昔のことですが心にずっと引っかかっていることがありますので相談させて下さい。
私は祖父、祖母と同居していた時期があり、最初は祖母が階段を上がる時には介助したりして普通の関係でした。
ところが中学1年の頃から急に祖母のことが汚いと感じるようになり、祖母が触った物を触れるのが苦痛に感じ冷たい態度をとるようになりました。自分でもいけないと解っていてもどうしようもないくらい気持ちが拒否するのでした。それは他の老婆に対しても同じで目を合わせないように避けたりしていました。もちろん祖母にも他の老婆にも意地悪をされたりということはありません。またその頃は私に性的な知識は全くありませんでした。
高校の頃にはなくなったのですが、心理学的にそういう気持ちを説明する言葉などは有りますか?また原因などは判りますか?高校の頃先生から「お婆ちゃんを汚いとか言うなよ」と生徒全員に注意されたことが有るので自分だけでなく一般的にも有る事なのかな、とも思いました。
どなたか判る方が居られたら教えて下さい。
No.1
- 回答日時:
青春期に親離れするときの反抗心と同じだと思います。
あなたはおばあちゃん子だったんでしょうね、きっと。
この回答への補足
確かに祖母は好きでした。母親の手を触るのも嫌な時期が有りましたが母が触った物、作った食べ物が嫌ということは無かったですし今から考えても反抗期だったのだな、と考えることはできます。祖父も好きでしたがそういう気持ちは無かったですし、何か質が違うというか「生理的に嫌」という感じでした。
補足日時:2006/01/04 16:59No.2ベストアンサー
- 回答日時:
すみません。
専門家でないので学術的な事はわかりませんが、いたって普通の心理だと思います。思春期の女の子が父親を急に毛嫌いするのと似ていると思います。
それまでは素直に受け入れていた事に過敏になる時期です。
お婆ちゃんの事だけではなく自分の体がきれいかどうかとか匂いとか気になったりしませんでしたか?
特にいろいろなものの美醜にも敏感になる時期です。
人間として老いる事への嫌悪は誰にでもあるものです。
それが顕著な形で思春期に表れてしまい、自分でも戸惑ってしまう事は大変正常なことだと思いますよ。
だからこそ高校の先生も注意したのでしょう。
大人になるために通過する一過程です。
感情や人格とは別物ですから、気にする事はありませんよ。
この回答への補足
自分の体がきれいか臭いがしないかといった感情はなかったです。
美醜に敏感になったというのは何となく近い気がします。お婆ちゃんの顔や手のシワが漠然と嫌だったような気がします。ただ両親やお爺ちゃんや他の物にはそういう気持ちはなかったでので何かまだ今一しっくりしません。
他の方も同じような気持ちになることがあるのでしょうか?
「お父さんは汚い」は近い感覚だと思いました。老いることへの嫌悪というものが潜在的に有ったのならきれいでいてもらいたい女性が老いた姿を嫌悪したのかも知れません。ただ自分以外にそういう事を思った人は少ないのでしょう。
No.3
- 回答日時:
人間は環境からの影響(刺激)を受けて、それを取り入れ自分なりに解釈していわゆる「自我」を確立していきます。
「今の私」を自覚することができるようになるのと同じく、「将来の私」を感覚的に想像することができるようになります。
子供は無意識下において、基本的に「親のような自分」を目指します。
その「親の親」がおばあちゃんです。
「いずれこのように皺が増え、老いていくのだ。」という無意識の想像が、おばあちゃんを「将来の老いた自分の象徴」のように認識させ、忌避したい気持ちにつながったのではないでしょうか。
同性であることで、その可能性がさらに高かったというのも要因の一部でしょう。
実際には、不合理な理由による忌避ですから精神の深いところでは「正しくないこと」とわかっていたのでしょうが、「自我」未完成の年頃であれば、その不合理な欲望の【押し】に負けてしまうこともあり得るでしょう。
反抗期などと同様、乗り越えるべき過程の一里塚ではなかったか、というのが素人の私見です。
両親への反抗期は普通に有りそれは振り返ると懐かしくさえ思うのですが、どうにもコントロール出来ない程の嫌悪感は自分の無意識の別の部分が起こさせたものかもしれません。回答ありがとうございました。
No.4
- 回答日時:
心理学的にどういうことなのかわかりませんが、ほかの方のおっしゃることうなずきながら読みました。
一緒に暮らしていて、現実に汚いこととか、若い人には理解しにくい動作の緩慢さ、生活習慣もありませんでしたか。ものの食べ方も、排泄も思考も赤ちゃんのころにもどって行くような。自分たちがすごしている生活の時間とかけ離れたところで、人に手を貸してもらいながらいきているところとか。そんなことが嫌悪感につながりませんでしたか。(ごめんなさい。それを受け入れ温かく接している方に怒られそうな書き方です。)
