもう化学療法を取りあえずは行わないようです。再発した(前回、取り残されたものが進行した?)原因が、化学療法の効果がなかったのか、化学療法のせいなのか、漢方薬の効果がなかったのか、相殺されてしまったのかは、やはりわかりようがないですよね。ただ、化学療法をやらないのなら、漢方薬等を続けた方がよいのでは、と思います。
No.2
- 回答日時:
漢方薬との併用療法(?)における副作用の軽減(?)効果に関しては分かりませんが、以下の参考URLサイトは参考になりますでしょうか?
「原発性脳腫瘍」
この中で特に「原因と危険因子」「治療」「合併症」と関連リンク先を参考にしてください。
腎癌は20年以上前ですから、脳腫瘍は転移ではなく、原発でしょうか・・・?
◎http://wwwinfo.ncc.go.jp/NCC-CIS/pub/0sj/010233. …
(脳腫瘍(成人))
この中で「治療法の種類」「腫瘍の種類と治療法」を参考にして下さい。
個人的には、漢方薬も一般的には副作用もあるでしょうから、この中に記載のある「免疫療法」に関して調べられるか主治医に尋ねてはいかがでしょか・・・?
●http://www.sinbun.co.jp/kenkou/link/link001.html
(『漢方・東洋医学』総合リンク集)
ご参考まで。
補足お願いします。
この回答への補足
ご回答有り難うございます。
「原発性脳腫瘍」 のリンクがなかったのですが、記入漏れでしょうか。
医師からは脳腫瘍は腎癌から転移したのもと言われたわけではなく、ただ、進行性であるらしいと聞かされています。私自身、現在海外暮らしで離れているため、父の病状については、医師から直接説明を受けたわけではなく、両親から間接的に聞いているだけなので、実際の腫瘍の種類と行っている治療法についてはわからないのです。近々、帰国する予定なので、詳しく聞いてみようと思います。
No.1
- 回答日時:
素人ですので、ご期待にそえるような回答は出来ないのですが。
漢方薬など指導していただいている医師と抗ガン剤・放射線治療をされている医師とはべつの方ですか?別の方である場合、漢方などを指導していただいてる専門医の方にどういう治療を受けているかきちんと説明されていますか?されていれば大丈夫ではないかと思います。
一度、指導していただいている専門医の方に質問されて、お父様に説明していただくのが一番良いと思います。
ある人から聞いたのですが、高齢の方のガンは進行がとても遅いのですが、化学療法や手術をすると体力的に耐えられない場合が多く、かえって死を早めることがあるそうです。これを言っていた方は、漢方薬を専門にされている方で、ガンを漢方で治したことがあると言ってました。漢方も100%ではないと思いますので、参考程度に(この話からすると、弊害があるとしたら逆なのかもしれないと思ったので)。
ご回答ありがとうございます。
漢方医(自然医学)は、化学療法を行っている医師とは別の方です。腎臓ガンの時にお世話になった方なのですが、外科手術や化学療法には否定的なので併用に関してなかなか質問しづらいようなのです。私も弊害があるとすれば逆なのでは、と思ったのですが。
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