私は父方の祖母は、私が小学生のうちに亡くなっていて同居は、物心がつく3歳まででしたが、
祖母と母の間にある緊張感。母がとても険しく苦しんでいる姿が根底にあり。祖母の存在=重いでした。
ほかの方も書かれているとおり、老いを現実のなかで受け入れられないということかもしれませんね。
実際の行動やその他がどうであるか、といった感じ方ではなく、NO.2の方が言われたような女の子が父親を汚らわしく扱うような気持ちが非常に近い気がします。両親への反抗期は適度に有ったのですが、なぜ嫌悪の対象が祖母や他の老婆なのか、それが不思議なのです。
回答して頂きありがとうございました。
No.5
- 回答日時:
貴方が普通の男性だからだと思います。
私自身は核家族(正確にはスクラップ家族ですが)形態のなかで育ちまして、いわゆる「お年より」という存在に接する機会に乏しい日常でした。そのせいもあってか幼い頃、友人の家に遊びに行くと、そこんちのおじいちゃんや、おばあちゃんが恐くてビビルものですから友人が自分のおじいちゃんに向かって
「あっち行け~」
なんて追っ払ってくれましてね A^^;
いま思い出すと、そのおじいちゃんに申し訳なくなります…
何が恐かったのかと言うと別に叱られるわけでも何でもないんです。ただ外見が不気味だったのですね。まことに失礼な話ですが。
シワとかタルミとか全体にヨボヨボした雰囲気とか貴方の場合、「嫌悪」という感覚であったのは、まだ日常接触度が高かったからでしょう。
私の場合、接触度が低かったからダイレクトに「恐怖感」としての違和感を感じたのだと思います。つまり理解できない対象ということで。
なお私は若い頃たいへんな面食いでしたし幼い頃から虫とか姿がグロテスクなものに対する恐怖心が非常に強かったです。
自分が年食った現在でも強烈な印象で記憶していることがあります。
それはまだ私が幼稚園に行くか行かないくらいの年齢の頃、ある日、母に連れられて駅前の目抜き通りを歩いていましたら、とある民家の前に差し掛かりました。当時はまだ、いまほど開けていない土地柄でして、その家の前には丈高い雑草が生い茂った空き地が残っていたのですが、なんと!いくら草むらのなかとは言え白昼堂々、しゃがみ込んで小用を足している老婆がいたんです。
目撃した瞬間、私は火がついたように泣き出しました。もの凄い違和感と醜悪さを感じたのですね。
いまどき、お年よりも気が若くてオシャレな背筋の伸びたかた多いですから、道端で小用を足すような老婆など、もういないと思いますが私が幼かった頃のお年寄りってのは本当に、お年寄りらしいというか地味で背中も曲がりきって心身ともにご老体、って感じのかたが多かったのですよ。
で、それでいて自分の母方の祖父とかには多少の畏怖心等はあっても嫌悪や醜悪さを感じることはなかったです。それは私の祖父が、たいへん男前でして年取ってもダンディで威厳があったからだと思います。
お年頃ってのはビジュアルというんでしょうか外見的な面が自他とも気になりだす年齢ですよね。
女の子がクタビレタおっさん見ると不潔な感じがして嫌悪感を持ち易いというのは、よくある話ですけど男の子だって同様に異性の容貌等に非常に敏感になるでしょう。
ある意味、男性のほうが女性全体に対するイメージに甘い憧憬や期待感を持つ傾向が強いようですから、その反動で、ロマンチックなイメージを覆すような老婆の姿を目にしたくないということなんじゃないでしょうか。「興醒め」なんですかね。
また男性は一般に嫌悪を感じる異性ですと視線を外すとか近くに寄らないといったしぐさをすることが女性以上に多いように見受けられます。好意がある場合には、もちろん、この反対になりがちなんですね。目でジ~ッと見詰めてしまったりね。(自意識の強い恥ずかしがり屋は、この限りでないでしょうが)
まして貴方にとって、おばあ様は存在感が大きかったようですから。
ロマンチックな気分に浸りたい、美醜に敏感な年頃の自分の生活に老いさらばえた老婆が大きく食い込んでいる興醒めさ…という。
そこへ差して養育者、支配者から逃れたいという反抗期でもあるわけだし。
なんか身も蓋もない言いかたになってしまいましたが「いずれ行く道、老いの道」です。
いわゆる「オバタリアン」ですとか年配女性に対する風当たりが殊更強い風潮の昨今ですが、ビジュアル全盛というのかカッコばかりつけたがる時代柄もあるのでしょうか。
おばあ様にも青春の頃があり若く美しかった時代があったことでしょう。
長い道のりを歩いてこられたのです、いたわって上げてくださいませね。
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